年末は中小企業の資金需要が高まる時期です。
出遅れると融資が難しくなるなど、
特殊な事情があります。
企業側に特殊な事情があるように、
銀行側にも特殊な事情があります。
それは3月の決算です。
年末年始になると、各銀行は決算を視野に入れて
取引企業の査定を行ったり、
融資実績の積み上げをしたりします。
そうした銀行の事情を理解しながら
上手に交渉をするのが
中小企業の社長さんに求められることです。
詳しく解説します。
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【打たれ弱い二代目社長が多い原因】
残念なことに、最近の二代目社長はすごく頭はいいのですが、
打たれ弱い人が多いと言わざるを得ません。
特に決断を迫られた時、難しい場面に直面した時に弱さが露呈します。
私が考えるに、これは日本の社会構造が関与していると思います。
日本の少子高齢化は解決困難な泥沼にはまっています。
この状況で育てられた男子はとにかく甘やかされています。
母親にかわいがられ、好きなものは何でも与えられてきた人が多いのです。
昔は「かわいい子には旅をさせろ」と言いました。
もちろん、「旅」とは、旅行だけを指すものではありません。
「いろいろな困難」という意味です。
昔は不条理なことをいっぱい経験して打たれ強い男子が育ったわけです。
ところが現代は違います。怒られたことがない、屈辱を味わったことがない。
とにかく生まれてから屈辱、挫折を味わっていない人が多いのです。
そんな二代目が跡継ぎになると、「打たれ弱い社長」になってしまうのです。
【存在感を増す女性社長】
近年、逆に存在感があるのが女性社長です。
美容、健康、飲食、ファッションなどの分野で創業社長としての活躍が目立っています。
そもそも女性のほうが優秀です。高校のクラスを思い返してみてください。
女子生徒のほうが真面目できちんと勉強していたイメージがあるでしょう。
これは社会においても同じです。
私がお付き合いをしている女性社長たちも一様に真面目で、アドバイスしたことを
すぐに実践する行動力を持っています。だから業績も良く、成長していっています。
素直に聞いて忠実に行なう。これは、成功する社長の条件と言っても過言ではありません。
しかも、男性社長のように無駄な遊びをしません。これも強みの1つでしょう。
私が顧問をしている会社では、優柔不断な二代目の息子を辞めさせて
娘を社長にした会社もあります。この英断で業績は一気に上昇しました。
【女性社長の弱点】
しかし、女性特有の弱点もあります。
これから書くことは、あくまで傾向であり、個人差があることを前提に読み進めてください。
まず、お金の管理が苦手です。
資産表の見方が分からない、資金繰りがわかっていない、
銀行とのかけ引きが苦手、つまり、お金にまつわる管理が苦手なのです。
これらは、社長としては致命的です。
中には「苦手なお金の管理は、税理士に任せておけばいい」と考えている女性社長もいます。
確かに税理士はそのための存在ですが、身を持って経営を学んだ税理士はほとんどいません。
数字合わせだけやってる税理士に任せっきりにしておくといつかとんでもないことになっていることがあります。
お金の管理は社長として必須の仕事です。
女性社長が押し並べてお金に弱いのは、経営のイロハを教えてもらっていないからです。
発想やセンスが良くて創業するのはいいのですが、会社を存続させるためには経営力が必要になります。
経営力を備えた女性社長がどんどん出てくるようになれば、社会はもっと活性化していくでしょう。
【人材不足時代、中小企業にとって「女性の登用」は重要キーワード】
中小企業の幹部として、女性が活躍するケースも徐々に増えています。
先日面白い話を聞きました。大企業でキャリアを積んだ優秀な女性が、
小さな会社の求人に応募してきたというのです。
話を聞いてみると、「子育てのために一旦退職したが、
もう1度仕事をしたい。でも、将来、もう1人子供が欲しい」という条件でした。
本当は大きな企業に就職したいが、「将来子どもが欲しい 中途入者」では、
どこも採用してくれなかったのだそうです。
その話を聞いた社長は、「子供?いくらでも産んでよ!」と、
二つ返事でその女性を採用しました。
社長にしてみれば「こんないい人材が、ウチの会社に来てくれるなんて」と、
感動ものだったのです。
