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◆ 選択と集中
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
ウイズコロナで大切なことは
選択と集中である。
しかも、選択と集中は
本業でなく
成長が期待できる
収益性が高い事業への
集中投資である。
儲かりもしないのに
しがみ付いて
代々続いている事業だから
やめることが出来ないと
固守していては先がない。
経営者が捨てる勇気がないと
会社の構造改革は
いつまで経っても出来ない。
本業の看板を下ろす
覚悟も必要である。
世の中が劇的に変わる中、
経営者の判断が間違えると
倒産に追い込まれてしまう。
シャープは家電メーカーで
白物家電から携帯電話まで
様々な電器商品を扱っていた。
特に当時収益が良く
すべての経営資源を
液晶パネルに投資してしまった。
中長期的に主力事業に
なり得るかの判断ミスが
命取りになってしまった。
シャープは時代の流れを
読み違えて倒産に追い込まれた。
一方アリババグループは
SARASの影響で
業績が悪化した時に
主要サービスに投資しなかった。
個人消費のオンラインモールである
タオバオへの多額な投資に
大きく舵を切ったことで
今の成功につながっている。
選択と集中というが
時代を読み切って
将来性のあるものに
いかに集中して投資して
競合他社に勝てるかを
検証して進めるべきだ。
なんとなく上手く
生き延びれた。
そんな時代はもう過ぎ去った。
スピード感ある選択と集中が
求められる時代になった。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ イノベーションが会社を強くする
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
現代のイノベーションは
想像以上に進み
会社経営のやり方を
変えていっている。
昭和時代には
社長が知りたいことを
従業員が集計して
統計を取り
表にまとめていた。
それが今では一瞬に検索できる。
システム会社の社長に
こんなことは出来ますか
と尋ねても、
必ず出来ないことはないと
いつも返ってくる。
私の頭の中では
複雑で難しいだろうと思っていても
同じ回答が返ってくる。
アマゾンが単なる
通販会社だと
思っていると
大きな間違いである。
アマゾンは創業以来
とんでもない赤字を
続けていた。
その赤字を見て
将来倒産するのではと
危惧していた人もいる。
それは膨大な商品を
瞬時に配送するための
システム構築に
多大なる開発費を投入し
競合他社が追随できない
ビジネスモデルを作った。
アマゾンは上司が部下に
指示を出すこともないし、
今日誰かが会社を辞めても
支障が出ないシステムになっている。
それほど優れたシステムが
出来上がっているのだ。
コロナ後の会社経営は
いかにイノベーションを進め
会社の生産性効率を
上げていくかが勝負だ。
その為の投資を惜しんでいては
その先はもうないかもしれない。
それほどコロナによって
時代が10年先に
進んでしまった。
もう後戻りはできない。
だからこそコロナ融資を
赤字の補填で
お金をドブに捨ててはいけない。
イノベーションなく
耐え忍ぶなんて有り得ない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 銀行の思うつぼ
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
事業継承してから
問題が露呈して
苦しんでいる経営者は
結構いらっしゃる。
昭和の高度成長期時代
杜撰な経営をしていたのに、
儲かっていた。
その時に資産形成をした
会社は意外にも多い。
その名残で経営を続けて
資産を取り崩して
生き延びている会社もある。
ところが時代が変わり
いい加減な経営をして
維持できるほど
甘い時代ではなくなった。
後継者が金融のことや
銀行交渉のことを
全く理解していないと
銀行の思うつぼになってしまう。
1物件で十分な担保なのに
自宅やその他不動産担保もとり
銀行が全く損をしない
貸し方をしている会社もあった。
後継者が税理士のいう通りに
決算処理をして
銀行から不信を招く結果になった。
一番の問題は、
先代時代の不正経理処理で
社長への貸付金処理が増えてしまった。
問題発生時に
原因解明をして
対策を講じずに
会計処理をしたからだ。
経営者が数字に関心を持ち
銀行対策をどうすればいいか
常に考えておく必要もある。
銀行からの担保設定方法で
融資の額や他行からの融資拡大など
大きく違ってくることを知っておくべきである。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 適材適所の人材活用
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
人の活用方法が
大きく変わる。
企業は足りない人材を
社員を募集したり
パートを活用したり
あるいは派遣で
補充をしていた。
フリーランスという
職業が年々注目されている。
自分のスキルを活かし
自分の働き方に合った
仕事を請け負う。
顧問先の中には
会社にマッチした
フリーランスに依頼し、
仕事も潤滑に回している。
クラウドワークスの
フリーランスを活用している。
若手の経営者だけあって
世の中の流れに乗って
会社経営に活かしている。
社会保険料が高いから
給与を抑えて
個人事業主になってもらい
会社の負担を少なくする。
そのような講習を受け
相談に来た顧問先もある。
これは絶対にやめろと言った。
何故なら会社都合のやり方で
社員の意思を尊重していない。
社員のためになる働き方の
改革をするべきである。
オールラウンドプレイヤーでなく
これは得意だという人材を
上手く会社の仕事にマッチさせるべきだ。
時間・場所など
