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経営コラム

経営のヒントや考え方、時事トピック等をお届けします
メルマガ4月4号
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 負債140億の会社を 自力再生した経営者だから言える! 『知らないと損をするメルマガ情報』 メルマガ4月4日号 株式会社Jライフサポート 経営アドバイザー 三條 慶八 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ###name### さん Jライフサポートの三條です。 いつもメルマガを読んで頂き、 ありがとうございます =================================== ◆YouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg =================================== /////////////////////////////////////////// ■悩める中小企業経営者のための 事業再生コンサルガイド「経営快速」 https://www.keiei-kaisoku.com/ /////////////////////////////////////////// ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ◆コロナ危機突破術セミナー◆ ●2022年度【東京会場】 5月21日(土)13時~ 7月23日(土)13時~ 9月17日(土)13時~ 11月19日(土)13時~ ■2022年度【大阪会場】 6月25日(土)13時~ 8月27日(土)13時~ 10月29日(土)13時~ ★詳しくは、HPをご覧ください ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ ピンチをチャンスに ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ コロナによって 会社が危機的な状況に なった企業も多い。 会社に出社しなくなり 事務所を縮小しようとする 動きも広がってきた。 オフィス家具メーカーは 新規の事務所開設がなければ 売上は望めなくなる。 この危機的状況から 最高益を生み出した企業もある。 オフィス家具というのは コクヨ・内田洋行・オカムラ・イトーキ という順番のシェアになっている。 第三番目のオカムラが 利益で首位に躍り出てきた。 世の中の環境変化の裏側では 必ず新しい需要の芽が出てくる。 その芽を見つけ出したものだけが 大きな勝利を勝ち得る。 オフィスを縮小するとなると 要らないものを省き、 今までの人員も収容でき 尚且つ、オフィスに集まることで 新しいアイデアが 生まれなくては意味がない。 その助けとなる オフィス革命を起こし オフィスの在り方を変えたデザインと WEB会議専用のテレキューブを開発し 爆発的な売上をオカムラは達成した。 三人寄れば文殊の知恵を言うが 単なる作業場でなく 知恵を絞る場と 事務所が変わった。 オカムラは大ピンチを 大チャンスに変えたのだ。 どの企業にも当てはまる事案であり、 ピンチだからこそ、 いかに新たな芽を 見つけ出すかである。 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 進まない中小企業のDX ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中小企業の デジタルトランスフォーメーション (DX)はハードルが高い。 財務会計や勤怠管理、 販売管理、在庫管理など 一部業務をIT化することは 増えては来ている。 全社的に業務の見える化を図り 効率的に運用して 生産性を上げることまで 出来ている企業は稀である。 多くの中小企業は何をしたらいいか その資金はどうして捻出したらいいか などを考えていると 動けなくなっている。 NPO法人のITコーディネーター協会 が認定するITコーディネーターは 全国に6400名ほどいます。 地方銀行の取得者が多いのが現状で どこまでその企業にとって 必要なことが出来るかは 未知数のところがある。 収益に直結していることから まず取り組んでいくべきだと 顧問先に言っている。 少ない資金で 大きな効果を生むには 無駄なところに 資金を投入できない。 収益に直結することの 優先順位を書き出して 対処していく必要がある。 