借金だけ片付けて再生した様に見せるのはそれ程難しい事ではない。
経営者の人生を再生する事が一番難しい。
何故なら、借金だけを片付けても本当の再生ではないからです。
借入の事は色々な人に相談出来ない。
取引先に相談すると信用不安になる。
友人にも家族にもなかなか本音で相談出来ない。
その盲点をついて商売をしている人がいる。
許せない行為である。
再生の知識の無い経営者を食い物にして
経営者の人生をメチャクチャにしている。
ある相談者が遠方から来ました。
色々話を聞いていると経営者の意向を無視した債務処理(整理屋)に
痛い目に合っていた。
結局、債権債務の時効を利用し、債務整理をするやり方でした。
その経営者の人生の歴史や地元で築いてきた信用など無視し、
ただ借金を整理したらいいだろうと言うような行儀の悪いやり方でした。
結局、税務署まで高圧的な言い方をしたため
その経営者に対して税務署からの差し押さえもすぐにしてきた。
逆効果であるのは明白なのに経営者を助けるのではなく、
儲ける事を第一に考えている。
そのような輩を排除する為に中小企業経営者の
再チャレンジ社会の構築を目指している。
藁をもつかむ思いで頼ってきた経営者を地獄に落とすような輩は
絶対に許せない。
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本格的な詐欺師が事務所と店舗を借りて、ひどい目に会ったことがあります。
そのテナントは、下着の訪問販売の会社です。
その頃シャルレとかが非常に脚光を浴びていた。
借りに来たときは、ビシッとスーツを着て、男前で、持っているものも一流で
出来るビジネスマンと言う感じでした。
不動産仲介業者が紹介してくれたのですが、私には非常に怪しい匂いがした。
絶対に何かやらかす感じがした。
毎日その事務所に訪問し、様子をうかがっていました。
もっともらしい理由で家賃も遅れ気味になりました。
社長に詰め寄っていきました。
弊社のテナントだからと安心して、知っている業者が取引していた。
支払いもほぼしてない事が発覚してきた。
何とか支払いをさせて追い出すしかないと考える。
怯むことなく詰め寄る。向こうも音を上げてトンずらしてしまった。
従業員は出資もし、給与も支払われず、痛い目に合っていた。
商品は、大量に横流しをし、資金化していた。
後でわかりましたが、九州福岡で逮捕されたそうです。
しかし、詐欺行為と言うのは意外に罪が軽いので、何度もするらしい。
何故なら商行為であり、一部支払っておけば、払う意思があるとみなされるからだと知りました。
そういえば、ややこしい人間が詐欺が一番罪が軽く、収益が上がる。
だから、やめられないと言っていた記憶が蘇った。
東大京大早稲田慶応などを高学歴者を知恵袋として雇い,武闘派は、実弾経験のある自衛隊上がりがいいと言っていた。
商売取引において、騙されないようにする事も大切な事だと思います。その為の目利き力が必要です。
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一番の問題は、霞が関も、議員も融資したら支援だと勘違いしているところです。
誰でも失敗は付き物です。
財務体質が脆弱な中小企業は何か問題が生じて業績が悪化したら
融資も止まってしまう。
中小企業の融資の殆どが今では保証協会付融資になっている。
20年前にはこんなに保証協会融資枠がなかった。
私は阪神淡路大震災で甚大な被害を受け140億の負債から自力再生しましたが
保証協会貸付残高は6000万ほどでした。
その後、金融機関が続々と潰れていく時代となり
昔ながらの企業を育てるバンカーが減りサラリーマン化した銀行員ばかりになった。
素晴らしいバンカーはいますが、数が激減してしまった。
リーマンショックで急拡大して更にコロナで考えられないほどの
保証協協付融資が広まってしまった。
恐ろしいことに本来してはいけない保証協会付融資をさせて
プロパー融資を返済させて将来のリスクを減らしていった金融機関は山ほどあります。
そして中小企業庁が中小企業活性化協(旧:中小企業再生支援協議会)を設立して、
銀行業務のサポートをしていまい、取引企業の内容を詳しく知ろうとしなくなった。
数字だけで判断して保証協会が融資すると言えばそれでよしみたいなことをあります。
信用保証協会は保証料をがっつり取っているのに払えなくなると金融機関が代位弁済するから
その融資残を金融機関に支払います。つまり、金融機関は全くリスクないわけです。
だから、コロナ融資は絶対に将来返済されないだろうと分かっていても金融機関は融資拡大に勤しんだ。
ゼロゼロ融資と言いながら政府から1,7%の利息をもらっていたから
最高益をたたき出していた。つまり、保証協会制度は金融機関保護策でしかない。
企業は業績が悪くなり行き詰まると金融機関は保証協会付融資を代位弁済させて
