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◆ 生き抜く力
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナ禍で
どう生き抜くか
とても重要になってくる。
このコロナ禍でも
将来に明るい兆しがあり
希望が持てる企業もある。
解決法が見いだせず
混沌とした状況で
行き先が定まらない
企業も多くある。
決断できずに
迷っている経営者も多い。
コロナで儲からないから
何か儲かるものを探して
それに方向転換しようと
甘い考えの経営者もいる。
今まで培ってきたスキルを捨て
新たな無謀な挑戦をしようとしている。
初心に帰るべきである。
社長が何のために
今の事業をしているかを
再考する必要がある。
その初心の目的を
達成するために
今のビジネスモデルを
どう変えればいいかを
模索するころから
始めるべきである。
その為には
お客様の声を
どう拾っていくかが
重要なポイントになる。
数字に基づいた
理論が無くては
確かな戦略は出来ない。
よくあるのが
勝手な想像で
『お客様はこう望んでいる』と
勝手にお客様の判断を
してしまうことだ。
これは大きな過ちの一歩である。
何事も勘や想像で
判断をしてはいけない。
数字に基づいて
お客様の声を聞くことである。
そうでないと
選ばれる理由が明確にならない。
それを怠ると
的を外れた策になり
大きく売り上げを落とす。
生き抜く力とは
お客様の声を聞く力が
どこまであるかである。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 目の付け所が鍵
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナで
飲食業界が大打撃を受けた。
未だに回復していないのが
現状である。
店を持つには
店の出店費用がかなり掛かる。
店舗の保証金・内装費用など
数千万円や数億円かかることもある。
その資金を回収するには
人件費も掛かる訳ですから
それなりの売上をしなければ
採算に乗らない。
最近街中にフードトラックを
よく見かけるようになった。
弁当だけを並べて置いている
昔風のフードトラックではなく
出来立ての料理を
提供するものである。
東京のビジネス街には
そのトラックが空地に並んでいる。
ランチ難民とかいう言葉がある様に
ランチ時には店が込み合って
待ち時間が長くて困ることがある。
フードトラックなら持ち帰りなので
待ち時間も少なくて済む。
しかも料理も豊富であり、
毎日泊っているトラックが違う。
このフードトラックを組織化し
約900台のフードトラック
の配置と出店場所の確保を
行っている会社がある。
魚の卸業も
フードトラックを利用し
売上増のお手伝いをしている。
世話好きの石澤社長だからこそ
このようなビジネスモデルの
発想が生まれたのだと思う。
将来はフードトラックが
移動商店街の役割となり
社会貢献を考えている。
成功する社長は
目の付け所が違う。
人がスルーしてしまうことを
商売につなげていける。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 徹底した顧客密着
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
同じ製品を扱っていても
売れる会社と
売れない会社がある。
その違いはどこかと言うと
『顧客密着』が
徹底されているかどうかである。
日本レーザーという会社は
海外の100のメーカーから
最適な商品を選び
大学などに卸す仕事をしている。
この会社のすごいところは
徹底した顧客密着である。
顧客が求める製品が
これだという決まったものではない。
顧客がどいう使い方をしたいのか
どのようなニーズがあるのか
カスタマイズしてお届けする。
とにかくややこしく
手間暇がかかるのだ。
お客様の細かい要望に
沿えるように
世界中から探し出して
お客様にお届けする。
メンテもいつでも行う
安心できるフォロー体制で
完ぺきにこなしている。
だから他社はマネが出来ない。
競争相手は出来ないので、
安く売る必要もなく
高くても満足度が高い
売り方をしている。
中小企業が見習う会社である。
粗利の高い商売が出来ている。
粗利益率が高くないと
中小企業はやっていけない。
多くの会社は
ややこしい要望には
応えることは出来ませんと
逃げてしまう。
簡単に一度に儲けようと
楽して利益を上げようと考える。
それは効率経営ではなく
怠慢経営でしかない。
お客様の要望に応えていない。
この会社はどのようなことがあっても
徹底した顧客密着で
満足を提供している。
絶対にお客様からの要望から
逃げない会社である。
だから顧客は浮気をしない。
これこそが中小企業経営の神髄である。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 倒産件スの現象の裏側
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナによって
経済は破綻状態になった。
未だに先が見えずに
苦しんでいる企業も多い。
殆どの中小企業が
赤字から抜け出していない。
倒産件数が減少傾向にあると
報道をされていた。
実態をわかっていない報道だ。
本来なら倒産の嵐だったのを
コロナ融資で倒産を
食い止めているだけである。
多くの企業はコロナ融資が無ければ
既に倒産危機を迎えている。
企業と言うのは、
いくら赤字でも
資金繰りが何とかなれば
生きていける。
将来返済出来ないだろうと
懐疑的な取引先にも
銀行は倒産回避のために
保証協会のコロナ融資を
実行しているのが現状だ。
100%保証融資だから
銀行は腹が痛まないから
ここぞとばかり融資を増やしている。
しかし、年末・年始にかけて
徐々にコロナ資金が
底をついて身動きが取れない
中小企業も増えてくると
多くの銀行員が思っている。
何故なら赤字の解消のメドが
未だに立っていない企業が
殆どであるからだ。
来年の方が景気が悪くなり
倒産が増えると予測する
経済学者も多い。
中小企業は借入が増えて
返済が始まると
ボディーブローのように
効いてくるはずである。
コロナ前より利益が増えない限り
上乗せされた借入を
返済していけなくなる。
リセットできない
中小企業制度では
多くの中小企業が
存在の危機を迎える。
政府が言う再編やM&Aというが
実態に合わない制度設計で
使い勝手が悪いと
体力のない中小企業は
息が出来なくなる。
訴え続けている中小企業の
再チャレンジ社会の構築を
政府は早急に実施すべきだ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ コロナ禍の社長のワンマン力
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