その人に合った仕事の
やり方を選択してもらい、
効果を上げてもらえばいい。
時代に合った
働き方改革をした方が
効率も上がり
幸せ指数も向上する。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 構造改革と成長戦略
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
【構造改革と成長戦略】
業務用アルコールが売れない。
コロナによって
外食によって
アルコールを消費することが
激減してしまった。
新しい生活スタイルになった。
その影響で家飲みが多くなった。
家で飲むアルコール消費は
業務用のアルコール消費を
カバーしきれない。
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アルコールの消費量は
コロナ以前に戻ることはないと
アルコール業界は推測している。
将来への不安から
家で消費するアルコールも
低価格化に拍車がかかる。
昭和時代のように
ガブガブ飲む人はいない。
健康を軸とした商品に
ニーズが高まり
糖質カットや
ノンアルコールなどの
消費が増えていく。
クラフトビールの需要も
高まり多様化している。
ビールの代名詞である
キリンビールは
「健康事業」へ
大きく舵を切った。
ファンケルを買収したので
その勢いは止まらない。
アルコールだけでは稼げない。
今後アルコール業界だけでなく
垣根を越えて
提携やM%Aが起こり
生き残り合戦が行われる。
各企業が構造改革をしていくが
いかに成長戦略を描けるかが
大きなポイントになる。
悠長なことを言っていると
その企業は消滅するしかない。
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〒102?0071
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TEL 03-6261-3080 FAX 03-6261-3081
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◆ 不屈の精神
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナで大変な思いを
されている経営者は多い。
ダメだと諦めている
経営者もいれば、
不屈の精神力で
この苦難を乗り越えようと
必死に藻掻いている
経営者もいる。
日本で初めてあんパンを製造した
木村屋というパン屋は
誰でも知っている。
慶応大学を卒業して
順当に木村屋の七代目になる筈だった。
木村周一郎は、
経営権争いで
お父さんが社長を退き
木村屋の跡継ぎになれず、
行き場がなくなった。
彼は30歳でフランスに渡り
50年に一度しか出ない天才と
呼ばれたエリックカイザーの店に
修行に行った。
日本に帰り店を構え、
不屈の精神で
どん底から這い上がり
36店舗まで店を広げて
順調な経営をしていた。
当初は全く売れず
色々な取り組みを地道に
日々愚直に努力していた結果
クリスマスに爆発的に売れ
大きな花が咲いた。
コロナの影響で
20店舗は休業になり
5億円を追加で借入した。
従業員は解雇せずに
雇用を維持した。
中小企業にとって
売上がないのに
人件費を払い続けるのは
本当に苦しい事である。
久しぶりに開店したいた
メゾンカイザーの店を覘くと
5人以上店には入れないが
お客様が並んで待っていた。
有名なクロワッサンは
売り切れ状態になっており、
バケットも少ししか残っていなかった。
求めていたお客様が
待ち望んでいた様子が
よくうかがえる。
1つ1つ袋に入れて
以前より手間暇とコストが
掛かっているのがわかる。
どん底から這い上がった
不屈の精神力があるから
生き残り合戦で
必ず勝ち抜くだろう。
コロナ後の経営は
勝ち抜き合戦である。
いかに勝ち残るかが勝負です。
経営者の生きざまが
あらわれる時だと感じる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 暮らし方改革
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
家にいる時間が増え、
家がくつろげる場に
するためにDIY商品が
売上を伸ばしている。
働き方改革と言っているが、
暮らし方改革が始まっている。
業界最大手のカインズは
アフターコロナ商品の
開発を着々と進め
売上を伸ばし続けている。
DIYでも面白い会社がある。
DIYファクトリーという会社で
初心者でもDIYが簡単にできるように
パッケージにして
インターネット販売をして
急成長を続けている。
元々は大都という工具の
卸し業を営んでいた。
卸し業は結局は
値段ありきの商売で
粗利を削って儲からない
将来性ゼロだと感じた。
山田社長は自ら売ることを
インターネットで始めた。
長年続けてきた商売をやめる
ということは非常に勇気がいる。
同じ商品を扱うにも
どうしたら売れるかを
とことん考えて創意工夫した。
卸し商売と違って
売る力があるからこそ
成り立つ商売である。
顧問先でも代々続いてきた卸業を
赤字続きだったので
止めろといって
方向転嫁した会社がある。
その会社は自立して
自分で考え自分で売る
責任ある行動を始めた。
そのお陰で利益率が
大きく改善して
将来が明るくなった。
ネットを上手く使って
どのようにして売るかが
これからの商売の勝敗が決まる。
知恵と工夫で誰でも勝者になれる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ワークシェア
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
働き方が変わってきた。
今までは考えられなかった
出勤しないでよくなった。
特にIT系の会社は
自宅で仕事が出来ることが
分かってしまった。