大企業のようにすべてを 解決するなんて無理な話である。 少しずつその企業に合った IT化を進めて 生産性向上を図り 作業や業績の見えるかを図り 公平な評価が得られる 仕組みを構築していくことが とても大切なことである。 何故なら見える化をしないと 社長との人間関係や 上司との関係性によって その人の評価が決まるようでは 本当にいい人材が定着しない。 DXは作業の効率化と 評価の公平性を両立させるために 欠かせないものである。 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ 完全栄養食 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ 必要な栄養素を 摂取するために 完全栄養食が注目されている。 BASE FOODがコンビニなどで 販路を広げている。 コンビニに行ったときに 何だろうと気になっていたので、 購入して食べてみた。 すごく美味しいものではないですが 人気が出て売れている。 健康に非常に関心のある人が増え このような商品が開発され 広まっているのだと感じる。 日本ほど健康に関心がある国は 世界でもないと 聞いたことがあります。 出版社に聞いても 必ず売れる本は 健康に関する書籍だと 言っておりました。 非常にユニークなコマーシャルを 展開している日清食品は 300以上完全栄養食メニューを 開発している。 日清書品は社員食堂や宅配で 販路を広げていっている。 森永の完全栄養食ゼリーの INは売り切れするほど 完全栄養食として 認知されている。 今の時代SNSが発達して 時代に沿ったものは 火が付くとアッという間に 広まっていくことが分かる。 昔のように暴飲暴食して 乱れた生活をしている人は 本当に少なくなってきて、 健康に気遣いながら 生活を送っている。 人生100年時代となり 健康で元気で居たいと言う 願望が強くなっているから 益々完全栄養食などが 注目されていくはずである。 中小企業もこの時代の変化に 即応した商品開発やサービスを発案して 成長させるビジネスチャンスも 広がってきている。 経営者が時代の変化に対して 鼻が利かないと 成長させることが出来ない。 そこはとても大切なことである。 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ ★お知らせ★ メルマガ登録者・セミナー申込者・ 名刺交換・本のプレゼントなど させていただいたご縁のある方に メルマガを発行させて いただいております。 -+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+ ■■■■配信解除希望の方■■■ お手数ですが、 下記へ配信解除の希望の方は 1、氏名 2、アドレス をメールにてお送りください。 システム上再配信になる場合があるので、 ご理解の程宜しくお願い申し上げます。 送り先: info@jlifesupport.com ■■■■■■■■■■■■■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社 Jライフサポート 代表取締役 三條慶八  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ □東京オフィス: 〒102?0071 東京都千代田区富士見2-2-11 INOUEビル5F TEL 03-6261-3080 FAX 03-6261-3081 □大阪オフィス: 〒531-0071 大阪市北区中津6-5-20 e-mail:info@jlifesupport.com URL:www.jlifesupport.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
売れない店・売らない店:メルマガ3月28日号
