Column

経営コラム

経営のヒントや考え方、時事トピック等をお届けします
安易にリスケしない
資金繰りが苦しいので、リスケをした方がいいかと相談にお見えになった。 税理士に相談したらリスケした方が定期的にお金を借りなくてもいいから 楽じゃないのかと言われた。 経営者としてどう判断すればいいか迷われて相談に来られた。 簡単にリスケが出来る時代になった。 とても便利であるが、簡単に苦しみから逃れようとする経営者も多くなった。 リスケをする事に対するメリットとデメリットを良くわかっておかないといけない。 メリットは元金返済が少なくなるから資金繰りが楽になる。 デメリットはニューマネーが出なくなり、新規投資が出来なくなる。 デメリットはそれだけでなく、リスケをする事で銀行からの見方が大きく変わる。 リスケから抜け出し、正常債権に戻る企業と言うのは、リスケをしている 企業約50万社のうち数パーセントしかない。 つまり、銀行から見たら将来の不良債権(破綻)企業である。 多くの中小企業は返済原資より元金返済の方が多い。 借りては返済しているようにしか思えない。実際そうだが、しょうがない。 借り入れ残高を何年で返済出来る収益があるかがとても重要になってくる。 7年から10年ならまあまあ。15年ならギリギリと言えるでしょう。 そう考えて銀行交渉にあたるのです。 リスケすると6か月・1年更新時に銀行は色々な条件が付加される。 自宅を担保に出してくれ。保証協会付け融資なら保証料が段々と上がってくる。 少しづつ銀行に攻められ追い詰められることが予想できる。 借り入れる間は借りてお金を回す。リスケを安易にするものではない。 リスケをするならリスケ後の事を考えて戦略的なリスケをしないと意味が無い。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】   株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開!    
リスケが再生?
最近相談した中で考えられない事例がありました。 その会社自体大手取引先から受注が無くなり、 ピークから考えると売上も5分の1になって 資金繰りが非常に苦しくなってきた。 長い歴史のある企業ですから今までの蓄えてきた資産を 食いつぶして生き延びてきていた。 とても真面目な社長で事業に専念してきた。 反面、金融機関交渉など全く素人であった。 そこに目を付けてあるコンサルが事業再生とか言って リスケをしましょうと1年がかりでリスケをした。 毎月20万と会計士2名引き連れ交通費と食事代と宿泊費も払い (日帰りで行ける所です) それとは別にリスケ計画書作成費として300万払ったそうです。 リスケの考え方とリスケをする方法を説明し それ程難しい事ではないと言いました。 1年もかける交渉事ではない。 私の話を聞くとやっぱりかと落胆されていました。 人の弱みに付け込むやり方は許される行為ではない。 何としても再生コンサルなんて必要のない再チャレンジ社会の 構築を築くことがいかに大切か痛感し、目指していきたい   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】   株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開!
突然、危機が来る
事業をしているといつ何時何が起こるか? 全く予想がつかない 自分は大丈夫だと思っても私の様に自然災害で被害を受けるかもしれない。 だから、人の会社のうわさをするのが大嫌い。 神戸では震災があり、潰れなくていい会社がたくさん潰れました。 私の知り合いの会社や友人・先輩の会社数えきれない。 人は人の不幸程楽しいのかもしれない。 人の会社の事をああだ、こうだ、と話している人たちがいる。 すごく気分悪く感じる。 いつどこで危機が訪れるか?誰にもわからない。 震災を経験して本当にそう思う。 中小企業経営者は、平時に『最悪の事を想定し、最善の準備をすること』 が一番大切だ。 自分は、まだ大丈夫だと思うのは、大きな間違い。 知識を持って、準備をしているのとしてないとでは、最終大きく違ってくる。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】   株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開!
やり易い、やめ易い
40年ほど前、店をオープンするにも多額のお金が必要でした。 テナントビルを展開するのにいい方法はないか?と 商売したい人が挑戦しやすい方式を考え出した。 飲食業撤退後の従業員の受け皿として内装を当社で作り、 運営をさせていた。これがヒントになった。 ビル1棟ごと内装付きテナントビルを考えだし、展開した。 初めはなかなか受け入れられなかった。徐々に理解され大きな反響となった。 その頃は不動産不況で物件を買う人が居なかった。 この時がチャンスとして売り出されている最適な場所を買い占めた。 これで大きな発展を遂げることが出来た。 どんなコンセプトでやっていたかと言うと 商売を『やり易く、やめ易い』と言うものでした。 周りからは、そんなことをして成功するはずがないと言われていた。 固定概念があると革新的な発想は出ない。常識をどうぶち破るかが 大切な事だ! 成功すると非常識だったことが常識になっていく。 不思議なものです。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開!