事務所の存在意義が
無くなりつつある。
東京丸の内は
大企業が多いので、
出勤している人が
激減している。
その煽りで飲食店は
壊滅状態である。
コロナによって
売り上げも下がり
会社の収益も落ち込んでいる。
残業もなくなり
給与も減っている。
経営者として
新たな挑戦をして
売上を上げて
収益を上げて
社員に今まで以上の給与を
出そうと懸命に頑張っている。
なかなか新規事業は
上手くいかないのが常である。
副業が認められるようになり、
会社の暇な時期には、
週に数日出勤でも構わないので、
副業を見つけて
不足分の給与を確保してほしいと
訴えている経営者もいる。
それも1つの方法でもある。
コロナ後デフレが押し寄せてくる
可能性が大である。
副業を認めて、
働き方の在り方を
根本的に変えないと
企業も持たなくなる可能性がある。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 顧客の心理を突く
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
靴業界は苦しんでいる中、
伸ばしている企業もある。
女性の靴専門店である
『ORIENTAl TRAFFIC』
を運営するダブルエーである。
駅ビルやショッピングセンターなどに
103店舗構えている。
原宿になる明治神宮前店は、
連日1~40代の幅広い
お客様が訪れている。
見ていて楽しいという
カラーバリエーションがあり、
多くの商品が数千円という
お手頃感もあり
幅広い層に支持されている。
ヒールの先端部分を
無償修理するサービスもあり
リピーターが多い。
スポーツシューズが売れている中
ナイキやアディダスなどと違い
デザイン性もあり
スポーティー過ぎない
使いやすい色で
履き心地がいい
『ORTR』というブランドも
多くの支持を得ている。
売れない世の中で
ちょっとしたお客様の
【こうしてくれたらいいのに】
を的確にこたえると
売れるのだという証拠である。
この会社は20年には
靴の老舗である卑弥呼を
子会社化した。
40~50代のお客開拓を図り、
客層を更に広げようとしている。
顧客心理をどう突くかが
とても大切な戦略である。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ どこまで本気か?
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
日本電産の永守会長の
経営に対する考えが
とても好きである。
真剣に生きているのが
ヒシヒシと伝わってくる。
一瞬も無駄にしない
生き方をされている。
創業当時に1兆円企業を目指し
本当に達成した。
2030年に10兆円企業への
挑戦を続けている。
大きな目標に向かって
高齢であるにもかかわらず
イキイキと若々しい。
永守会長のモットーは
すぐやる
必ずやる
出来るまでやる
とても共感できる。
その本気度がないと
中小企業なんて
成長が止まり
いつか滅んでしまう。
コロナの逆風の時こそ
チャンスだと言っている。
風がなくとも
凧を挙げるから
問題ないという。
確かにバブル崩壊後に
日本の企業を買収していき
蘇らせて大きくなった。
リーマン後には
海外の会社を買収して
更に成功して大きくなった。
リストラもせずに
社員をやる気を出させて
再生していった。
このコロナ危機に直面し
苦しんでいる会社も多い。
このピンチをいかに
チャンスに変えれるかが
この先にとても重要になってくる。
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◆ ストーリーからの未来予想図
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
何故会社を経営しているのか?
どういうビジョンがあって
経営しているのか?
恐らく社員全員が
聞きたがっている筈です。
つまり会社の未来予想図を
どう描いているのか?
知りたいわけです。
働くものとして
自分の会社のビジョンは
知りたいでしょう。
ところが多くの中小企業経営者は
未来予想図を語っていない。
だから社員は心から信じて
社長に付いていけない。
ソフトバンクの孫社長が
中国のビジネス投資のために
プレゼンミーティングを開催した。
その時に多くの人は
ビジネスプランと戦略を
明確に示して説明した。
アリババグループの創業者である
ジャック・マーだけは違った。
彼は1年に1回しか鳥を食べられない
貧しい家庭に生まれて
大学も3回落ちて
ハーバード大学にも申請したが
10回も断られた。
ジャック・マーだけは
全く戦略はなく
どんな未来を作りたいか
どんな会社になって
世界に貢献したいか
自分の失敗続きの体験談をもとに
熱く語った。
孫社長はジャック・マーの話に
感銘を受け20億円を投資した。
正直に自分の人生を照らし合わせ
会社の未来予想図を語れれば、
社員は感動して付いてくる。
ところが薄っぺらい偽りの
未来予想図を話しても
感動は得られない。
真実のストリーがないと
感動を与えられない。
だから社長が
どれだけ情熱をもって
仕事に取り組んでいるかが
とても重要になってくる。
ストーリーがない
未来予想図には
感動が生まれない。
真実の想いしか
人は感動もしない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ フィードバックできる会社
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
社長はいつも不安である。
本当に自分が描いているように
社員が働いてくれているか
不安でたまらない。
社長が指示したことや
依頼したことなどが
スムーズに社内で行き渡り
実行されているか
知りたいはずである。
パワハラ全開の親父が
『何故上司である社長が
部下であるお前に
あれはどうなっているのか?