◆ 売れない店・売らない店◆   2年以上に及ぶ 新型コロナ禍は、 集客や販促を軸にしてきた 商業施設の在り方を 変えるきっかっけとなった。 オミクロン型のまん延で小売業の取り巻く環境は厳しくなってきた。 このコロナ禍で 百貨店は大赤字に陥りましたが 丸井は黒字化を維持している。 その理由は消費者のニーズに 合わせて取り扱う商品を 変えていったことである。 10年前は7割以上がアパレルが占めてファッションビルだったが、今では2割ぐらいにファッション扱い量は低下している。 丸井は小売りだけで利益を稼ぐのではなくフィンテック、共創投資と3構造にして利益を捻出している。 またイベントを積極に展開して集客力を高めていっている。 銀座にある銀座シックスはテナントがかなり撤退してもうダメなのかと思っていたがテナントをZ世代に合わせたブランドに入れ替えたことで今までにない売上を計上している。 今までの延長線上で商売を考えていてはもう通用しなくなってきた。 どの商売でも言えるが頭を切り替えないと存続できなくなってきた。 ある意味勝ち負けが はっきりする時代になった。 経営者は覚悟を持って 変革を恐れず臨まないと どうにもならない。 すべてのコロナ前の発想では 生きていけなくなったというのは 明白な事実である。     ◆ 社員に気を遣う社長◆   社員に気配りするのは良いが、気を遣うのは間違っている。 コロナで事業を縮小し人員も削減し黒字化を達成した社長から社員のことで相談を受けた。 この社長は心優しい。リストラする時も会社の将来や力量よりその社員が家族持ちかどうかを第一の尺度として選定した。 会社の構造改革を進めようと様々な取り組みをして社長の恩情も理解して社員が積極的に関与してほしいと心から願っていた。 店舗を縮小しリストラしたお陰で固定費が下がり黒字化した。 しかしながら社員は変わろうとしないと社長が困惑していた。 なかなか思うように社内の意識改革が進まないと嘆いていた。 社長はいつも社員に気を遣って自分の思っていることを伝えきれていない様子である。 そこにはこれ以上社員が辞めると業務に支障をきたすから困ると言ううしろめたさがあったと言う。 そのような社長の弱さは社員はすぐに見抜いてしまう。 日々の社長の言動を見ていると社長の性格などは社員にすぐに見破られてしまう。 その社長には次のように言いました。 自分の会社でしょう。それなら自分の色を出してこんな会社にするのだと言うブレない気持ちで社内改革に取り組んでください。 社員のひと言で自分の意思を曲げてどうするのですかと言いたい。 自分が本当に正しいと思うなら曲げてはいけない。社長は絶対にブレてはいけない。 幹部社員は出来れば変わりたくない。現状のままでいってほしいと願っているはずです。 社長との関係性があるから自分の地位は安泰だと安心しているから幹部社員は動かない。 社員には気配りするのは良いが気を遣って自分の意思を曲げるのは良くない。     ◆ グルメサイトの信用失墜◆   食べログなどのグルメサイトはまだ利用者は多いが、点数やランキングを疑う声も多い。 特に若者はGoogleMapやInstagramを使った検索に移行していっている。 確かに食べログで上位の店に行っても期待はずれでがっくりすることも多い。 地元の人に美味しい店を聞いた方がよっぽど確かだと感じる。 若者の検索方法は正しくて実際の利用者の意見を繁栄した検索方法である。 食べログなどお金を使った広告でしかもやらせの口コミなども多く真実ではない場合がある。 地元神戸で評判が悪くボッタくりの飲食店が東京に進出して料金も超一流で食べログでも上位になっていた。恥ずかしい気持ちになった。 それから全く食べログを信用しなくなった。 その経営者が地元であのお客からもっと料金を取ればよかったと話をしているのを人が聞いていた。 経営姿勢が全く間違っている。 地方では評判がすぐに伝わるが東京は広いのでそうではなく一回きりのお客さんを相手にしてもかなりのお客さんを集客できるから商売の仕方も違うのかもしれない。だから当たり外れがひどい。 昔地元神戸で飲食店を展開している時に東京から鳴り物入りで出店してきた店はよく返り血を浴びて撤退していた。 それには理由があります。地方ではその店の評判が広まるには半年で終わってしまうが、東京では23区・東京都・関東そして全国からと3年かかる。 地方ではお洒落だけでは続かないし色々な要素が加味してないとすぐに飽きられてしまう。 その点今の若者は賢明で自分たちの声を拾い信ぴょう性のあるものしか信用しない。 嘘は続かない時代だと言うことです。化けの皮は剥がされてしまう時代だ。本物しか長続きしない時代である。   株式会社 Jライフサポート 三條慶八
経営理念が浸透しない:メルマガ3月21日号
