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経営コラム

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個人保証の債権買取問題について(日経新聞2月26日)
  ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥ ◆個人保証の債権買取の報道について ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥   下記が、日経新聞26日の勇敢記事です。   http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20140226&ng=DGKDASDF26005_W4A220C1MM0000     個人保証制度の改革をする審議会が、発表していました。   それは、経営者以外の個人保証を無くすという議論をしていたが、 結局第3者も認めるという内容になっていた。   つまり、何の進歩もありませんでした。 その審議会のメンバー自体が、貸す側のメンバーばかりです。 最終的には、貸す側の論理でまとめられます。   26日の記事に記載されていますが、   早期に会社を清算や再建に踏み切る場合、官民ファンドの 地域経済活性化支援機構が経営者の個人保証付き債権を買い取り 99万から最大460万程度の現金や華美でない自宅を残す形で 私的整理させるとあります。   経営者が個人財産を没収されることなく、起業などの再挑戦を しやすくするとあります。   では、何の基準で99万から460万になったのでしょうか? そして、担保も付いてる自宅を処理しない訳がない。 つまり、99万から460万のお金で、自宅を新たに借り、 新しい事業を推進できますか?   役人の考えることは、政治的に中小企業支援策を講じないといけない。 その前提があるから、何かしないといけないから出した案でしかない。   またその記事にもありますが、今年2月に金融機関がガイドラインに沿って、 私的整理できる体制を整えたが、広がっていないから、この試案を出した。   私に言わせれば、保証協付貸付を一般サービサー処理をする。そして、 日本政策金融公庫など政府系金融機関も一般サービサー処理を進める。 これだけを法的に決定してくれたほうが、中小企業の整理や再チャレンジは 断然進みます。   中途半端な施作ばかりするのでしょうか・ いつも、思うのですが、自分の親がその立場だったら、この政策でいいのか? 検証してから、案を作成してほしいものです。   阪神淡路大震災の時に、東京の霞が関に陳情に行ったことあります。 その時の一言が、『神戸だけ特別なことはできない!』という返事でした。 特別なことが起こったのに、何を言うのか? 自分の親が被災者ならどうするんだ!と憤りを感じました。 その時を思い出します。   自分たちの権限や予算そして、政治的思惑で、振り回されている中小企業経営者 何とか、乗り越えてほしい。   そのためにも真の再チャレンジ社会の構築を目指さなければならない!!!       株式会社 Jライフサポート 三條慶八
事業再生の前に、自分の会社分析を!
  まず、会社の現状をチェックしてみてください。   担保など差し入れている借入金は、時価に換算し、無担保分の借入はゼロにして計算し 利益がいくら出るか?試算して下さい。   簡単に言うと、担保物件を時価分だけ借金を持ち、その他の借り入れはゼロにし、 会社の利益がいくら出るか?試算することは大切なことです。   何故なら利益が出ない会社や事業を続けても意味のない再生になります。 会社の中で利益の出る事業があれば、その事業だけ抽出して、再生する方法も考えられます。   経営者が意地とプライドと世間体ですべての事業を続けるのでなく、捨てる勇気をもって、 どうしていけば再生後、会社を発展させることができるか? を真剣に検証して、結論を出すべきでしょう。   この初期の判断が出来ないと、前には進むことはできません。 再生には、確かな戦略と準備期間が必要なのです。 だから、勇気ある一歩を早く踏み出すことが大切なのです。 株式会社 Jライフサポート 三條慶八
何故、日本は、廃業も少ない?
  日本の開業率が低いのは、ご存知かと思います。アメリカの開業率が10%ですが、 日本は、その半分以下の約4%です。 また、廃業率は半分ぐらいです。 アメリカが約9.7%なのに、日本は、4.5%となっています。   どう思われますか?   つまり、日本という国は、起業しても、また、廃業も出来にくい社会ということです。 日本は起業するにも、なかなかお金を貸してくれない。 決算3期をすぎないと普通はプロパー融資などしてくれません。 皆さんもそ経験上、開業して3年間が一番しんどい時期だと思います。 大変な操業3年間は、お金を貸さないで軌道に乗り出したら、融資をする。   事業内容を吟味してプロパーで貸し出すのではなく、保証協会付け貸付などの融資です。。 そういう貸付制度は、間違っているように思います。 だから、その制度に合った事業しか出来なくなる。 なかなか独創的な発想を持っている才能豊かな人が起業できないように思います。 埋もれた才能豊かな発想を持った人が、事業に集中できず、資金調達ばかり悩んでします。   また、何故廃業が少ないのでしょうか? 廃業したら、借りている借金は、一括に返済しないといけない。 一括に返せなから、続けている経営者も多い。 中小企業は、個人保証をしているから、すべてを失うかもしれない。 だから、簡単に事業を止めれない。いくら苦しくてもーーーー。   不幸なことだと思いませんか? 生き地獄のような日々を送らないといけない訳です。   このようなことがあるので、私は、真に再チャレンジできる社会の構築を目指している。   株式会社 Jライフサポート   三條慶八
負債140億の会社を自力再生した経営者が語る!『事業再生におけるリスケの盲点とは?』