リスクヘッジするわけで、取引企業が倒れても痛くもない。
リスケしようと思うと金融機関は活性化協議会に行けという。
何故ならそこに入るとメイン銀行が旗を振ってリスケ交渉しなくても協会入りすれば簡単にリスケできるからです。
金融機関の本部からも文句も出ないから、支店としてもやり易い。
取引企業を思ってやっているのではなく自分たちが楽だからである。
そこで認定業者から経営改善計画を策定しますが、
マニュアルに沿って作られており、実際にその通りに改善できる企業はレアである。
認定業者は会計事務所などですが2~3か月で作成します。
そんな簡単に事業が改善できるなら世の中の中小企業はすべてうまくいきます。
改善計画ではなくて借入金返済計画でしかない。
リスケすると融資もされないですから出来る範囲が限られています。
単なる延命措置でしかない。
日本の悪いところで先送りして死を待っている状況下に置かれます。
個人保証制度を無くすと言っているが法律で無くしているわけではないから、
まだまだ個人保証を取っている。弱い中小企業ほど雁字搦めに取っています。
大企業が破綻して何千億も借入をカットしますが中小企業には簡単にはしない。
活性化協議会に入り全行一致なら出来ないことはないが1行でも反対されると出来ない。
コロナ禍にこの制度を過半数にするということで
協議に入ったと日経に出てましたがその後は何にも進展がない。
恐らく金融機関の反対があったのかもしれません。
いつまでも経営者責任追及だけは緩めません。
失敗してリセット出来ない中小企業制度は甚だおかしい制度だと訴えています。
だから、日本に中小企業はチャレンジできないし、活性化しない。
会社がおかしくなると必ず金融機関がいうことがあります。
社長そろそろ諦めて破産した方が楽じゃないですかと言われます。
それは破産後に待っている人間の悲劇を経験したことないから
容易く言いうのだと思います。
約10年間島送り状態になり融資は受けられないし、この時世でカードも保持できない。
馬鹿げた話だと思います。いつの時代の制度でしょうか。
米国の様にリセットするために手段であるべきです。
トランプ大統領も数度破産して会社を大きくしていっている。
中小企業経営者の再チャレンジ社会を構築しない限り日本の中小企業の未来はない。
以上のような実態は
衆議院議員や参議院議員、首長や地方議員や役員も実態を把握していないから
ピンボケした制度ばかりやっている。
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8月は、大きなチャンス。
どんなチャンスかと言うと金融機関といい関係を築くいい時期です。
金融機関は、お盆も営業しています。
ですから、8月になると順番に盆休みをとっていく。
取引企業は、お盆休みに入り、開店休業状態。
結構、時間的に余裕がある時期です。
私は、この時期に積極的に銀行員と会って、
コミュニケーションを図っていた。
そういう小さな積み重ねが借入する時にスムーズに出来る様になる。
今まで金融機関との関係構築を図って来なかった経営者にとっては、
チャレンジするいい機会です。
貴社の将来を語り、理解をしてもらうこと。
協力者になってもらい相談できる関係に上手く持って行く。
やれば、何ともない事です。
やらないと、いつまでも金融機関との間の距離感が縮まらない。
事業拡大は、自己資金だけでは、絶対出来きない。
金融機関との関係性の構築を図っておくこと。
必ず、役立ちます。
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コロナ感染症の飲み薬が約250万人分期限切れで廃棄された。
350億円以上の税金の無駄使いです。
このようなことは役所では黙ってだれも責任取らず闇に葬られている。
中小企業は業績が悪くなると必ず経営責任を問われる。
大企業は記者会見して儀礼式に頭を下げて莫大な退職金ももらってやめる。
銀行団は債権放棄をするのも雇用を守る体で大幅カットする。
中小企業はコロナ禍で過半数の同意で債権カットと言って審議すると
言っていたが未だに何も決まらない。
自分たちの都合のいいことはすぐに審議して決着するが、中小企業のことは
後回し。
中小企業の再生をするのにどうしても邪魔になる制度が未だにたくさん
残っている。
個人保証制度・破産制度・信用保証協会制度など政治家もどこがおかしいか
意味が分かっていない。
世間受けすることはするから何も進みはしない。
中小企業経営者だけでなく多くの方が声を上げてくれないと
進まないのかもしれない。
関税交渉も7回も行って何も決まらない。1回1千万以上税金を使って
交渉しているにもかかわらず。
情けない日本です。
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