案の定、彼女は期待以上にやってくれる
素晴らしい人材で、会社に大いに貢献してくれています。
女性の採用は、社長のファインプレーだったと言えます。
中小企業では、労働力不足が構造化し、
中途採用で優秀な人材を取るのは不可能な時代です。
中小企業にとって女性の登用はキーワードになるに違いありません。
いかに優秀な女性を使いこなすか。これも、成功する社長の必須条件になります。
そのためには、いかに女性が働きやすい職場環境を作るところから始める必要があります。
株式会社Jライフサポート 三條慶八
世の中には天才肌の素晴らしい人もいます。
たいていの人はそうではない。
その中で成功する人と成功しない人に分かれる。
ウサギの耳、背中に目を付けろと中華料理の脇屋シェフが
若いころから師匠から言われていたそうです。
周りを見て感じ取り、先を読める力がないと
絶対に成功しないという意味。
厨房で皿洗いをしていても
ただ皿洗いをしているのではなく、
機転を聞かして皿を出したら材料を取りに行ったり
素早く出来るかどうかが分かれ目だと言う。
ただ言われたことだけをしていては駄目だということです。
ウサギの耳、背中に目を付けたお陰で
色々なことを学び取り日々の努力を怠らず
確実に階段を上がり脇屋シェフは今の地位にたどり着いた。
私も大学生から親の会社に入社して
朝早くから夜中遅くまで働いていた。
毎日、社長である親父に怒鳴られ怒られていた。
怒り出すと止まらないので、とにかく一度の過ちを
二度はしないと心に決めて仕事をしていた。
反省ノートを書いて1つ1つ仕事を覚えていった。
出来ない自分が悔しくて毎日寝床で泣いていた。
いつか親父を超えてやるんだという気持ちしかなかった。
あの時に教わった仕事に対する
厳しさが今に生きている今では親父に感謝しかないです。
誰よりも深く考えて、誰よりも勝ったアイデアで
誰よりも完璧に仕事を熟さないと
勝ち抜けないのが仕事の流儀だと思う。
勝つための流儀を極めていった社長は成功する。
常にレベルアップしないと崩れ去ってしまいます。
誰にも仕事に対する流儀はあるはずです。
しかし、それをどれだけ極めるかがすごく大切なことだと思います。
もう完璧だと思った瞬間が負けの始まりです。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
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◎社員が失敗をした時、社長としてどう対応すべきか?
【失敗後の悪い対応例】
人間、どんなことでも活動していれば失敗はつきものです。
自分の会社の社員が失敗をすることも、
当然あります。
問題はその時にどうするかです。
悪い例といい例を紹介しましょう。
一番悪いのは、「何をやってるんだ!」と頭ごなしに怒ることです。
実際に、
「うちの社員は失敗ばかりして腹が立つ」
「せっかくオレがつないだ得意先が切れてしまった。頭に来る!」
という愚痴をよく聞きます。
中には、誰が失敗したかを突き止める
「 犯人探し」をする人もいます。
社長がこういう態度では、
社員は萎縮して、言われたことだけしかやらない
平凡な人材になってしまいます。
新しい発想など生まれようもありません。
最悪の場合は、失敗を隠すようになってしまいます。
小さな失敗を隠すうちに、
その失敗がだんだん大きくなることがあります。
たとえば、売掛金の集金が滞ったことを隠したとします。
1回だけなら小さな金額ですが、それが重なるうちに大変な額に
膨らむことがあるのです。
小さな失敗をすぐに報告する
会社の体質を作ることが重要です。
【失敗後の良い対応例】
逆にいい会社は、
同じ失敗を2度としないようにみんなで共有します。
そのためには、失敗をすぐに
報告することが肝心です。
私が顧問をしているある会社は、
会議に面白いルールを設定しました。
会議で失敗事例を報告した社員に300円の
報酬を出すというのです。
一方、成功した報告の報酬は100円。
失敗の方が高いのです。
しかも、「いい失敗」には、
みんなで拍手を送るというから驚きです。
このルールができてから、社員が積極的に失敗を報告し、
失敗が成功につながるようになったと言います。
この例からも分かるように、
「失敗= ダメ」と決めつけてはいけません。
「失敗してもいい。思うようにやってみろ」と
言える社長がいる会社は伸びます。