社長のワンマンは
ダメであると
よく言われている。
ワンマンにも様々あり、
人の意見も聞かない
超ワンマンでなければ
社長はワンマンで当たり前だと
思っている。
それは社長が
会社のすべての責任を
担っているからである。
集団合議制とかいう
責任所在が
ハッキリしないやり方は
社長の責任逃れでしかない。
この危機的状況で
集団合議制などあり得ない。
今まで経験したことのない場面に
直面している訳だから
社長が全責任をもって
決断する必要がある。
しかも、ワンマン経営で
社員を引っ張っていかないで
危機管理能力がない社員に
責任を押し付けるのは
誤りでしかない。
社長のワンマン力で
この危機を乗り越えるしか道はない。
舵取りを間違うと
このコロナ危機で
会社は消滅してしまう。
今こそ社長の能力が試される。
生き延びられるかどうかは
社長の予知能力と決断力次第である。
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◆ 抵抗勢力
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナで売上も減り
今までの経営ではダメだと
社長は自覚して
社内改革に取り組もうとする。
しかし抵抗勢力が邪魔をする。
そんな会社を見かけます。
それまでの会社の運営方法が
間違っていたとしか言えない。
恐らく社長は任せっきりで
万が一の時を想定せず
改革を避けてきたからだ。
会社であの人が居ないと
仕事が回らないという
部門を作らないことです。
長年同じ仕事をして
その人しかわからない仕事や
その人しか知らない人脈など
放置しているのは良くない。
必ず弊害が生まれるからだ。
そのような人が社内にいると
会社の構造改革をする上で
抵抗勢力になってしまう。
自分の権限や地位が
奪われると思い
必死になり抵抗します。
アフターコロナを考えると
待ったなしの改革を進めないと
会社の将来はない。
社長が必死になっても
構造改革が進まないことが多い。
最後には社長の覚悟と
強い意志が問われます。
社長自身の意識改革をしないと
また同じ事を繰り返してしまう。
先送りしてはいけない時期である。
政治の世界でもみればわかる様に
抵抗勢力は一筋縄ではいかない。
社長が本気でやる意思があるかが
問われる時期である。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ パラダイムシフト
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
今までの商売が
全く通用しなくなった
業種は数多くある。
対面販売なんて
一番嫌がられる。
実演販売のコパコーポレーションが
マザーズに上場した。
レジェンド松下と言えば
声を聞いただけで分かる程
世の中に浸透している有名人である。
コパの吉村社長は宣伝屋と言われて
地位が低かったのが悔しくて
信用力を付けるために
上場を果たした。
レジェンド松下は、
最高一日で2億円売る。
コパコーポレーションは
自社で仕入れて
実演販売で売る仕組みを作り、
たくさんの実演販売士を
抱えている。
芸能プロダクションみたいな
個性豊かな人材集団である。
コロナ禍で実演販売など
一番敬遠され
本当はピンチな会社だが、
業績は伸ばしている。
コロナをパラダイムシフト(転換点)と考え、
商売のやり方を変えていった。
オンラインで生で実演販売したり
ユーチューブを利用したり
販売方法を変えた。
ピンチを大きなチャンスに変え、
業績は伸びている。
いかに経営者がこのピンチを
創意工夫してチャンスに
変える努力するかだ。
諦めず惜しまずやるしかない。
今までと同じやり方をしている
会社には将来はないと言い切れる。
もうお客様は元には戻れない。
経営者なら気付かないといけない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 中小企業の冬の時代
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
菅政権で規制緩和・
行政改革など進めている。
中小企業にも
再編を進めようとしている。
日本は先進国の中で
一番労働生産性が低い。
中小企業の生産性の低さが
原因だと言われている。
今後、最低賃金を
どんどん上げていくだろう。
それに付いてこらない中小企業は
退場してくださいという
スタンスで来るはずである。
労働生産性が低いから
安い給与で人を雇い、
維持しているという論理だ。
最低賃金を上げることで
生産性の低い
収益の悪い中小企業は
事業停止に追い込まれる。
安くて美味しいものが食べられるのが
インバウンドで好評だった。
日本はどうしてこのような
安い値段で外食が出来るのか
不思議でしょうがないと
質問が多かった。
実現するために
下請けに安く注文して
下請けは安い労働力を確保して
価格を維持するしか
道はなかった訳です。
下請けである中小企業は
利益がほとんどなく取引していた。
だから実現できたことである。
リスケをして
何とかやっている企業を
ゾンビ企業と呼ばれている。
ゾンビ退治が断行される
可能性が高くなってきた。
今から早々に
どうリスクヘッジして
生きていけばいいかを
対策を練って
動いておく必要がある。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 悩む・もがく経営者
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナによって
先が見えず
経営者も悩み・もがいている。
ワタミと言えば10年程前
絶好調で株価も高かった。
社長も政治の世界に入ったが
業績が想定以上に悪化し
事業家の道に戻ってきた。
その後新型コロナが襲い掛かり
会社に激震が走り
構造改革待ったなしの状態に
追い込まれてしまった。
中国の店舗は全部撤退し
日本の既存のワタミという
居酒屋はすべて撤退し
業態変換を図るという。
新業態の焼肉屋に
転換しようとしている。
しかし、新鮮味がない。
ここで失敗すると
命取りになってしまう。
悩んでいるな
もがき苦しんでいるな
と感じられる。
この現象はワタミだけでなく、
多くの経営者も同じだと思う。
今まで通り続けると赤字になる。
かといってこれと言った
ビジネスモデルがないので、
悩み苦しんでいる。
ネット社会が加速してしまい。
今までのビジネスが
劣化してしまった。
しかしながら、いつまでも
コロナの影響が続くわけではない。
世の中が落ち着いた時に
ネット頼りだったのが
人の温かみを欲して
人恋しくなり
リアルなサービスを
好まれる層も現れる。
行き過ぎたものは
振り戻される。
さじ加減が難しい。
ネット化も更に進み、
5年10年先の世の中を予測し、
自社のビジネスが
どう変化するか予想して
対策を練る必要がある。
一時撤退なのか?
