Column

経営コラム

経営のヒントや考え方、時事トピック等をお届けします
商工中金はどんな銀行か?
------------------------------------------------------------------------------------------------------ 1500社の社長を救った虎の巻 拙著『経営の極意』(フォレスト出版)「会社と家族を守るための銀行交渉術」より 一部を公開します ----------------------------------------------------------------------------------------------------- 【半官半民の銀行で、近くにあったら口座を持とう】 商工中金は、今のところ半官半民の銀行です。 将来的には民営化されます。 国の機関である全国信用保証協会や日本政策金融公庫と違うので、 一生債権を持ち続けることはしません。 サービサー処理をする可能性もあります。 中小企業再生にも力を入れているので、 私は顧問先に口座を持つように勧めています。 コロナ融資もあったので、それをきっかけに取引を始めた会社もあります。 ただ、支店が少ないのと、敷居が高く感じるのか、利用している会社は少ないようです。 【口座を持っておくメリット】 2000万円の債務があった再生過程の顧問先が、 払うことができない状況になったので、「少額を払えば残債を放棄する」と 商工中金から提案がありました。 信用保証協会や国民金融公庫のように債権をいつまでも持ち続けることを しないので、中小企業がリセットするのに非常に助かります。 日本の経済を活性化するという大きな役割がある金融が、 急ブレーキを踏むような行為をするのは大きな過ちだと思っています。 商工中金は、将来、完全に民営化されれば、ますます使いやすくなると思われます。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
安ければ良いから脱却
30年以上に及ぶデフレ経済の影響で日本では値上げがご法度であった。 だからこそ安さに秀でた会社は非常に業績を伸ばしていった。 カジュアルアパレル業界で特に低価格を武器にしてきた『しまむら』はその代表格である。 しかしながら原材料高も続き価格転嫁も余儀なくされる可能性は大である。 海外からの調達が多いから今の円安は非常にこたえる。 デフレからインフレ経済への移行で賃金もかなり上がっていく傾向である。 そうなると限界が必ず訪れる。ユニクロも出店当初は安いなあと感じていたが、 今ではそういう感情は抱かないお客様も多いのではないでしょうか。 海外では高級ブランドの部類に属すると言われている地域もある。 消費者の意識にも変化が出ている。良いものは高くてもお金を払うが、 そうでないものは価格志向が強い。 消費の二極化が強まっていっている。 昔のしまむらは安さが前面に出ていたが、今では安いけどグレードが高いという 評価を得るようになってきた。 日本は少子高齢化で人口が減って購買力が減っていくのは事実である。 しかし、日本で培ったスキルは海外でも通用するので、世界を攻めていかないと 業績は伸びない。 これはどの会社にも言える。日本だけ見ているとダメでグローバル戦略が 必要になってくる。 安さだけで勝負する時代は去った!   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
社保倒産ってなぜ起きる?
まだまだ相次いでいる社保倒産ですが、そもそも直接業績と関係のない税や 社会保険の問題で経営難に陥る構図がわかりにくいという疑問に答えます。 現在の社保倒産がなぜ頻発しているのかということから、 ありがちな消費税の滞納や、社会保険料の滞納による 経営危機が起きる理由、考え方まで解説します。 ↓【社保倒産ってなぜ起きる?】   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
危険!借金をしている最中に絶対にやってはいけないこと
借金をしているのに他の会社に貸し付けをしてしまった、 あるいは余った資金を投資に回して運用してしまった といったことが実際にあります。 これらは銀行からすると最も嫌な行為のひとつで、 知らずにやってしまうととんでもないことになります。 ↓【危険!借金をしている最中に絶対にやってはいけないこと】 是非ご視聴ください。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
ドンキの強さ