◆ 経営理念が浸透しない◆   経営理念を社員に毎日説明しているのに全く理解を得られていないどうしたものかと相談に来られた。 その経営理念はどの会社でも当てはまるすごく抽象的な文言で一体何を言いたいのか良くわからない。 結構そのような経営理念を作って掲げている中小企業経営者も多い。 それは社長の自己満足であって私たちには何も響かないと社員からの訴えをよく聞く。 経営理念を社員で考えてもらうのは如何ですかと尋ねられる社長もいらっしゃる。 それは経営者放棄ですよとお答えします。 どういう志で会社を経営するかの根本を社員に任せるのは経営者責任から逃げている。 大企業の経営理念は難しい言葉で何行も書かれている事がある。 そのような経営理念は中小企業では必要ない。 その経営理念を聞いてすぐに理解できその経営理念に基づいて行動指針が分かればいい。 中小企業はそうあるべきだ。 スーパーに行っているおばちゃんでも理解できる分かり易くひと言で訴えるべきだといつも言っています。     ◆人材活用◆   コロナ禍で人手不足になり困っている会社も多い。出来る人間にしわ寄せになり生産性向上になっていない企業も多くみられる。 お金の稼げる部署には、稼げる人材を登用し、稼ぐことに専念させないと会社として効率が上がらない。 多様性の時代を受け入れずいつまでも9時から5時までの出勤を週休2日で求め社員を募集している社長もいる。 多様性の時代だからこそ臨機応変に対応すべきである。 40年ほど前に飲食事業をしていたが、なかなか思うような人材が集まらず悩んでいたことがありました。 あの時代の飲食業は今のように高学歴な人はまず来ない。 とても癖のある人が多かった。人のことで色々苦労をしました。 国立大学の学生や有名私立大学の学生を集めてアルバイトだけで店を運営した。 そんなこと無理だと言われましたが、結果的には上手くいった。 仕入れからレジ閉めからシフトの管理まですべてやってもらった。 自分たちで責任もって運営してくれた。学生では考えられない時給を支給していたからいい人材が集まった。 社員で運営するよりキチンと運営出来たので、頭を切り替えて社員にこだわるのを止めた。 そのお陰で多店舗化も出来た。 また若者の商売をするときに色々意見を言ってくれて有難かった経験がある。 最近たくさんの相談を受ける中で45歳以上の中間管理職が構造改革するのにすごく弊害になっている事が多い。 何故なら45歳以上の管理職は今までと同じようにしたいからです。 変化をとても嫌う。 それによってコロナ禍の会社の構造改革が遅れている中小企業も多い。 結局は経営者のやりきると言う覚悟しかない。     ◆ リスキング◆   中小企業のリスキリングは、非常に遅れている。 だから、中小企業の生産性も悪い状態のままである。 最近デジタル化など事業環境の変化に対応するためには社員の学び直し(リスキリング)が欠かせないと言われている。 先進国ではすでに進んでいるが、こういうことは日本の中小企業は非常に遅れている。 それは中小企業の粗利益率が低く、その費用を捻出するのに困っている状況だからである。 鶏が先か卵が先かという問題です。 先行投資して早く会社の生産性を上げるスキルを上げる努力をしなければ会社の将来は無くなってしまう。 社長本人が覚悟を決めて自ら変わり学び直し独自のシステムを構築した会社がある。 倒産危機に会った金型工作所のIBUKIはデジタル人材育成に力を注ぎ売上を2倍に増やして復活した。 社長がどう変われるかにかかっている。 アフターコロナを考えると待った無し状態である。 石油が高騰し、資源が高騰し、あらゆるものが値段が上がっている。 必要とするものも手に入らない状態である。 コストが上がった分をお客様にすべて転嫁できればいいがそうは行かない。 特に中小企業は転嫁が難しい。 頭を切り替えてやり方を変えて超効率的な経営をするしかない。 無駄を省き生産性を上げるしかない。 これが出来ない企業は5年後・10年後には存在できない。   株式会社 Jライフサポート 三條慶八
本質をつかむ経営:メルマガ2月7日号
◆ 本質をつかむ経営◆   価値観が多様化して大ヒットを生み出すこと自体非常に難しくなった。 国民的アイドルとかは昔の話になった。多様化して好みが細分化していった。 小売業もサービス業もすべての業種でも同様で無難なものは売れない。 ゼロベースで考える必要があり、固定概念などは捨てる必要がある。 過去からの想像では失敗する。 顧客のニーズは何か何を求めているのかそこを深堀して追求する。 自分たちの強みを活かしお客様の心を鷲掴みにして虜にしないとダメである。 そこには妥協が命取りになる。経営者として考え抜く力が求められる。 均等に利を生むことはもうない。利があるかないかしかない。 お客様の心が読めるかである。経営に一切の妥協は禁物である。     ◆失敗は成功の元◆    社員が育たないとか社員が思うように働いてくれないとか言って悩んでいる社長が多い。 多くの社長は社員が失敗するのを恐れ色々指示をしている。 だから社員も受け身になり責任も持ちたくないし、独創的な発想もしない。 よくよく考えて見ると会社での一番の失敗者は社長なのです。 にも拘らず、社員にも失敗を責める。