一部撤退なのか?
全面撤退なのか?
その上で何で攻めるのか?
経営者がはっきりしないと
社員は路頭に迷う。
悩む・もがくのも時期的に
もうそろそろ終わりにしたい。
リセットしてスタート出来なくなる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 口コミが命
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
ネット時代の現在
口コミがとても重要になっている。
口コミ数が多い方が
評価が高いと選ぶ側は思う。
選ぶ側の立場になり
どういう口コミでお客様は選ぶのか
研究する必要がある。
単に美味しいとか
使いやすいとか
ステキだとか
では購買に結び付かない。
衝撃的な口コミが欲しい。
それを誘導するものが欲しい。
賞味期限が30分という
クレープ屋さんもある。
いつも行列状態である。
賞味期限30分という
短い時間が衝撃度を
アップさせてブレイクした。
一度食べてもらい
それで終わってしまっては、
商売として成り立たない。
ロングセラーにならない限り
一時的なブームでしかない。
今食パンブームですが、
どこが残るのでしょうか?
ブームは去るものです。
ロングセラーになるためには、
同じ商品でも
お客様が分からないように
少しずつ進化しておかないとダメ。
マクドナルドにしても
チキンナゲットのソースも
毎年少しずつ変わっている。
お客様にハッキリとはわからない。
私の大好物である
丸美屋ののりたまも
毎年少しずつ変わっている。
ネット社会における
口コミはとても重要な
選択してもらう要因になっている。
選んでもらうために
どのような口コミが必要か研究し
どう戦略的に取り組むかが
成功のポイントにもなってきている。
口コミを無視できない時代になった。
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◆ 間違っていたビジネスモデル
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
多くの企業が
痛手を被った。
反対にコロナによって
ビジネスのやり方を変えて
気づいたことが多いはずだ。
売上を確保するために
外注を増やして
売上を立てていた企業が
コロナによって
売上が減ってしまった。
外注を全面停止して
内部で仕事を回す
やり方を遂行した。
すると売上が減ったのに
想定外に利益が増えた。
検証すると
外注に仕事を回し過ぎて
社員への仕事が減って
社員が楽をしていた。
コロナによって
自社の仕事のやり方を
再検証する機会を得て
ピンチをチャンスに変えた
企業も多いのではないかと思う。
経営者の視点が
大切な時期である。
この時期に収益を上げる
ビジネスモデルにするには
どうすればいいのか
再考する必要がある。
当たり前にしていたことが
結局は収益を
低下させていたかもしれない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 数字は語る
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
役員会議・幹部会議
営業会議など
出席させて頂くこともある。
折角作成した資料を
活かせてない企業が多い。
上辺だけの数字を見て
売上達成できなかったから
来月は頑張ろうと
悲壮感のない会議をしている。
会議ではなく
報告会をしているだけだ。
徹底的な議論はしていない。
会議なのだから
何か決めて動かないといけない。
中途半端になって
具体的に何をしていくのか
行動計画もないまま終わる。
ある旅館での会議の中で
例えば、前年対比は何故悪かったのか?
年齢層や客層でどこが減ったのか?
逆に増えた層は何故増えたのか?
新規のお客様の数は何%増えたのか?
何故新規が当店を選んでくれたのか?
リピーターなら何回目のお客様なのか?
次につながるためにどういうことをしたのか?
SNSで広げてもらうために何をしたか?
家族・女性同士・男女の割合はどうなのか?
都道府県別の来店者数は?