と聞かないといけないのか?」
と鬼の形相でよく怒られた。
社長が気付く前に
お前が報告する義務と責任が
あるだろうと滾々と説教を受けた。
あの厳しかった親父のお陰で
今では納得できるし
親父に感謝している。
この当たり前のフィードバックが
社長だけでなく
どの部署でもスムーズに
出来ていない会社が非常に多い。
このフィードバックが出来ていないから
正確な情報が伝わっておらず
間違った商品を作ったり
間違ったマーケティングをしたり
お客さんから見離される。
フィードバック出来る会社は
お客様の心が見えるようにある。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 中小企業激減時代突入
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
政府は中小企業の数を
維持するという目標を
見直しした。
開業数が廃業数より上回る様に
無担保無保証人の
起業資金融資など
様々な策を講じてきた。
コロナの影響もあり
廃業の増加を
認める方針に転換した。
コロナによって
倒産や廃業が増えている。
6月の倒産件数は
前年対比6%増の780社である。
今年の倒産件数は、
1万社を超えると言われている。
来年はコロナ融資の
資金が枯渇した企業が
倒産していくだろう。
3年間の金利ゼロや
返済猶予期間最大5年を超えると
更に耐えられなくなった企業が
倒れていく可能性が高い。
銀行員でさえ
コロナ融資の現状から
返済出来なくなる企業は
5割を超えるのではと危惧している。
銀行は損をしない100%保証だから
余計に冷静に見ている。
元々日本は中小企業が多く
先進国の中で一番
労働生産性が低い。
その原因が中小企業が
多いからだとも
言われている。
製造業の場合には、
規模が大きいほど
生産性は向上する。
日本の99,7%が中小企業で
従業員も68,8%が
中小で占めている。
政府としても日本全体の
生産性向上のために
コロナによって中小企業が減り
社会の構造改革が
加速できると考えているのだろう。
ということは、
中小企業に対して
今後厳しい時代になる。
生産性が低くても
生き長らえる時代は去る。
中小企業激減時代に突入する。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ お客様と繋がっている
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
業績が落ち込んでいる
企業は非常に多い。
そのような中で
お客様の戻りが早く
営業を再開した後に
売上が前年対比3割以上
延びている企業もある。
どこが違うのでしょうか?と聞くと
「なるほどな」と思える答えが
返ってくる。
それは当社は
お客様と繋がっているからです
と自信をもった返答です。
どの会社も顧客管理して
お客様とのつながりを
大切にしていると思います。
どこまでの信頼関係が
築かれているかわからないのが
正直なところです。
お客様とコンタクトしている人間が
お客様のことをどう思っているか
とても重要になります。
大切な恋人や苦労を掛けた親と
同じように繊細で細やかな
気遣いが出来ているかどうかです。
マニュアルに沿って
手紙やはがき、メールなどで
アプローチしているようでは
心が通っていないので
どうにもならない。
そのようなアプローチは
山のように来ているから
感動も何もない。
お客様の心を奪うような
感動的なアプローチをしないと
心は動かないものです。
お客様がいつも
私のことを見てくれていると
感じさせることが大切です。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 利益率が大切
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
中小企業こそ
粗利益率が高くないと
今後商売をやっていけなくなる。
少子高齢化で
市場は毎年縮小していく。
しかも高齢化するので
購買力は減少する。
多くの相談者がお見えになるが
下請けや卸し会社などは
年々利益が減っている。
赤字に転落している会社もある。
価格決定権が無いから
利益率は当然低くなる。
そして、売る力が自社にない。
売ってもらっているから
儲けが少ないのは当然である。
業界の常識の粗利益で
本当にいいのかを
検証する必要がある。
ダブついた在庫や
無駄を省くこと大切である。
在庫処分をするために
バーゲンや値引き販売をしている。
売上ばかり追い求めて
利益率を増やすビジネスモデルに
転換する勇気と気概がない。
値引きしなくても
お客様が買ってくれる
商品やサービスは
どういうものかを
考える必要がある。
粗利益が会社を変える。
会社を変えるためには
粗利益率を向上させるしかない。
中小企業は粗利益が生命線だ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 期限のない仕事は仕事でない
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
仕事をするときに
期限の無い仕事をしていては
生産性は上がらない。
仕事を依頼する時も
期限の無い依頼だと
いつまでも完結しない。
多くの会社を見て来ても
会議で決まったことも
いつまでにどこまでするのか
ということが決まらず進めている。
期限が無いわけだから
自分のペースでことを進める。
商売というのは
時機を逸すると
意味の無いものが多い。
旬が過ぎた商売を
やったところで
誰も見向きもしない。
仕事には必ず期限が
あるのが当然である。
そこを見落として
仕事を推し進めるから
いつまで経っても
成功できない。
大企業などと交渉する時には
ビックリするようなこともある。
1つの交渉ごとに6人も同行して
それぞれが説明をして
責任の所在を明確にしない。
そして急かさないと
期限の設定をしないし。
平気で延期をしてくる。
下請けには厳しいことを言うが
自分たちに責任を来ないように
上手く立ち回り切り抜けようとする。
誰も責任を取りたがらない。
ミスしない仕事をした方が
出世できるのかもしれない。
常にお客様目線で
お客様の立場になり
どうするのかという