だから、社員は前向きに働かない。 九州に社員がイキイキして活気に満ちた会社があります。 元々ワンマン社長でしたが、頼りにしていた社員が辞めて社長の考え方を180度変えて大成功を収めている。 社員の失敗はすべて社長の責任で責任を一切問わない。 社員の中には何千万や億単位で会社に損害を与えたものもいる。 しかし、その社員はその失敗を活かしその何倍も会社に貢献している。 それでも創業以来ずっと黒字化を続けている。 社員がこれをしたいと言うと『やってみたらいい』と必ず言ってやらせる。 任された社員は何としても成功したいと頑張るそうだ。 自分で考え、自分で決断して前に進む力を社員がつけていく。力強くたくましいから創業以来黒字化を 続けている。 社員の力を信じて社員もそれに応える。 相乗効果が生まれて会社は好転しいく。 そこまで行くには社長も相当な苦労をしていたと思うが地道な努力が実を結ぶ。 ここまで行くと他社の追随を許さない。 そうなると一人勝ちになり益々発展していく。社長の生き様でしかない。     ◆ 純粋さが成功◆    珈琲ブームでスタバックスを筆頭にカフェが乱立し出した。 その一方で昔ながらの喫茶店が街から姿を消していっている。 珈琲専門店は増えていっている。 その中で異彩を放ち注目されている珈琲店がある。 猿田彦珈琲店である。 元々は恵比寿の小さなカフェ店を営んでいたが、その珈琲の魅力に惹かれてコカ・コーラがコラボして 猿田珈琲が世に広まった。 大塚社長は俳優で挫折してスタバのファンから珈琲にのめり込んで独立を果たした。 異色の存在である。 自家焙煎をしてお客様には手間暇かけてドリップコーヒーを提供している。 大塚社長の成功はガツガツしていない純粋さと素直さだと思う。 自分が追い求めている珈琲の魅力を伝えたいと必死に考え行動しているところだ。 なかなか出来そうで出来ないことである。 だから、原宿に出店した店はウイスキーの樽に珈琲豆を入れ香りづけしている。 邪道な方法だと言われているが自らを信じて提供している。 商売は過去に囚われたら終わりだ。 本格珈琲店でありながら焼きたてのパンを提供しているのも美味しい珈琲を知ってほしいと言う 純粋な気持ちから来ている。 如何わしさをお客様が感じたら商売は終わりである。 純粋な一途な気持ちが成功させる唯一の近道だと大塚社長を見ていると感じる。     ◆ 不安になる経営者◆    新型コロナで2年以上苦しいんで来た企業もたくさんあります。 大企業と違い中小企業は体力がないからボディーブローのように徐々に効いている。 多くの経営者は増えた借金をどのように返せばいいのか あるいはもう返せないのではと不安に思っている経営者も多いのではないでしょうか。 この窮地に経営者としてどうしていくのかがとても大切で今後の大きな転機になります。 もうダメだと思って借金付きで会社を売り抜ける人はラッキーだと思います。 多くの経営者はそうは行かずモヤモヤした日々を過ごされていると思います。 借金はどうにでもなるので、それより今後の人生をどう上手く渡っていくかが大切だと考えます。 私は会社の再生より経営者の人生の再生が一番大切だと考えています。 どう軟着陸させて生命力のある人生を取り戻すかです。 そのために今何をすべきかが大切なのですが多くの経営者は何をしたらいいかわかっていない。 正しい方法で正しい順番でコツコツと積み上げていくしかない。 だから、早めに準備しないと間に合わないのです。 2~3年前に死にそうになって相談に見えた経営者夫婦は再生もほぼ完了し人生を謳歌しています。 心に余裕が出来ると良い話が舞い込んでドンドン好転していくものです。 そんな社長は沢山いらっしゃいます。 その社長の素直さと愚直な姿勢しか成功への道はないです。 やればできるので、その社長のやる気次第です。諦めてはいけない。     ◆新たな売り方◆    コロナ禍でリアル店舗が大打撃を受けて赤字に陥った店も非常に多い。 コロナ前には、ランチ難民のために移動式の店舗(キッチンカ―)がビジネス街に犇めいていた。 コロナ禍で出社も減り移動式店舗の売上も減り郊外に移動していった。 物販も同じようにコロナの影響で街に買い物をすることも激減してしまった。 こういう時に商才のある経営者は知恵を絞る。 今まで遠方で街に出られずリアル店舗も行ったことのない人に移動式店舗を利用してもらい体感してもらおうと考えた。 すると意外にも珍しさもあり、またその店に行ってみたかったなど多くの利用者が現れ、売上も予想を 上回ることが多い。 人口の密集地域で商売をするのもいいがあまり競争相手が居ないところで勝機を見出した方が利益を生む場合もある。 地方ならではの商売の仕方もあり、画一的なやり方は当てはまらない。 しかし、ハマった時には大きな利益を生むことが出来る。 商売は知恵と工夫次第である。 コロナ禍だからこそ知恵比べが勝敗を決める。   株式会社 Jライフサポート 三條慶八