次々に質問をぶつけると
回答がすぐにできず狼狽えてしまう。
単に売り上げを比較するのではなく
その数字の裏側に隠された
改善改革のキーとなる数字を
把握しておくべきである。
数字は語るのである。
その数字が
何を語っているのかを
知らない限り
真実が見えなくなる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 気付く感性
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
お菓子業界は
競争が激しい。
売り場は限られているのに
商品アイテムが
無限大である。
そんな中で
香川県の地方に本社を構える
味源という食品メーカーが
魚チップス『サバチ』を発売し
大ヒットさせた。
第二弾のマグロのチップス
『ツナチ』も大ヒットしている。
地方の中堅企業が
全国的な大ヒットを生んだ。
とても珍しい事である。
大手菓子メーカー以外で
コンビニに入り込むのは
普通は無理である。
大手企業が犇めく中
基本的に陳列出来ない。
西山社長は見て食べて
自分が感じたものが
頭の中で商売につながる。
みんなが気付かないことに
気づきやすいと言っている。
これってとても大切なことで、
【気付く感性】は
商売に欠かせないものである。
様々な情報をザクっとインプットし、
そこから商売のネタが
繋がっていくと聞いて
とても共感できる。
人が気付かないことが
一瞬に頭によぎる様になれば
商売として勝てる確率は上がる。
商売のネタは
机上で論理的に考えても
出てくるものではない。
ふっと頭の中で
浮かんでくるものである。
自分だけの商売だけでなく、
どんなシチュエーションでも
商売に結び付いて考える
思考回路になっていれば
気づく感性も向上していく。
商売のアイデアが
浮かぶようになる。
周りが反対したことほど
成功する確率が高いという。
それは気付く感性が
他の人に無いからだ。
気づく感性がある人ほど
商売につながる道筋を
見抜ける力がある。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ コロナでも好調な小売業
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
殆どの小売業は
大打撃を受け
赤字で苦しんでいる。
その中で
ワークマン・西松屋チェーン・カインズ
などは業績を伸ばしている。
それらの多くは
郊外でポツンと営業して
地道な努力を重ね
成功させていった経緯がある。
ショッピングセンターなどに
入居して始めた商売ではない。
自力で人を集め
自力で売ることに専念してきた。
どこでもあるような商品を
扱ってきたのではない。
自社開発した商品を並べ
他では手に入らないものを
提供してきた。
それもコストパフォーマンスが良く
競合他社に比べて
使いやすく・丈夫で・デザインもいい。
それは弱者の立場からスタートし
創意工夫と試行錯誤の繰り返して
お客様からに指示を得ることで
成功した訳です。
商売というのは
知恵比べである。
いかにお客様に寄り添い
お客様目線で判断できるかである。
多くの失敗した企業は
企業都合・部署都合・担当者都合で
商売をしている。
お客様第一主義を
貫き通す勇気がないといけない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 将来の不安と備え
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
新型コロナによって
企業の売上減収が
大きな問題になっている。
イベント関係になると
90%以上の売上ダウンで
人件費や家賃などの
経費を賄うのに
借入が増え続けている。
飲食関係や観光産業
、エステ産業なども
落ち込みは激しい。
まだまだコロナ前には
戻る気配がない。
全業種の落ち込みの
平均値が30%と言われている。
普通は企業の売上が
3割落ち込むと
倒産に向かう。
コロナ融資のお陰で
生き延びている所がある。
コロナ前に比べて
中小企業の多くは
2割以上の借入が増え
今後の経営に
大きな重荷になる。
短期的に持ちこたえられる
企業もあるだろうが、
長期化になると
持たなくなる企業も出てくる。
銀行は年末年始ごろから
苦しくなる企業が
増えてくると見ている。
中小企業経営者は
今の借入を背をって
返済が出来るのかを
冷静に見つめる必要がある。
万が一のことも想定して
リスクヘッジを考えた
将来像も描いておくことが
賢明な経営者の生き方だ。
このコロナの影響は
じわじわと来年以降から
企業にボディーブローのように
効き始めてくる。
全世界でのコロナが蔓延し
経済活動を止めた訳だから
想定外のことが起こりうる。
お金をバラまいているから
日本はまだマシだが、
いつまでも続けることは出来ない。
二番底が来るという
経済学者もいるのだから
準備は怠らない方がいい。
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■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ メリハリ経営
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コロナによって
大きく変わってしまった。
ポストコロナ時代には、
過去に経験したことのない
競争激化の時代に
突入する。
勝ち組と負け組が
今まで以上にハッキリして
上位2社しか生き残れない
厳しい時代になる筈だ。
もはや3位では
生きていけなくなる。
業界2位以内
地元で2位内
などとにかく
2位以内でないと
存続が厳しい時代になる。
1位が利益の7割を稼ぎ、
2位が利益の3割を獲得し、
3位以下は赤字に転落する。
社内改革をどうするかが
大きなポイントになる。
生ぬるい体質では持たない。
いかに緊張感を持たせるかです。
その為にも評価制度も
変えていく必要がある。
業績が悪いから
一律に給与などを
カットするようでは
社員の士気が下がる。
また投資もしないようでは
会社の将来はない。
将来を見据えた投資を
積極的にしないと
夢も希望も無くなる。
失敗を恐れていては
次のステージには
絶対に上れない。
大失敗したくないなら
失敗をたくさんしておくことだ。
その失敗から学び
光り輝く宝石を見つけるのだ。
経営にはメリハリが必要だ。
ダラダラ同じことをしていては
先はないのだと自覚すべきだ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ コロナ融資の格差