根本的なところが違っている。
生産性を上げるためにも
絶対に仕事は
期限を決めるべきだ。
コロナ後は売上が元には戻らない。
ならば生産性を上げないと
利益が増えない。
待ったなしの時期である。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 5つの信念
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナで大変な会社が
復活して浮上するには
どのようなことが必要だろうか。
経営者としてこの危機に対して
【覚悟】をもっているかが
とても大切になってくる。
かじ取りが間違えば
倒産してしまうという
危機的な状況に追い込まれる
中小企業はコロナで
多くなったはずです。
経営者が逃げない覚悟を
持っているかどうかが
成功できるか左右する。
考えていてもしょうがないことも有る。
とにかく早く動きながら考える。
その一瞬の差で勝者になるケースも多い。
【スピード感】のある
経営が出来るかが
とても大切になってくる。
早く動けば修正しても間に合う。
人に丁寧に接することが
商売では大切である。
世の中を動かくすぐらいの人は
どんな人に対しても
とても丁寧な対応をする。
政治の世界は
権力闘争の世界だから
一寸先は闇で不透明である。
政界を引退した大物の古賀誠氏・
亡くなられた野中広務氏などは
ペイペイの人間にも
非常に丁寧な対応で
周りが彼らに惚れてしまうそうだ。
【人たらし】の経営者は
奇跡を起こす。
周りの人たちが助けてくれるからだ。
働いている社員や
取引先の人間までもが
その社長のために一生懸命働く。
無駄にもいろいろある。
やってはいけない無駄と
次に生かせる無駄がある。
社長の意地でやっている赤字事業や
世間体・見栄の商売など
無駄であるからやってはいけない。
ここぞというときには
先々の効果を狙って
行う前向きな先行投資などは
無駄ではない。
チャレンジ精神が無くなれば
経営者として失格である。
生き銭の使い方を知っている
経営者は成功する。
死に銭ばかり使っていては
いつまでたっても花が咲かない。
【生き銭を使う】ことが大切だ。
最後は【知恵】を使うことだ。
商売は知恵比べだ。
いかに人の考え付かない
知恵をひねり出すかが勝負である。
頭のいい高学歴の経営者は
常に勝つとは限らない。
頭で結論出さずに
チャレンジできる度量があるかだ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ お客様が気付かない喜びを発見
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
お客様というのは、
日常生活において
困ったことがない限り
普段通りに
平穏無事に過ごしている。
日々購入するものは
大抵決まっている。
昔なら歯磨き粉と言えば、
虫歯にならないようにする為に
歯を磨くものでしかなかった。
ところが目線を変えて
歯を白くする歯磨きや
口臭予防や
歯槽膿漏予防など
細分化されていった。
今まで漠然と考えていた
歯を磨く行為を
消費者は自分に合った
歯磨き粉を購入する様になった。
今まで顧客が気付かなかった
事に気づくことで
お客様の購入動機となり
商品を買ってくれるようになる。
今までに気付かなったことを
気付かせることで
顧客は購入動機となる。
そこをどう喚起していくかだ。
ずっとお客様を見てないと
気付きはしない。
お客様に新たな喜びを
提供することをしないと
いつまでも同じものを
買い続ける。
商売は『気づき』が
とても大切である。
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◆ 先進国井最下位の労働生産性
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナウイルスの影響で
テレワークが急速に広まり
在宅勤務が増えていった。
その中でどのように
生産性を上げるかという
議論が多くなされている。
日本は元々
就業者1人当たり
あるいは就業1時間当たり
のGDP(国内総生産)は、
先進7か国の中で
最下位である。
経済協力開発機構(OEDC)に
加盟している36カ国の中で
なんと21位である。
イタリアやカナダより低い。
就業者1人当たりでみても
OEDC加盟国で21位である。
生産性運動三原則があり
余剰人員は配置転換して
雇用維持拡大をするという
原則が原因ではないかと思う。
コロナで被害を受けて
赤字であろうと
雇用調整助成金を受けるには
人を切ることが出来ない。
日本の企業の多くは
売上が激減しても
可能な限り雇用を守ろうと
努力をしている。
短期的には労働生産性は
益々低くなってしまっている。
長期的に見れば
コロナ不況からの回復過程で
企業の新陳代謝が起こり
労働生産性が高い企業が
生き残っていくだろう。
それには行政も含め
申請の手続きで複雑で
簡素化できていない。
つまりIT後進国である日本が
根本的な原因にもなっている。
コロナによって
中小企業経営者も
頭を切り替えて
生産性向上を図らないと
生きていけなくなる。
コロナで売上が以前の
5~7割にしか戻らない中で
利益を上げるには
生産性向上しか出来ない。
つまり売上が3~5割減った分
生産性を3~5割上げるしかない。
経済合理性を考えて
作業や仕事のやり方を
根本的に変えていくべきである。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 好奇心が社会的課題を解決
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
アキレスという会社は
聞いたことがあると思う。
子供のころに履いた靴の
メーカである。
靴だけを作っている訳ではない。
コロナによって
アキレスの商品が
様々なところで使われている。
コンビニのレジにあるシートや
飲食店の間仕切りになっている
シートの多くは、アキレス製である。
菌が付着しない仕組みになっている。
元々は靴メーカーで
靴は多くの素材を使うので
そこで培った素材の技術力が
活かされている。
ウレタンのソルボセインは、
アキレス特有の素材である。
ベットのウレタンマットでは