地銀引当金見直し:メルマガ1月31日号
◆ 地銀引当金見直し◆   地方銀行が融資の焦げ付きに備えるために引当金を見直し始めた。 コロナ融資で金利ゼロの保証協会融資を金融機関は増大させた。 ゼロ金利と言っても金融機関は国から1,7%の金利を補助されていた。 コロナで一番恩恵を受けたのは金融機関である。 そのお陰で金融機関はコロナ禍で好決算になっていた。 金融機関はそれまでゼロ金利政策のお陰で半分以上の地銀が実質赤字経営に陥っていた。 ある意味、コロナで救われた。 緊急事態宣言が解除されて我慢していた消費がドッと拡大したが、一時的なものでしかなかった。 年末年始まではまだ良かったが、第6波が来て、コロナ感染者が急拡大し出し街から人が減っていくと同時に消費が落ち込みだした。 飲食業・旅館業・小売業などかなりの打撃を受けてしまっている。 やっと年末年始に盛り返してきたと思っていたのにキャンセルの嵐になっている。 デパートのテナントに入っている大手アパレルはすべて撤退してビジネスモデルの大転換図るという噂も流れている。 デパート自体も集客力の無いアパレルには出ていってもらい集客力のあるテナントに入れ替えたいらしい。 そのような経済情勢を鑑みて金融機関は取引先の査定を行い引当金を積み増している。 将来の倒産リスクを視野に入れている。 今後資金繰りが苦しくなり行き詰る企業が増えてくると見込んでいる。 更に公的支援を行い資金的な支援をすることは政府としても出来ない状況でしょうから景気は減速局面を迎えるだろう。 アフターコロナの経営をどうしていくか経営者の手腕にかかっている。 しかし、万が一のことも考え経営者としてリスクヘッジを講じないと痛い目にあう。 二段階構えで臨まないといけない。     ◆粗利益とフリーキャッシュフロー◆   中小企業は粗利益とフリーキャッシュフローがとても大切である。 特にコロナ後の経営を考えるとこの考え方が重要になってくる。 コロナで借入額が増えた企業は非常に多いはずです。 しかしながら売上も利益も戻っていない企業も多い。 何とか補助金や助成金で辻褄を合わせている所もある。 売上を取りに行くことばかり考え粗利益が取れなければ行き詰る経営になってしまう。 材料費が高騰し人件費も上昇しガソリンが高騰し商売としては値上げをしないと採算がのらないところも出ている。 だからこそ綿密な計算をして利益を確保する経営をしないと先行きが危うくなる。 顧問先で過去に大手流通業の仕事をして売上を拡大していったが急に自社でやるからと商売を打ち切られた企業がある。 そのお陰で多大な借金を抱え財務状態が非常に悪化して苦しんだ経験がある。 その経験から粗利益とフリーキャッシュフロー経営を基本として各商品別の粗利益を細かく算出している素晴らしい経営者がいます。 多くの中小企業経営者を見てきましたが自社製品やサービスの粗利益を正確に算出している中小企業は殆どない。 だから利益も出ないし、資金繰りも苦しくなる。 その社長のスキルは大したもので是非今まで培ってきたノウハウをパケージにして売ることも考えて欲しいと依頼した。 それが出来れば多くの中小企業経営者が助かる筈です。 何故なら中小企業経営者で一番大事なのは粗利益とフリーキャッシュフローだからです。     ◆ こだわりが競争力◆    新潟県三条市にアウトドア用品のスノーピークという会社がある。 アウトドア用品と言えばアメリカのコールマンが世界的に有名である。 このスノーピークは、5年で売上高を2倍にし急成長をしている。 コロナでアウトドアが更に注目されたが、この会社はコールマンなど競合他社に比べて価格が2倍ほどする。 高価でもこだわり抜いた製品をつくりブランド力を高めている。 安価な商品で溢れているキャンプ業界で異彩を放っている。 他では作れない独創的な商品を提供している。 例えば、紙一枚の精度で形成されたマグカップを他社の倍以上の値段で提供している。 永久保証のアフターサービスも充実している。 それだけ商品に自信があるのでしょう。中小企業ほど粗利益を稼がないと生きていけない世の中になってきた。 利の薄い商売はロットが大きければ成り立つ。 大企業しか無理である。 そこをわかって商売をしないと埋もれてしまい会社も無くなる。     ◆ 小さいから生きられる◆    参入が難しかった日本酒の製造で制限が緩和された。 