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナ融資で格差がある。
どういう基準なのか
ハッキリしていない。
これは不平等だと思う。
債務超過でも
コロナ融資を
受けられる企業もあれば、
受けられない企業もある。
リスケ中でも
融資を受けられる企業もあれば
受けられない企業もある。
融資額についても
この企業にそんなに融資出来るの
と驚いてしまうときもある。
反対に何故これだけしか
融資出来ないのかと
不思議に思う企業もある。
赤字の企業なのに
つまり返済減資がないのに
融資してくれる企業もあれば
黒字化しているのに
融資出来ないと
断られる企業もある。
日本政策金融公庫は、
リスケ中でも融資をしてくれるが
保証協会は融資をしてくれない
事案が多いように見える。
ホテル旅館業飲食企業など
コロナで直撃した企業は
融資基準が甘いように見える。
メイン銀行が邪魔をして
(メイン行でない銀行は
OKしているのにも関わらず)
保証協会が融資しない事案もある。
コロナ融資が赤字補填に
充てられている企業は
融資残がどんどん喪失して
企業体力が弱る。
資金が枯渇したからと
追加融資をしてくれないから
破綻する企業が増えてくる。
黒字化している企業は
あるいは
コロナが終息したら
黒字化できる企業は
存続が出来る。
融資格差が生じている。
出来る限り融資を得て
資金を分厚くする必要がある。
資金集めを怠ることで
後で痛い目にあう
企業が続出するだろう。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 極めると商機が広がる
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
商売は極めることが
商機を広めるきっかけになる。
10年前ワークマンと言えば、
工事現場の仕事着という
イメージでしかなかった。
ところが今では
安さと機能性が際立って、
普通のお客様も来店して
業績はうなぎ上りである。
ワークマンならではの
安さと機能性と耐久性のある
商品開発が注目されている。
最近ではデザイン性も向上し
女性からの支持も増えている。
ユニクロの競合店になってきた。
すごい勢いで業績が伸びている。
一度行くと非常に面白い発見がある。
よくもこの値段で
この商品を提供する
ノウハウがあるのかと
驚いてしまう。
消費者も情報量も豊富で
何が長けているか
良く知っている。
人を幸せになりたいと願っている。
その幸せが何かを
企業側が分かっていないと
お客様との距離が広がる。
お客様を幸せな気分にさせないと
消費行動に移らない。
お客様を幸せな気分にするための
『考える力』が企業側に
求められている時代だ。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 飲食業の新たな試み
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナで大打撃を受けたのは
飲食業である。
未だに回復していない。
大企業の出勤が
50%以下に抑えられ
ビジネス街に
人が減ったままである。
苦肉の策で
今までやっていなかった
弁当の販売をしたり
各店努力をされている。
テナントビルも
解約が激増して
家主業の経営も圧迫している。
飲食業で独立を夢見て
飛び込んできた人にとって
そろそろ独立を考えていた人は
行き場がない状態である。
今独立しても
自殺行為になってしまう。
そのような中、
SEANTOENは、
中華のトミーズキッチンや
海鮮丼の江戸前海幸などの
飲食店が入居する
『キッチンベース』を運営し、
コロナ禍の宅配需要で
大繁盛である。
一番お金のかかる
厨房などの資産を軽減して
飲食を運営できると
引き合いはすごい。
初期投資が100万ぐらいで
一から飲食店をするより
投資が少ないし、
リスクも減るのでやり易い。
宅配向けのシェア飲食店が
今注目を浴びている。
昔、屋台村が流行りましたが、
その流れをくんだ
ビジネススタイルである。
シェアオフィス・シェアルーム
その次がシェアキッチン。
シェアが時代の本流になっている。
いつの時代も苦肉の策で
創意工夫した経営者だけが
上手く時流にのり
事業を大きくしている。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 徹底した顧客管理
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
同じ製品を扱っていても
売れる会社と
売れない会社がある。
その違いは、
徹底した顧客密着が
出来ているかどうかである。
日本レーザーという会社は
海外の100のメーカーから
最適な商品を選び
大学などに卸す仕事をしている。
この会社のすごいところは
徹底した顧客密着である。
顧客が求める製品が
これだという決まったものではない。
顧客がどういう使い方をしたいのか
どのようなニーズがあるのか
カスタマイズしてお届けする。
お客様の細かい要望に沿えるように
世界中から探し出してお届けする。
メンテもいつでも行う
安心できるフォロー体制を
完ぺきにこなしている。
だから他社はマネが出来ない。
安く売る必要もなく
高くても満足度が高い
売り方をしている。
中小企業が見習う会社である。
粗利の高い商売が出来ている。
これが出来ないと
中小企業はやっていけない。
多くの会社は
ややこしい要望には
応えることは出来ませんと
逃げてしまう。
しかし、この会社は
どのようなことがあっても
徹底した顧客密着で
満足を提供している。
絶対に逃げない会社である。
だから顧客は浮気をしない。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 6つの不要論
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナの影響で
多くの企業が操業停止・営業停止
を余儀なくされた。
不要不急の外出が禁止され
働き方も大きく変わった。
今まで当たり前にしていたことが
よくよく考えれば
必要ないことだと
分かってしまった。
停止から再開した時に
今まで気付かなかったことや
気づいていたが
改善できなかったことが
顕在化していった。
行く必要のない通勤
意味のない会議
無駄な結果が出ない出張
意味のない業務
無駄な残業
そして、働かない人材
以上6つが不要論である。
この機会に経営者側が
一番よく分かったことがある。
会社にとって
必要のない人材は
誰なのかが露呈してしまった。
このコロナ危機で
働かないおじさんを筆頭に
不要な人材が淘汰されていく。