トップシェアを獲得している。
この製品の応用で
多くの商品開発をしている。
陰圧テントなどを医療で使われ
飛散防止シートも使われている。
コロナ対策で欠かせない会社である。
抗菌防護服を開発して
もっと手軽に使えるように
開発中でもある。
常に挑戦する姿勢である。
社会の不具合・不都合なことに着目して
その解決を図る会社である。
飽くなき好奇心があるから
社会問題を解決できる。
困っている人に寄り添う
精神が染み付いた会社である。
その精神が宿っているから
社会的意義のある会社として
成長し続けている。
多くの中小企業が見習うべきことだ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ リセットの考え方
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
売上が減り
借りた資金も
赤字の補填で
消えてしまう企業もある。
先が見えない状態で
借金だけが増えて
返済する自信が無くなり
どうしようと悩んでいる
経営者の相談もある。
コロナ前にいつ戻るか
と聞かれる時がある。
3年はかかるだろうと
回答している。
それほどコロナの影響は激しく、
全業種に広まっている。
ワクチンが出来たとしても
世界中の往来がすぐに
前の様には戻らない。
インバウンド頼みの商売は
非常に辛い長い期間となる。
コロナ融資も限度があり
いくらでも貸してくれるわけでもない。
となると赤字経営をしていると
いつか資金が底をつく。
金融機関も経営が不安定になり
公的資金が投入され
実質破綻金融機関も出てくる。
金融機関も取引企業のことより
自行が生き延びるのに
必死になる時期が来る。
金融の引き締めも始まる。
最悪のことを考えて
手を打っておかないと
次の一手が無くなる。
リスクヘッジを考えるなら
それを見込んで
動いておくべきだ。
そのリスクヘッジの仕方で
将来が決まると思ってもいい。
様々な方法がある。
何を選択するかは
経営者自身の考え方だ。
ある経営者は
このまま続けても
赤字が止まらいと踏んで
社員をすべて解雇して
事業を停止した。
借りたお金を減らさずに
次の勝負時までジッとしている。
コロナの終息後
事業をどう再開したらいいか
検討すると言っている、
1つの方法だと思う。
ある経営者は
もうこの会社では
負の遺産が多くてやれない。
今の中小企業制度ではこれしかなく、
負の遺産を一切引きずらない
変則的第二会社方式の
準備を進めている。
コロナ融資のお金を
赤字の補填にしたくないと
決断した結果の策である。
とにかく経営者は
すべての責任を負わされる。
しかし、破綻すると家族も
守れない状況になる。
だから再起できる種を
最悪のことを考え
数種類植えておくべきだ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ AI時代だからこそ人間性
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
AI時代が訪れ
人が今まで関与してきた
領域が侵食される。
経済効率を上げるには
AIは欠かせないが、
すべてをAIで
カバーできるものではない。
AIは経験から学び
進化していく。
学習能力があるから
素晴らしい。
では人間の価値
どこに見出せばいいのか
がとても大切になってくる。
それは人間性は
AIでは出せない。
AIが進めば進むほど
人間性が大切になり
人間性が問われる時代になる。
商売の中に
AIを組み込み
そこに人間性をどう
いかしていくかが
非常に有効な手段である。
AIに頼るのではなく
AIプラス人間性が必要になる。
中小企業にもAIを取り入れ
経済合理性を高め
労働生産性向上を図らないと
取り残されていく。
その為の先行投資が
必要になってきている。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 責任をとる覚悟
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
責任を取りたくない。
だから、責任を取らされない
やり方をする人が多い。
それでは向上できない。
プロ野球が始まりました。
横浜ブレーブスの監督をして
佐々木投手を擁して
優勝した監督でもある
権藤博氏が
興味深い記事を書いていた。
打たれてベンチに帰ってくると
カリカリして、コーチも監督も
怖くて近寄れない選手がいる。
その最たる人がロッテのコーチをしている
吉井理人だと言っている。
そのような性格だから
アメリカのメジャーでも
活躍で来た。
今では才能ある投手コーチで
引っ張りだこである。
今年は巨人の菅野投手が
全く投げるスタイルフォームを
変えて今年に臨んだ。
長年のフォームを変えるのは
投手にとってとても勇気のいることで
なかなか出来る人はいない。
成功してきた大投手が
フォームを変えるなんて
今まで聞いたことがない。
それぐらい劇的なことである。
これで失敗したら
読売巨人軍の優勝は出来ないし、
菅野投手への風当たりも強くなり
原監督の責任問題にも
発展することでもある。
それを覚悟でやり通し
先日は見事のピッチングをした。
吉井手のように
表に感情を出さないが
吉井並の激しさは持っているそうだ。
商売でも一緒で
責任ある覚悟をもって
やれるかがポイントである。
逃げて無難にこなし
その場を凌げばいいと
安易に考えている社長には
将来はない。
経営者はいつでも
責任取る覚悟をもつ
必要がある。
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◆ コロナ融資とその後
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今回のコロナで
被害を受けた企業で
リスケ中であっても
融資を受けられている。
本来は融資対象ではない。
特に日本政策金融公庫は
非常に融通を利かして
融資をしているようだ。
政府系金融機関だから
このコロナで多くの企業が
倒産してしまうのを
回避させたいという
想いがあるのだろう。
保証協会付融資は
リスケ中であると
借入している金融機関の
同意が必要な場合がある。
特に地方に行くと
メイン銀行の同意を