モラトリアム法案が、廃案になりその後対策をどうしていいか?わからないと困っている方が多いようです。うまく交渉すれば、継続的にリスケを勝ち取ることも出来るでしょう。 しかし、今までの金融機関との関係性が大きく左右することを知っておいてほしいです。 リスケの継続を断られたら、何かそこに至る原因がある訳です。 そこを克服しない限り、問題は解決しません。 相談を受けた方の中で、資産を売却して、借り入れも返済するから、事業を立て直すまでリスケをお願いしたのに、受け付けてもらえませんでした。色々聞いていると、金融機関との関係は非常に悪く、金融機関との約束も守ってこなかった経緯がありました。 その金融機関は、その担保物件の担保も外さないと言い出していました。普通から考えると貸付金が回収できる訳だから了解するところをしない。根の深い理解しあえない関係になっていました。私から言わせると金融機関からの嫌がらせですね。 いつも言うのですが、再生には金融機関の理解がないと難しい局面が多くなります。金融機関との関係性が大切さをわかってほしいと思っています。 リスケは、リスケの間に何をするかが大切ですが、金融機関への支払いが元金充当になってないか?をチェックしておく必要もあります。 私の知り合いでも、知らない間に元金充当になっており、急に法定期手段に出てこられ、倒産に追い込まれました。 3か月間金利支払いをしなければ、期限の利益を喪失し、金融機関は法的処置が堂々と取れます。 常に、リスクを読み取り、ヘッジしていくかが大切なのです。 ちょっとしたアドバイスで、人生が大きく違ってきます。 私の体験を通して得たこと【知らないと損をする情報】を伝授していきたい。   株式会社 Jライフサポート 三條慶八    
廃業3万社、開業米英の半分(日経新聞2月22日)
日経2月22日廃業3万社 日経2月22日開業米英の半分以下   廃業が多くなってきているのは、高齢化と後継者がいないこと。 私の周りの2世3世は、ほとんど自分の息子に商売を継がせようとはしない。 その理由は、これほど世の中の流れが速く、価格競争が激しく、昔のように利益が上がらない。息子に借金を背負わせ、事業を継がせるメリットより、リスクのほうが大きいと思っているからである。   まだ、借入が残らず、廃業できるひとはいい。廃業しようにも、借金が残って、廃業できない高齢者の経営者も多い。その縮図として、商店街や市場を見ればわかる。戦後を支えてきた高齢の経営者が悲鳴を上げている。   IT化が進み、商売のやり方が変わってきたのは事実。しかし、今の日本を作ってきた人たちへの敬意をこめて、生かし方があるはずだと思っている。子供のころお世話になった商店街や市場のさびれた姿を見ると悲しくなります。   では、起業するにも日本は、まだまだ直接金融の借入をしない資金調達が出来ない現状がある。 補助金・保証協会付けとか資金を調達するのに、様々な規制があり、思うようにいかないのが現状です。日本が、もっと起業しやすく、そして、廃業しやすい社会になればと願っています。   それには、日本の融資制度を変え、保証人制度を見直さない限り無理のような気がしまう。何故なら、140億の負債を自力再生した体験から、廃業し、新たな挑戦をしようにも、個人保証という大きな壁に阻まれ、もがき苦しみ最後には、命果てるようになってしまう。   だから、真の際チャレンジ社会の構築が欠かせないのだ!   株式会社 Jライフサポート   三條 慶八
負債140億の会社を自力再生した経営者だから言える!『事業再生には、お客様からの喜びと信頼が必要!』
マクドナルドの売上がかなり悪いようです。 少し前までは、原田社長の下、快進撃を続けてきましたので、想像つきませんでした。 一方、モスバーガーは、好調のようです。   では、どこが違うのでしょうか?   マクドナルドのバーガー無料券を配っていた時に、マクドナルドを観察していた時があります。若い女の子がお昼間にやってきて、無料バーガーと無料の水で食事をしている姿にビックリしました。何も、ポテトなど他のものを一切注文もしてない。つまり、お昼代ゼロ円です。見ているとそのような食べ方をしている人が数人いました。別にマクドナルドが好きで来ているようには思えませんでした。ただ、安いから食べに来たとしか見えなかった。   私もマクドナルドのビックマックが好きで食べます。しかし、学生の頃のビックマックは高級品で、今より2回りほど大きくて、お腹いっぱいになりました。 いまのビックマックは、私の年齢でも軽く食べます。だから、いつもこれは本当のビックマックではないとボヤキながら食べている。   一方、モスバーガーに朝行くと、結構年齢の増した方が、モーニングを食べておられました。ゆっくりと楽しみながら、食事をされていました。決して、安くはありません。メニューも日本人好みの商品が置かれています。きちんとファンに愛され、固定客がついています。   吉野家も昔は本当に美味しかった、今は、肉の質も落ち、玉ねぎは申し訳程度しか入っておらず、昔の面影はない。残念ですが、いまだに苦戦しています。   つまり、価格競争に走り、ファンであったお客様の満足感を無視し、お客様への【喜びと信頼】を無くしていった結果ではないかと思っています。   事業再生でも一緒で、いくら事業を再生しても、次にお客様から喜ばれ、信頼を得ないと、結局はうまくいかないようになる。 お客様を裏切っては、事業の継続は難しいということではないでしょうか? 大変な時代ですが、誠実にやれば、生きていける時代ではないでしょうか?    HPからメルマガ登録すると           会社のチェックシートプレゼントもらえます。                  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓                HP: https://jlifesupport.com/newsite                                  株式会社 Jライフサポート                                      三條慶八