そこそこ給与をもらいながら
会社に貢献できていない
おじさんはたくさん存在すると
経営者から声が上がっている。
若い人の方が真面目で
女性の方がスキルが高いことが
多くの企業で顕在化してきた。
設備の過剰、
債務の過剰、
雇用の過剰、
という3つの過剰が
バブル崩壊後問題であった。
雇用のセイフティーネットにより
なかなか解雇が出来ないことで
生産性が非常に低くなっている。
コロナにより
雇用の在り方が変わってくる
可能性がある様に思う。
でないと今後日本の企業が
生きていけなくなる。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 政府保証と個人保証
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
政府系の日本政策投資銀行が
フランスのルノー配下の
日産自動車に5月に1300億円の
政府保証をして融資していた。
コロナによって日本のすべての
企業が大変な思いをしているのに、
すそ野が広い自動車業界だから
潰れては困ると融資したのだろう。
こういうことがあると
中小企業だって大変であり
個人保証もして
潰れたらすべてを失う。
何故大企業だけ助け
給与も退職金も確保できるなんて
不公平だと思う。
日産への融資1300億円は
万が一の時は返済されない。
その資金でどれだけの中小企業が
助かるかを考えてほしい。
もし大企業をこのように助けるなら
中小企業経営者の保証人制度や
自己破産制度の改革をして
中小企業経営者の再チャレンジが
出来るようにしてほしい。
純粋に日本の企業を助けるならいいが、
外資に買収された企業に
そこまでしないといけないのか
全く理解できない。
救済するにしても
日本国民(特に中小企業経営者)が納得できる
やり方をしてほしい。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 休廃業の増加
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
世界的にコロナの影響で
中小企業の休廃業は
急増している。
米国や英国などは
20%~40%を超える
休廃業になっている。
これはコロナに対する
政府の政策にも原因がある。
都市封鎖した国などでは
消費マインドが急降下して
休廃業が増えていった。
日本は海外には例のない
無利子・無担保融資をはじめ
緩々の融資を行ったことも
影響している。
日本と米国と英国との違いは
事業を休廃業することや
破産などの手続きなども
違うからだと言える。
米国や英国は
元々休廃業や破産などの
法的手続きも
日本とは全く違う。
廃業率も10%以上常にある。
革新的企業が出現して
経済を活性化している。
新陳代謝が激しい。
日本の場合には、
休廃業をするときも
借金が返せなくて
やめるにやめられない
企業経営者も多い。
そして破産など法的処理すると
再起不能状態に追い込まれる。
地獄の破産制度になっている。
トランプ大統領は
数回破産しては
会社を大きくしていった。
米国では借り手と貸し手の
責任はフィフティー・フィフティーだ。
日本は実質的には
借り手100%の責任に
なっている。
このような根本的なところを
是正しない限り
日本の中小企業の将来は
非常に暗い。
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◆ コロナ禍で方向転換
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
デパ地下は
私のリフレッシュの場です。
色々な食材があり、
惣菜店も工夫を凝らして
飽きない売り場である。
コロナ禍でデパ地下も
人出が少なく
大変な思いをされている。
生ものを扱っている売り場は
お客様が少ないからと
数を減らして
陳腐な売り場には出来ない。
ロスが今まで以上に出るのでは。
柿安ダイニングと言って
元々三重県の肉屋さんが
経営している惣菜店がある。
ここは初めてデパート売り場で
作り立てを提供した店である。
しかも狂牛病騒ぎで
会社が傾きかけた時に
デパート進出した会社である。
ピンチをチャンスに変えて
そこから快進撃で成長をしてきた。
その拡大路線をとってきた
柿安が方向転換した。
商業施設に依存しない
態勢作りに着手し出した。
本社の縮小を行い、
不採算店舗の撤退に着手した。
損益分岐点を80%から70%に
引き下げた計画を打ち立てた。
自社のお裁量では規制があり
どうにもならないデパートや
商業施設からの撤退を
21年2月末までの完了させる。
素晴らしい会社ほど撤退が早い。
大阪で本店を構える
うどんすきの美々卯は
いち早く東京からの撤退を
宣言し動き出した。
柿安は元々お肉屋さんで
精肉業の方は
前年対比増になっている。
コロナ後のニューノーマル(新常態)
に合わせた店づくりと
将来伸びる業態展開に
大きく舵を切って投資する。
外出自粛など巣ごもり消費が伸び
レストラン事業で培ったノウハウで
レトルト食品など外販を伸ばす。
このように先を見据えて
事業転換を図っている企業は
生き延びることが出来るが、
既存事業に固守している
企業は淘汰されていく。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 危機に強いビジネスモデル
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
世の中、設備投資を中断して
様子を見ている状況である。
安全・安心な世の中にならない限り
設備投資は本格化しない。
人も余り現象が起こり、
人手不足で困っていた1年前と
全く様相が違ってきた。
大学の就職活動も
売り手市場から
買い手市場に大きく転換し
就職できない学生が増えている。
設備会社が昨年まで超忙しくて、
仕事を断っていた。
コロナによって
一番の大口である病院からの
仕事の延期話ばかりで
受注が激減してしまった企業もある。
このように色々なところで
仕事が停滞して動かない
状況が続いており、
先行きが危ぶまれる。
コロナが終息すれば
仕事依頼はある程度来るだろう。
中小企業の多くが
いつかわからない日まで
持ちこたえられる体力がない。
この苦しい状況から
生き残れれば、
競争相手が減り
いい思いが出来るかもしれない。
しかし、借入金が増えたことで
多くの企業が重い荷物を担いで
苦難の道を歩まないといけない。
このような情勢でも
一定の仕事がキチンと入り、
グラついていない会社もある。
それは新規案件を追うのではなく
今までのお客様のメンテ中心の会社である。
ビジネスモデルとして
