そのひと言で開き直れた。
3週間後には支払う金が底を突き、確実にショートする・・・!
あのときの私はギリギリまで追い詰められ、切羽詰まっていました。
思えば、異業種M&Aで子会社を設立したのが失敗の始まりでした。
子会社は業績が上がらず赤字続き、そこにコロナ禍が重なり、
親会社や私個人の資金を投入してなんとかやり繰りしていましたが、債務は膨らみ続ける一方でした。
返済は到底無理、このままでは倒産するしかない・・・。
目の前が真っ暗だった私が藁にもすがる思いで相談したのが三條先生でした。
書籍を読んで「この人しかいない!」と直感で決めていたのです。
初回の個別面談で3週間後にはショートする話をし、
感情が高ぶり涙する私に先生が言われたひと言。
核心を突く力強いその言葉を、今も私は忘れることができません。
「どんなに債務超過しようが、どれだけ仕入れ代金を払えまいが、あなたの会社は潰れません!」
衝撃でした。
あまりの衝撃に、私はなぜか、すっかり開き直ることができたのです。
そこからは、とにかくコツコツと三條先生のアドバイスに従いました。
まずは債務超過の子会社の切り離しに成功。
新規取引ができなくなっていた銀行とは絡まった糸を一本ずつ解いていき関係を回復、取引再開にこぎ着けました。
また、公庫からは資本性劣後ローンの借入を達成。
三條先生のアドバイス通りに熱意を持って交渉するうちに、
最初は難色を示していた担当者の態度が180度変わり、
「一緒に再生してきましょう」
と言われたときは涙が出るほどうれしかったのを思い出します。
私が三條先生から学んだ一番大きなこと、それは、
「諦めないこと」「根気強く続けること」「道は必ず開けること」。
今、切羽詰まっている方にも、三條先生との出会いがあればと心から願います。