免許を取得して日本酒製造に参入するスタートアップ企業が出てきている。 需要が伸びている輸出用に限って製造でき輸出専用のクラフト日本酒の若い起業家が出てきた。 それも日本酒業界に居なかった人たちが参入してきた。 若い彼らだからこそ老舗酒蔵が構造的に効率の悪い経営をしていることに気づいてきた。 効率悪いから人手も多くかかります。しかも品質管理に関わる設備も高コストになっている。 酒蔵の非効率的なことを排した小さな生産規模だから経営が成り立つのが分かりIT駆使して製造経営をしている。 このように外から見ると既存の業界の弱点が良く見え改革していけることが多い。 中小企業だからこそできる事中小企業だからこそ成り立つことが必ずある筈です。 そこを顕在化していけば成功を収めることが出来る。 中小企業だからこそ出来ることを極めれば必ず活路を見出せることが出来る。 それこそが中小企業の唯一の生きる道である。     ◆変わる飲食業界◆    コロナで大打撃を受けた飲食業界であるが、大きく変わっている。 和食店で『梅の花』は、豆腐や湯葉を中心にした和食店を展開して上場までしている。 女性や高齢者に多くのファンを持ち堅実な経営をして拡大していっていた。 宴会や会合の会食も減り今までの業態では成り立たなくなってきた。 中華料理の梅香をオープンしたり焼肉のKUROTOAKAをオープンしたりショッピング街や飲食街に 積極的な出店をしている。 ビジネス街から住宅街に出店を舵を切ったお店も数多くあります。 都心の駅前の家賃が高い店でも集客力があったから成り立っていたがコロナによって目途が立たなくなった。 こんなに素晴らしい立地なのに空き店舗のままになっているビルが街の中に存在している。 貸しビル業をしていた私にとっては衝撃的な出来事でした。 コロナによって大きく価値観が変わりビジネスのやり方も変えないといけないのだなと痛感させられる出来事がたくさんあります。 コロナによって今までの常識が通用しなくなった。 経営者は頭をリセットしないと生きていけなくなった。   株式会社 Jライフサポート 三條慶八
ザクロ経営:メルマガ1月24日号
◆ ザクロ経営◆   ゲームや野球で有名なDNAが起業家輩出会社に変貌しようとしている。 創業者の南場会長はDNAから人材を流出したくないと当初は食い止め作戦を講じていたそうです。 しかし、時代と共に考え方がかわり、今では起業家を輩出する会社に変貌させようとしている。 起業する時には出資も2割どまりにして緩やかな関係にしているそうです。 年齢不問でどんどん打席に立たせてあえて失敗50%の仕事を無茶ぶりでさせる。 優秀な人ほど挑戦魂に火をつけて起業を促す。 それが人材育成術だと言っている。 商売のやり方や広告の仕方など全く10年前と違っている。 TikTokなどを利用しヒット商品を作り上げることなどの発想は若者しか出来ない。 自分の感受性と合うからこそこれだとわかる。 感性がずれていると必ず失敗する。 私も20代に20店舗以上の飲食店を展開していたが、30代になり自分の感性と違うと感じ、商売のやり方を方向転換した。 DNAと同じように飲食店をのれん分けして独立を促し自分の感性で店を運営させる仕組みに変えた。 そのお陰で店を閉めることをしなくて済んだ。 反対にどんどんと広げることが出来た。 経営者は年と共に必ず時代に付いていけなくなる。 その時にどうするかで大きく会社が変わる。 いきなりステーキが業績悪化して店をどんどんと閉めていっている。 あれはテレビで見ているとあまりにも社長がお客様の感性と食い違っているのに口を挟み過ぎだと思えた。 商売は感性が大切だ。感性も劣化していく。 それをどうカバーして事業に活かすかが勝負だ。     ◆社長は忍耐業◆   社長は忍耐業である。 特に中小企業の創業者はスーパーマンで何でも一人でやってきたからすぐに口出ししてしまう。 これが人育たない原因である。 しかし、自分ならもっと早く失敗しないで出来るという想いがあり、我慢できなくなり口を出してしまう。 段々と部下は自分で考えるより社長に直接聞いた方が楽だと知るともう自分で判断しなくなる。 この繰り返しが重なり会社全体が受け身となり考えない判断しない会社になってしまう。 出来る社長程そのような会社になり、社長は何故うちの社員は自分で考えず受け身なのかと悩んでいる。 すべて社長に原因があるわけです。 先代がワンマンで会社が考えない受け身の典型的な会社があった。 後継者はとても苦労する。 考えないことが美徳で染み付いた企業だから自発的に考えることをまずすることからリハビリしないといけない。 