メンテをしなければ
継続できない設備などもあり、
その定期メンテの仕事が
しっかりある企業は
このコロナ危機でも強い。
このような災害を伴う危機が
いつ訪れるかわからない。
是非、ビジネスモデルの
再構築を始めた方がいい。
それぞれの企業が
リスクヘッジしてきたつもりが、
コロナによって吹き飛んでしまった。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ お客様に寄り添う
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
中小企業にとって
生きていく道は
どうあるべきかを
考えていく必要がある。
大企業と同じように
マニュアルに沿った
画一的なやり方では
やっていけなくなる。
勝ち目はない。
お客様との信頼関係を
築いていくことが大切だ。
それも深い信頼関係が必要だ。
コロナ禍でも
業績を伸ばしている
会社も存在する。
服飾なんて
全くダメなはず。
どころが前年対比増である。
お客様に常に寄り添っている。
商品を仕入れる時にも
お客様の顔を浮かべて
仕入れている。
常にお客様と繋がっている。
仕入れた商品を
お客様にLINEで
この商品はお客様のために
仕入れてきました。
お送りするので一度試着し
気に入って頂ければ購入し、
ダメなら着払いで返送ください。
またお客様が欲しいと仰っていた
商品を見つけましたので
何種類か送りますので
一緒に見てください。
そのようなやり方で
すべての顧客とやり取りしている。
面倒くさい、しんどい作業を
コツコツとこなしている。
大企業には出来ないことだ。
これこそが中小企業が
生きる術(原点)である。
粗利益も高く
店舗展開をすることもなく
実質投資金額は少ない。
SNSを上手く利用し、
お客様に寄り添い
深くつながっている。
顧客名簿を持っていても
ただリストがあるだけで
本当に活用されていない会社が多い。
お客様の顔が見えてないなら
名簿があるだけである。
お客様と繋がっていないから
本当の活用が出来ない。
大企業と同じ活用方法では
勝てるわけがない。
お客様に寄り添うということが
どういうことなのかを
しっかり考えないと
中小企業は生きていけない。
細やかな心遣いが必要である。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 本音を探る
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
本音を聞くことは
非常に難しい。
本音が分かれば
スムーズに進む。
聞く姿勢に問題がある。
だいたい聞く側が
最後までに聞かないで
口をはさむ。
大抵は否定的な見解を
述べてしまうから
本音を語ろうとしない。
昭和の時代の
頭ごなしの説教をしても
反発を買うだけである。
個性を無視して
画一的なやり方を
強要していた時代と違う。
納得させてわからせない限り
心を込めて仕事もしない。
だからこそ本音を探り
どこが問題化を解明することが
前に進む一歩である。
社員の本音が分かれば
風通しがいい会社になり
お客様ファーストの
話し合いが出来るようになる。
会社都合や自己都合が
横行しなくなる。
お客様の本音が表面化する。
お客様の本音が分かれば
間違いなく
素晴らしい売上が約束される。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 中小企業の資本支援策
■□━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナによって
中小企業は想定外の赤字となり
債務超過に陥る企業も出てくる。
債務超過になると
今後銀行からの支援が
困難になる可能性がある。
その対策として
中小企業への資本支援策が
発表された。
商工中金や日本政策金融など
政府系金融機関で
資本性の劣後ローンの受付が
8月から始まった。
この融資は借入ではあるが
資本に組み入れることが出来
債務超過を一掃できる得策がある。
以前から資本性ローンがあったが
他の民間金融機関は
好意的に思っていなかった。
今回の資本性ローンについては
コロナ対策になっており
前向きに考えて支援している。
返済は一括で
5年10年20年とある。
その点経営を改善再生すれば
使い勝手のいい制度である。
当初の金利は0,5%で4年目以降は
黒字化によって金利が引き上げられる。
返済が無いから資金負担にはならない。
コロナ対策として利用する価値はある。
大企業のように体力があり、
大赤字を出しても
債務超過にならない。
中小企業は体力が無いから
このコロナによる損失で
債務超過に陥りやすい。
債務超過が一番銀行が嫌がる。
その回避策には役立つ。
コロナで被害を受けた中小企業は
中長期的に復活を模索して
完全復活を遂げないといけない。
その一助になるので
考えてもいい策でもある。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
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◆ コロナで時代変化加速
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━
コロナで時代変化加速した。
今後10年ぐらいで
徐々に変わっていくだろうと
思っていたことが
一気に変わってしまった。
コロナによる変化に
付いていけない企業は
淘汰されていく可能性が
非常に高い。
40年以上前
大学時代に憧れていた
ブルックスブラザーズが
破綻したのはびっくりした。
大企業・上場企業でさえ
考えられな赤字を
出して苦しんでいる。
中小企業は大企業と違って
体力がないのだから
瀕死の状態になるのは当然だ。
想定外のことが
次々と起こり出している。
コロナ前には
優良企業だったのが
売上9割8割減で
赤字が垂れ流しになっている。
根本的に生活様式が
変わってしまったことに
気づかないといけない。
もう後戻りはないはずだ。
コロナが終息したら
元の売上に戻るなんて
甘い考えは捨てるべきだ。
以前よりインターネットが身近になり
生活・仕事に溶け込んでしまった。
まだまだそこまではいかないと
思っていたことが
コロナによって来てしまった。
企業が対応に追われている。
カジュアル化が益々進み
何事も直接的になり、
回りくどいやり方が省かれる。
卸し商売や中間商社なども
存在意義がなくなる
可能性が大である。
完全テレワークに移行する
大企業でも存在している。
印鑑文化もなくなり
スピード感と簡略化が
会社に求められていく。
時代に取り残されたら終わりだ。