そして、同じ失敗を2度としないようにして、
次の大きな成功のためにすればいいのです。
私も若い頃、ある先輩に「人は失敗しないと成長しない。
だからお前も若いうちにたくさん失敗しておけ」と言われました。
社長が失敗を許せば、社員はたくましく成長します。
中小企業には、最初から一流の
サラブレットのような人材は入ってきません。
失敗をして経験を積んだ社員は、
雑草のような強さと粘りを身につけます。
それが人間を育てるということなのです。
一番分かって欲しいのは社内での1番の失敗経験者は、
社長自身だということです。
株式会社Jライフサポート 三條慶八
日本のアパレル・雑貨など生活産業の衰退は強まるばかりである。
長いデフレの煽りを受けて日本独自の文化が消えて行き技量ある職人が生活できなくなり廃業していった。
ヨーロッパは自国の文化に誇りを持ち育てていくために職人を大切にして給与水準も高い。
日本は職人は技量あってもなかなかいい生活が出来ない。
100円ショップが出来たときに衝撃だったが私は納得できなかった。
これは発展途上国の人が使うもので日本で売るものではない商品が売られていたからです。
100円ショップによって多くの日本の中小企業がやっていけなくなるだろうと想像できた。
日本の文化が香るものや日本独自の技術が光るものなど絶えないように支援し続けるのが政府の役割ではないかと思う。
政府はどこを向いて仕事をしているのかと疑問に思うことがある。
日本には欧州と同じく地方には伝統工芸や食文化など質の高いコンテンツは数多く存在する。
羽田未来総研がその担い手になり世界に誇れる日本独自の商品を開発して送り出そうとしている。素晴らしいことだ。
地方にはたくさんの埋もれている商品や技術力がある。それを世に送り出させるプロデューサーが居ない。
少子高齢化により地方が衰退していく中地方活性化の一役を担うブランド力あるものが出てくるはずである。
インバウンドが盛んな折に日本が売り出せるブランドを掘り出していくことが大切です。
性格的に日本人はオレオレと自分から率先して出ていかないから難しいところがあります。
外資に勤めていた友人に聞くと『これが出来る人いますか?』と尋ねると外国人の多くは出来なくても手を上げると言っていた。
出来る日本人は手を上げないらしい。その性格もあるのかもしれない。日本人は真面目で正直である。
パリオリンピックと東京オリンピックの選手村の管理やシステムなど東京は完ぺきだったそうです。パリは苦情もたくさんあったそうです。
日本はそれほど優秀だから、きちんとしたブランド戦略を立てるべきである。
世界に飛び立つには変えていかないと駄目である。
日本も日本人も切り替えないといけない。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
会社が上手く機能させるには大変な苦労がある。
ひとりの社員がやりたいと思っている仕事をさせると人それぞれ適材適所がある。意外に自分では理解できていない。
周りの人間はいつもその人を見ているとついやってしまっていることが見えてくることがある。
その人の無自覚な才能が発見できるのです。
その予想外の才能を見出してもらいそれを極めていった方がその人にとって絶対に幸せな人生を切り開くことが出来るはずです。
ついやってしまったを観察することで周囲のメンバーの才能についても手っ取り早く見出しリスペクト出来るチームを構成できる。
最強のチーム作りが出来る方程式である。
営業が苦手な人に無理やり営業の目標を達成しろと言っても無理な話である。
人によって得意技が違うわけです。
その得意技を見出し伸ばす方が会社にとってはいい。
日本の悪いところは悪いところを指摘してばかりで委縮してしまう傾向がある。
オリンピックで外国人コーチを招き大成功している競技も多い。
必ずあなたは出来るからと自信を持たせて伸ばすと言っていた。
人は何か才能を持っているはずです。
その才能を見出すのも会社や上司の能力でもあります。
そのためには観察力が必要である。
無理矢理はめ込んだ仕事をさせるより
その人の才能を活かせる職場を任せた方が生産性も上がり会社に取ってすごくプラスになる。
人材不足の時代だからこそ有効な人材活用をしないと会社の成長も望めない。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八