コラム

不屈の精神:メルマガ12月6日号

不屈の精神

 

不屈の精神は人に感動を与える。
人に感動を与えるから人は何かを感じてその人に付いていく。

オリンピックのマラソンで力尽きそうになっていても完走している姿にも共感したはずです。

中小企業経営者も同じでコロナで会社に多大な被害を被っても諦めずに前を向いて必死に頑張っている姿には周りの人間も付いていくはずです。

指導力あるリーダーになりたいなら不屈の精神を持っていなければならない。

不屈の精神は周りを勇気づけ引き付ける。

自分に確信をもって周りに伝えればその経営者の言葉を信じて付いていくはずです。

言霊を発しなければ理解も得られないし信じてもらえない。

経営者が何を考え何をしようとしているかをはっきり伝えていく必要がある。

多くの経営者はもうひと頑張りすると先が見えてくるのにその手前で諦めてしまう。

私は顧問先の皆さんに前を向いて頑張れるように勇気づけている。
こうすれば出来るはずだといつも前に一歩推し進めている。

コロナ禍でも遠方からわざわざ元気をもらいたいと会いに来られる経営者も多い。

それは不屈の精神を沸き立たせることが私の仕事だからです。

不屈の精神は必ず業績の扉を開き苦難から這い上がることが出来ると信じて疑わない。

 

 

現場と本部との責任意識

 

現場に経営者感覚をもって仕事をしてほしいとよく聞きます。

今まで本部の言う通りにしておけばいいのだと上から指示を出していた。
急に転換をされてしまった。

本部統制に限界を感じて経営者感覚を持てと言われても現場としてはなかなか出来るものではない。

現場がすべてだと言い、現場に利益責任を持たせて経営感覚をもって対処してほしいと責任転換されてしまって困り果てている現場をよく見る。

現場に余計な負荷を掛けると本来すべきことが出来ず悪循環になるケースがある。

飲食店でオーダーミスをしたりしてお客様に迷惑かける時がある。

その時の対応がおかしい時がある。

店側がどうしましょうと言ってくる。
謝らない店員も多いのに驚く。
物販でもそうですが今の時代ミスをミスと認めず謝らない時が多くなった。

一方ですごく丁寧で気持ちのいい接客をしてくれるとついつい買ってしまいたくなる。

恐らくその混乱状況を本部は把握していないだろう。

そうやって会社は劣化していく。

どの業種の商売でもそうだが、人間教育が大切である。
人としての最低限の思いやりや目配り気配りが出来ていないとどうにもならない。

無理な負担を掛ければムラが生じてしまい、ひいては無駄が生じて意味のない仕事になる。

仕事を丸投げして責任を取らせる体制になっているから現場は混乱してしまう。

本部は自分の身を守ることを第一としている。
だから責任を押し付けてしまっている。

上に行くほど責任を取るのが当たり前の時代から上に行くほど責任を取らず下の人間に責任を負わせる
そんな世の中に変わったような気がする。

潔さが無くなってしまった。

責任を取らないトップが会社をダメにする。

会社の責任はトップにある。
そんな覚悟が無いようでは部下は誰も付いてこない。

 

 

ゼロ発想

 

新型コロナによって世の中の風向きが変わってきたのは、経営者なら感じているはず。

慣習や前例に基づいて何を判断すること自体危険なことでしかない。

実際に私のところにコロナによって大きく売り上げを下げて何とかしたいと相談にお見えになった方は
たくさんいらっしゃいます。

売上を伸ばすためにどうしたらいいかという短期的な問題として処理をしても意味がない。

中長期的にこのビジネスモデルが通用しなくなるのが明白なら事業モデル事態やめた方が良いのではないかという提案をした経緯もある。

何が本質的に問題なのかを把握することが大切である。
そもそも問題を提起して議論する必要がある。

俯瞰視点で物事を見ないと判断を誤ってしまうことがある。
井の中の蛙になり広角に物事を捉えきれなくなる。

つまり自分視点ではなくお客様視点・相手視点で問題を解決することがとても大切になってくる。

出張する時や旅行する時に色々な交通手段が考えられます。その人の立場になりどれがいいかを選択する必要がある。

私は東京と神戸を毎月行き来してます。ある人から時間が無駄だから飛行機で行かないのと聞かれたときがある。

私の理由は、新幹線は時間が掛かるが、移動中仕事が出来るし本数が多いから時間を気にせず移動できるそんなメリットがあるからです。

相手視点で物事を考えられる力があれば成功するはずです。

商売はやはり相手に寄り添うことが一番大切である。

 

 

コロナ後の経営

 

コロナは時代の移り変わりを一気に10年早めてドップリとデジタル社会に引き込まれてしまった。

ゆっくり時代と共に商売の在り方も変えていこうと思っていたのにこの急激な変化に付いて来られない企業も出てきている。

そういう意味で淘汰される時が早まった。

一番大切なことは企業である以上、利益を出さないと存在意義がなくなる。

そのためにどうすればいいか経営者として考えなくては将来はない。

未だにコロナ前と同様な商売のやり方をして赤字を垂れ流している企業もある。

そしていかにデジタル化を進め生産性を上げるかを促進すべきである。

コロナ融資はここに投資するのが一番有効なやり方だ。

無駄なこと・競争力のない事競合他社に勝てない事を削ぎ落して何で勝つかを決定して更に尖がった戦略で勝ち進めるべきである。

中途半端が一番危険だ。

 

 

問題解決能力

 

会社の問題はたくさんある筈である。

しかし、多くの経営者はたくさんあり過ぎて何から処理していいか分からない時がある。

何事にも優先順位があります。

会社にとって何が重要な課題かを見つけ出すことが大切です。

それが出来ないのに右往左往しても始まらない。

そのためには経営者が考える問題を箇条書きに列記してみるのが一番分かり易い。

次にやるべきことはリサーチである。業界のことを調べる。
競合他社のことを調査し強みや弱みも調べまくる。

インターンネットだけで調べるのではなく自分自身で動いて生きた情報をキャッチすることがとても大切になってくる。

そのためにも現場に行って生の情報を取得し想定外の情報収集が出来るはずです。
ここが競合他社に勝つためには大切な要因になる。

問題解決能力はいかに多くの情報を集め取捨選択していくかが欠かせない。

薄っぺらな情報だけで大切な判断をしては必ず失敗する。

 

株式会社 Jライフサポート 三條慶八

三條慶八の本