借金頼りの経営者
介護の食事サービス事業を展開している経営者が相談に来られた。 事業を起こして10年ほどです。 今まで時代に乗って右肩上がりで調子も良かった。 ところが、2年ほど前から売上が急降下してきた。 地方だったので、それ程、競合相手もなく上手くやって来れた。 ここ3~5年で競合他社が増え顧客を奪われていた。 営業などしたこと無いらしい。 社長に質問すると下記のような回答だった。 何故、この事業をしたのか? 介護事業に勤めていたが、 社長と呼ばれたくて始めた。 何のために事業しているか? それがわからない。 ガツガツしておらず、スマートな社長です。 事業に対する思い入れもなく、大丈夫なのかと心配になります。 決算書を見ると債務超過になっている。 何故、この年に大赤字を出して債務超過になっているかと聞きました。 するとこの年は売上が上がるのがわかっていたので、役員給与を上げました。 すると、予想外に大赤字になったと返答があった。 つまり、税金払いたくないから、赤字にした訳です。 しかし、予測が甘く大赤字になった。 会社経営を舐めていると注意をしました。 会社として債務超過が一番ダメ。3期連続赤字になるのもダメ。 今期も赤字になるのは確実で3期連続赤字になる。 どうするのか?と聞くと 借入をしたら何とかなると言い、借入が出来ないですかと聞いてきた。 借入する前に経営を学んだらどうですか? と言いましたが、聞く耳を持っていません。 更に今まで資金繰りを作成したこともありませんでした。 月中の資金繰りもしていなかった。 本当に行き当たらばったりの経営をして綱渡りをしてきた。 時代の流れで成り立ち、銀行もお金を貸していた。 事業に対しての思いがあり、真摯に向かい合って 必死になっている経営者以外お受けしない方針なので、 私では助けられないとお断りした。 お客様も選ぶ権利がありますが、私も助けたいと思える経営者しか 契約しない方針を貫いている。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】   株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開!
口座凍結された経営者の逆襲
リスケ延長の交渉している経営者に地元の地銀が口座凍結してきた。 メインを含めて他行は、早々に継続を認めていた。 ほぼ信用保証協会付けの貸付けであり、 各銀行はリスクがない。よほどのことが無い限り、 リスケ継続を認める方向になる。 保証協会はリスケ継続を認めたので、各行も追随した訳である。 メインもプロパーがあってもリスケ継続を認めた経緯がある。 地元地銀担当者だけは、自宅を担保によこせと言ってきた。 400万のプロパー残のために自宅の余剰担保分約3000万を担保に差し出せと言ってきた。 約2か月の猶予の間に自宅を守る為に売却した。 次には関連会社の保証を求める恐れがあると判断して 関連会社の株など処理して完全別会社にした。 経営者が一生懸命築いた財産を弱っている所に付け込み 略奪するような手段は許されない。 地元銀行なら地元支援に力点を置き支援策を考えるのが筋である。 リスケ継続期限直前になって口座にお金を入金しようとすると 口座が凍結されていた。 地元銀行の担当者が言っていた様にリスケを認めないで、 期限の利益を喪失させる手段を強行してきた。 これには私自身も我慢の限界が来た。金融庁に訴えるしかないと考え、 今回の経緯を説明し、指導してもらう策に出た。 地元銀行の本店に連絡して口座凍結を解除するように そして、第三者の保証人を求めないと金融庁が指導することになった。 第三者の保証人を求めないという金融庁の指導に違反している。 この様に中小企業経営者が金融に対して疎いと思い、 高圧的な対応をする銀行員が存在する。 特に地方に行くほど情報が少なく金融機関の競争原理が無く 酷い仕打ちをされている経営者がいる。 そういうひどい目に遭わないようにこれからも情報を発信していきたい。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】   株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開!