スーツを着るシーンも変わり
仕事着がカジュアル化し
TPOがはっきりする。
すべての価値観が
大きく転換することに
拍車がかかった。
デパートで売り続けてきた
ファッション業界は、
劇的に変わっていく。
ファッションではなく
心地よさを求めて
着こなしが重視されてくる。
この1点物が一生ものだから
どうしても欲しい。
そのようなお客様は
存在しなくなる。
どんどんとIT化が進むことで
こころの癒しや自由さが大切になる。
自分に正直に生き
昭和の時代の【我慢】は死語となった。
満足度が求められる時代に入った。
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◆ コロナで気づき
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コロナで多くの企業で
売上が落ち込んでいる。
その影響は甚大で
今後の経営に経営者の多くは
危機感を抱いている。
売上が下がって
毎月赤字だと
悲しんでばかりいられない。
先を見据えて
どうするかを考えるのが
社長の責任である。
その為には現状認識が
とても大切である。
それをせずして
この先の戦略はない。
売上が減ったのに
利益が増えた食品加工会社があった。
何故なんだと問いただしても
すぐには社長は返答できない。
どの売上が減ったかというと
大手への卸しが激減している。
居酒屋とか大手飲食店向きに
作ったものが売れていない。
反対に個人客や
インターネット販売などが
延びているのが
分析して分かった。
つまり大手への卸しは
価格的に厳しく
採算が取れていなかった
ことが判明した。
ある程度のロットが
無ければ赤字であった。
製造工場が40年経過して
製造工場の効率化が
図れてなかった。
昭和の時代の流れで
工場運営をされており
労テクな部分が多く
非効率な運営をされていた。
生産効率が非常に悪かった。
以上のように
コロナによって
自社分析することで
今まで気付かなかった
新たな発見があった。
自社分析することで
今後の経営に活かし
会社の構造改革をすれば、
会社の未来は明るい。
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◆ やれない理由が会社を滅ぼす
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会社組織というのは、
非常に難しいものだ。
業績が絶好調の時は
意外に不満も出ないものだ。
ところが逆風が吹いた時に
多くの企業で
内部崩壊が始まる。
私だけ、俺だけ
こんなに頑張っているのに
他の人は何なんだ!とか
自分だけが頑張っていると
勘違いしてしまう。
売上を上げるために
こうしようと決めても
結局は出来ない理由を言って
話がまとまらず
前に進まない時が多い。
会社に助け合いの精神が
宿っていないと
上手く行かない。
営業と製造と管理と
自分の立場でモノを言って、
お客様を忘れてしまっている。
こうなると会社は
どんどん硬直化して
倒産に追いやられる。
『やれない理由』を並べる人が
発言力がある会社では
発展はしない。
人がやれないと思うことを
実現させるのが
商売の成功方法だ。
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◆ 問う力が会社を救う
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問題意識をもって
仕事をすることは
とても大切である。
当たり前にしている仕事に
疑問を感じないようでは
進歩がないのと同じだ。
時代とともに
仕事の在り方や
仕事の仕方も
変わって当然である。
何故?
どうして?
という問いかけがないと
ただ仕事をこなしているだけだ。
野村監督は一流選手こそ
質問をバンバンしてくる。
二流選手ほど
何も聞こうとしないと言っていた。
つまり問題意識があれば
色々と聞きたくなるものだ。
問題意識が無いから
質問も浮かばないのだ。
プロ野球のピッチャーでも
いくら150キロを投げても
打たれる者もいれば、
140キロも投げれないのに
一流のピッチャーとして
成功する人もいる。
バッター心理やデータを活用し
自分の持ち味を
最大限に活かせているからだ。
人を育てる時も
こうしろと指図しても無駄である。
何故そうなったのかを問い、
こうしてみたらどうかなと
ヒントを投げかけて
最終的に自分で責任もって
考えて行動させることだ。
問題意識をもって
問う力のある人材が
集まれば
自然に業績も良くなる。
いつまで経っても
ワンマン社長に
頼っていては
その先はない。
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◆ リアル店舗の逆襲
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ネット通販が急速に広がり
ネットで生鮮品も取り扱い
スーパーとも競合している。
もうどこにも行かず、
家に居れば
何でも買える時代になった。
リアル店舗は必要ないのか?
そうではない。
人は人と交わることで
喜怒哀楽が生まれる。
その喜怒哀楽が
人間にとって必要である。
特に喜び・楽しみは
生活に欠かせないものだ。
そこをリアル店舗が
どう掘り起こしていくかが
勝ち抜くための術である。
仕事とは、
【問題を解決する】ことだ。
売り場に商品切れになっているのは、
『問題』であって
『解決』するために
補充するのだ。
幹部と現場との格差が生じて
上手く行っていないことがある。
これは仕事の目的や手段が
すべての人にわかる様に
説明されてないからだ。
仕事は理解して
納得してやらないと
いつまでも間違うものだ。
仕事の本質が分からないと
現場は混乱する。
何事もキチンとする習慣が大切だ。
中途半端にするのは間違いの元だ。
整理整頓された上で運営され、
次に創意工夫がないと
力は発揮できない。
仕事にはルールは大切だ。
そのルールを守り
個人が創意工夫して
力を発揮できる環境がないと
現場力は強化されない。
つまりネットでは体験できない
リアルでの工夫が無くては勝てない。
そこに感動や喜びがなくては
リアル店舗の存在意義がなくなる。
独創的な創意工夫がないと
リアル店舗が無味乾燥で
面白くもない売り場になってしまう。
リアル店舗の生きる道はあるのだ。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
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