求めているケースが多い。
債務超過の企業に対して
いくら利益が出ていても
リスケ中なら融資に対して
消極的である。
今後のことを考えると
今回のコロナによって
大きな損失が出る
可能性が高い企業も多い。
コロナによって債務超過になると
銀行支援が得られなくなる
可能性が高いから
今後の対応を
気を付けた方がいい。
銀行が一番嫌がるのは
債務超過である。
更に2期以上続けて
赤字決算になると
致命的である。
営業利益で赤字なら
商売をしない方がマシだと
銀行に見られてしまう。
今後コロナ終息後
どのくらい売上が戻るか
先見性のある経営者は
もう予測をしている。
その予測に基づいて
対策を講じ始めている。
一番問題なのは、
100年に一度の金融緩和で
融資を受けたのに、
赤字の垂れ流しの補填に
融資が消えてなくなることである。
今後の対策が
生き抜いていくために
とても大切になってくる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 物は売れない
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
物は売れない時代だ。
特にコロナの影響で
生活必需品以外に
購買意欲がない状態だ。
デパートなど大苦戦をしている。
これからの消費を考えると
ぞっとするような
恐ろしい状況である。
いかに日本は
インバウンドでの消費に
支えられていたかわかる。
京都はインバウンド景気で
嵐山には人が溢れていた。
今ではひっそりしている。
地元の人などが
今なら行けると観光している。
どう消費を喚起してい行くか
とても大切になってくる。
ただモノを売る発想では
モノは売れない時代だ。
コトを売らないと
誰も見向きしない。
本物を見極める力は
消費者は持っている。
子供が小学校に
入学する孫に
子供部屋をプレゼントする
企画を売る様にする。
そのようなコトを
売らないと売れない。
経営者側が
どういう工夫と知恵で
消費を喚起するかに
掛かってくる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 考える力
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
新しい生活スタイルによって
今までのやり方が
否定される時代になった。
例えば、化粧品売り場で
お客様にメークをしている
光景はよく見かけた。
当分そのような行為は
なくなるかもしれない。
毎日接客する中で
気付くことが有る筈です。
お客様がどう望んでいるのか?
どうしてほしいのか?
新たな発想に変える。
現場からの声を拾い上げ
活きた情報として捉え、
全社的に取り組む必要がある。
現場で10年したら一人前で
やっとマネジメントに
参加できるような古臭いやり方では
若いやる気のある人材が
逃げていってしまう。
昔のスタイルの会社では
もう成長は出来なくなる。
経営の情報を共有し
入社当時から
発想の自由度を持たせ
発信できる環境整備が必要だ。
やる気ある人間が
自由に参加して
意見が言えるようにすべきだ。
やる気度を上げていく
経営が求められる。
自由に意見交換が出来る
環境整備が整っていると
独創的な発想が生まれ
新しい事業展開になる
可能性も大である。
小手先の誤魔化しは
通用しない時代である。
本当に心に響く
経営をしなくてはいけない。
マニュアルに従うのではなく
考える力のある集団にならないと
これからの時代は
生き抜けない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 今こそリーダーシップ
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによる
経済の落ち込みが
尋常ではない。
このような経験は
今までなかった筈である。
こんな危機的な経験値が無いから
従業員は決断に迷うことになる。
その時に大切なのが
経営者のリーダーシップである。
リーダーシップとは、
ゴールを示し、
社員を導くことだ。
そのゴールに向かうのには
モチベーションを
高く保つ必要がある。
ゴールに辿り着くために
精一杯のサポート体制を
整えていくことが
経営者の務めである。
この難局を乗り越えるのに
社長は全面的な
バックアップをしてくれているという
安心感がないとダメである。
それが無いから
社員は迷い
思考・行動停止してしまう。
進むべき道と
やるべきことを
何度も社長が訴え続けて
前に進むしつこさが必要である。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ コロナ後の取り組み
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
企業は深い傷を被った。
到底すぐにその傷を癒す
画期的な策はあり得ない。
航空機業界は
悲鳴を上げている。
タイ航空は破綻した。
世界を見渡しても
倒産危機の会社はたくさんある。
JALは、一度破綻し
5000億円という
巨額の債権放棄を受け
復活した会社である。
京セラの稲盛氏が
売上を最大に
経費は最小に
の哲学の元復活を遂げた。
しかし、今回のコロナの影響は
今期の黒字化は無理で
かなりの赤字決算になる。
国際線は9割以上減便し、
国内線も6割近く減便している。
予約していた便が
欠航になり
仕事に支障が出て
困っている話を聞く。
そのような中で
稲盛流再建策として
1、全員で営業をする
2、新製品の開発を全力で行う
3、原価を徹底的に下げる
4、高い生産性を維持する
5、良好な人間関係を築く
この5項目です。
是非、参考にして
自社独自の再建策を
考える時期に来ている。
コロナ融資で
お金が回っているからと
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◆ 会議が機能しない
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会議は機能していない
企業が非常に多い。
テレワークが増えて
やたらと会議が
増えている会社が
多くなっているのも事実だ。
その会議が活かされて
売上や利益に
どう貢献できているのでしょうか?