当初現社長は指示を出さないとか何を考えているかわからないとか色々批判を浴びましたが2年の歳月がかかりやっと自主的に考える会社に変貌していった。 創業時はスーパーマンの社長でないと伸びない時期があるのも事実かもしれないが組織が出来てくると社長自身も変わり我慢を覚えないといけない。 すぐに回答を述べるのは極力避けていくべきだ。 それより質問して自分の意見に近づけようにもっていける技を身につけるべきだ。 絶対に社長は答えを言わない。 こうしたらいいのではもダメである。 答えを待つ余裕がないと社員は育たない。     ◆ 社員は教育しない◆   社員が育たないと困っているという声をよく聞きます。 多くの場合には外部に委託して大金を使って教育しているのに上手くいかないと苦悩を訴えてくる。 いくら大金を使おうが社員が心から納得して共感していないのであれば心の底から動くはずがない。 教育という大それたことを言うから間違っている。 教育ではなくしつけをする。 これが大切だと思っている。 子供に親が何度も何度も同じことを言ってしつけします。 それと同じだと思う。 教育ではやらされた感があり定着していかない。 社員を育てるのは社長の責任であって育つ土壌を作っていないからである。 社長が考えている社員はこうあってほしいと言う基本的な考えがあるなら自ら社員に対してしつこく説いていく努力を惜しまないことです。 たいていの場合には面倒くさいから社員や外部に任せて社長の考えを説いていかない。 中小企業でまだ人数が少ない時こそ社長の考えていることを説いて会社の文化として育てていかないと 会社には根付かない。 愚直にも社長が毎日毎日耳にタコ出来るほど社員に訴えてきた会社は社員が社員を躾していく。     ◆ 社長には右腕が必要◆   才覚あって会社を創業しぐんぐんと業績を伸ばしてきた素晴らしい社長がいらっしゃる。 あまりにも猪突猛進するので周りが追い付いていけない。 社長本人にすれば周りの人間が何故出来ないのかと落ち込んで悩んでいる。 その時に言うのは社長のようなスーパーマンが会社に居たら恐らく独立してこの会社に居ませんよと返答している。 社長と同じ事が出来るだろうと望むこと自体間違っている。 社長の望む3割してくれたら有難いと思う気持ちでないと上手くいかないですよという。 あの大打者イチローでさえ10打席のうち7回ほど失敗する。 人は失敗して成長するものです。完璧に出来る人は誰も居ない。 会社で一番失敗の多い人は社長有る筈です。 成功している社長を見ていると社長を支えている右腕の存在が大きい。 社長一人では会社と社員をコントロールするには限界がある様に思います。 SMAPもやり手のマネージャーが居たからあそこまで成功したと言われている。メンバーの努力もあるでしょうが支える人の力も大きいはずです。 初めから成功を100%望むなんてあり得ないと思います。 自分は失敗しているのに部下には100%成功を望むこと自体あり得ない話である     ◆仕事は平準化◆   アフターコロナで大切なことは生産性の向上である。 先進国で一番生産性が低いのが日本でありますからこれを改善したいと政府は躍起になっている。 高度成長期に人が働く若い人もたくさんいて売上も所得もぐんぐん伸びて将来に希望の持てる日本だった。 その時の流れのまま商売をしている会社も多い。 所謂アナログで商売をしている。 それでも儲かっていたからアナログ経営を継承されている。 そんな企業もまだまだ日本にはある。 現場を見ていると理由のない仕事をしている。 例えば、右から左にモノを移動する時に何故しなきゃならないかと聞くと昔からやっているからと答える現場の担当者がいる。 それは理由のある仕事ではなく作業であって意味のない行為である。 その行為を省いていかない限りいつまでも生産性は上がらない。 例えばAからB、そしてBからCへと作業をしている時にBがとても優秀でBの人に仕事の負担が多い現場をよく見かける。 結局、Bに負荷がかかり仕事がBで停滞している時がある。A,B,Cの作業をストップウォッチで図りAが15秒、Bが30秒、Cが15秒掛かっているなら、Bの仕事をAとBに分け与え平準化して20秒平均の仕事にすればいい。 そうすればスムーズに仕事が出来生産性は20%以上上がり人も減らせることが出来る。 そのようなことを実践してコロナ前より25%以上生産性が向上し売上利益も増大している顧問先も存在する。 人がなかなか集まらないという声もありいかに生産性を上げて粗利を稼がないとコロナ前より増えた借入を返済する原資が出ない。 生産性向上は待ったなしの状況である。実践していかないと会社の将来は無いに等しい。   株式会社 Jライフサポート 三條慶八