そこがとても重要になってくる。
経営会議をしたのちに
その内容を踏まえて
部下にどうするかが問題である。
部下に決まったことが
浸透できるように
会議をして実行できる
体制づくりが必要である。
そこが抜けているから
効果が表れない。
営業会議でも一緒です。
どの会議でも会議をしたことで
安心をしている。
会議することで
すべてが終わっている。
その後に活かされていない。
1つの決定事項があるとすると
その決定事項を
どう具体的に誰がどう実践して
行くかの計画が全くない。
そのような中小企業が非常に多い。
部下にこれが決まったから
出来ように頑張ってくれと
抽象的な言い方を
するだけで終わっている。
だから効果も上がらない。
会議が機能しないやり方は意味がない。
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◆ 脱アマゾン
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アマゾンなどの
電子商取引に頼らず
自前のサイトで顧客に直販する
D2Cが急成長している。
D2Cとは、
ダイレクト・ツー・コンシューマーと言い
自社で企画・製造した商品を
ECサイトなど自社の販路で
直接消費者に販売することである。
多くの企業は、
アマゾンや楽天などを通して
手数料を払い販売していたはず。
自社で販売しようにも
既存のECサイトには
勝ち目はないと
諦めていたところがある。
中間流通をなくして
コストを抑えるのは
今までのメーカー直販を
一緒である。
違うのは、
SNSを通じて
消費者の声を吸い上げる
ブランドを作り上げるところが
大きく違っている。
コロナによって
インターネット販売が
増えている中で
どう生き抜くかが
これからの戦略のポイントになる。
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◆ ウイズコロナ
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世の中には
50年以上経った
老朽化した不動産が
たくさん存在する。
潰すにも多くの費用が掛かる。
アスペストが含まれると
費用も増大して
解体費が嵩み
買い手も居なくなる。
コロナで冷え込んだ
不動産業界だから
誰も目を向けようとしない。
そんな中老朽化した
中小賃貸マンションを
買い取り改修して
再生させている業者もいる。
古くて中途半端な規模だから
改修しても元が取れないと
誰も手を付けないで
放置されていた。
家賃も下がり
入居率も年々下がっていた。
安心感を与えるために
耐震補強をしても
見栄えが悪いから
大きな投資もしない。
これを全面的に
今風の外観と内装に
一新して再生させて
大きく実績を上げている
会社もある。
目の付け所が素晴らしい。
人がやらない市場を
狙ってこそ勝機が生まれる。
しかもコロナだから
入居者のためのコロナ対策を講じて
安心して住んでもらうよう
デザインや構造を変えた。
このように誰も見向きしなったことが
ビジネスとして大きなチャンスになる。
自分の周りにないか
確かめる必要がある。
どこかに埋もれた宝が有る筈だ。
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◆ 断捨離のチャンス
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テレワークのお陰で
自宅の片づけをする人が増え、
家庭内のごみが非常に多くなり
社会問題になっている。
買い取り業者も忙しく
困っているらしい。
会社も断捨離する
絶好の機会だと
思っている。
企業には不良の在庫や
不良な設備が存在する。
長年決算書に計上されて
処理が出来ていないものがある。
1つ1つを検証して
今後に必要なものだけにして
不要なものを処理する
いいチャンスでもある。
大手飲食チェーン店は
この先の時代を読んで
店の撤退も加速している
ところもあります。
コロナの終息後、
どうなるかを予見して
身軽になって
次のチャンスを伺うのも
1つの策だと考えます。
今までやってきたからと
同じようにやるのでは
能がない経営者になってしまう。
変幻自在に会社を変える
自由の利く会社でないと
先は無いように思えます。
そういう点で
このコロナ危機は
ピンチであるが
会社の転換を加速でき
チャンスになる可能性もある。
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◆ やめる勇気・捨てる勇気・省く勇気
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商売を始めると
経営者は思い入れが強く
なかなかやめることが出来ない。
上手くいっていると
事業も拡大し、
店を広げたり
営業所を広げたり
本社ビルを持ったり
とにかく上手くいくことを
前提に拡大していく。
当然人も増えてるので、
人件費も増えて
固定費がかさんでしまう。
今回のコロナのような
災害が訪れた時に
どうするかで違ってくる。
普通の経営者は、
現状を維持することに必死になる。
守るために借入をする。
その借入は固定費の補填に
消えてなくなってしまう。
危機感を持っている経営者は、
すぐには元に戻らないと
予測して行動する。
無駄をそぎ落とし
リセットして出発することを考える。
店を閉める
営業所を閉める
事務所を小さくする
固定費を下げる努力を徹底する。
働く社員は大切である。
すべての雇用を守るために
赤字を垂れ流し
倒産破産してしまえば、
すべての社員が路頭に迷う。
リストラしても
会社の存続を選択した方が
経営者として役割を果たせる。
コロナ前と同じことをしても
絶対に上手くいかない。
生活スタイルが変わってしまった。
やめる勇気・捨てる勇気
省く勇気をもって、
いかに新しい芽を
大きく育てるかだ。
受け身でいては
破綻しか見えてこない。
リスクを恐れず
攻め続けられる経営者しか
生き残れない。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
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