ディスカウントストア店「ドン・キホーテ」を運営するパンパシフィック・ インターナショナルホールディングが35期連続増収増益記録を更新している。 既存の小売業とは違う逆張りの「個店経営」の戦略を柱に売上高2兆円の大台を超えてきた。 成長の原動力は店舗のパート・アルバイトの熱量だと創業者の安田会長は言っている。   普通なら社員が頑張ってくれているからというと思いますが、パート・アルバイトが 多大な戦力になっているということです。   今の時代なかなか人を集めるのも難しい。働き方も多様化しており、自分が希望する日にちと時間を選ぶ。 その点ドンキは選ばれる会社なのだろう。 実際に顧問先でもそうですし、パートアルバイトをうまく活用して戦力になっている会社は業績も 伸びている。 ドンキもパートやアルバイトに敬意を示し丁寧語で社員も話しかけている。 顧問先でも必ず何かを決めるときにはパートやアルバイトを集めて話し合いながら進めている。 つまり人を大切にしている会社である。 大前提は『現場第一主義』である。上から想像で決定して無理やり「こうしろ」とは言わない。 お客様の声を丁寧に拾って分析して現場が値付けや商品や陳列も創意工夫しながら進めている。 自分たちが店を作っているという意識がとても強いのでしょう。 また後継者の息子もいますが社長にならず大株主や非常勤取締役として冷静に会社を見守っている。 創業家が社長になると長期政権になり必要でないことを止めることもしなくなる。 自らが歯止め役に徹している。なかなかそう割り切れる後継者がいないが立派な判断だと感心した。   やる勇気よりやめる勇気の方が大変だということをわかっている。 ドンキはいつまでも中小企業の心をもって人の活用法を心得た素晴らしい会社だと思います。 中小企業経営者はすごく参考になるはずです。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
膿は一気に出した方がいい?
------------------------------------------------------------------------------------------------------ 1500社の社長を救った虎の巻 拙著『経営の極意』(フォレスト出版)「会社と家族を守るための銀行交渉術」より 一部を公開します ----------------------------------------------------------------------------------------------------- 【銀行は「決算書のここがおかしい」と思っても、すぐには突っ込まないことがある】 商売をしていれば、どんな会社でも不良在庫や売掛金はあるものです。 銀行はたくさんの企業の決算書を見てきているので、目利きがあります。 中小企業が多少なりとも粉飾していると思っているのではないでしょうか。 例えば、決算書に前年と同じ金額の売掛金があると、入ってこない売掛金ではないかと 勘づきます。 在庫もやたらと多いと怪しまれます。適正な在庫があるでしょうから、 仕入れていないのに在庫が増えているのもおかしな話です。 仮払いを使い勝手がいい隠れ蓑として使う会社もあります。 仮払いは、中途半端な科目で何なのかよくわからないからです。 特に、社長が何か会社のお金を使って、落とせないものや 不透明なお金の使い方をしているケースがあります。 しかし、銀行は「おかしいな」と思っても、突っ込んでこないことがあります。 それは厳しく、追求しすぎると会社が傾いてしまうからです。 融資を続けるために、あえて浮上してくるのを待ってくれているケースもあります。 それも、銀行との関係がすごく大切になってきます。 「今期は、絶対に黒字を出してくださいよ」と念を押される時は、 「今期の決算内容は、今後支援していく上で大切ですよ」 という合図なのです。 【膿は徐々に出していくことを銀行も望んでいる!?】 いろいろな会社を見ていますが、銀行から最低これぐらいの 利益計上してくださいねと言われたケースもあります。 支店長としては、一生懸命やっている社長なので、 将来性を買ってそう言ってくれたのだと思います。 確かに、その会社は伸びしろ抜群でした。それに気づかずに、 「積年の膿を出す」と言って、正直に巨額の赤字を計上した会社がありました。 年商5億円の会社が8000万円の赤字を出せば、銀行がどう思うか明らかです。 案の定、融資が止まって大変なことになってしまいました。 社長の真面目な性格からしたことでしょうが、間違いなく失敗です。 もちろん粉飾はよくありませんが、膿を一度に出すのはいかがなものかと思います。 不良在庫や売掛金を処理する時には、徐々に行うのがセオリーです。 銀行がどう思うかを考えないといけないケースもあります。 銀行として支援体制で臨んでいるのに、なんでこんなことをするんだと思っているでしょう。 銀行の恩情や気持ちを察して、処理を先延ばしすることも、経営者として大切なことです。 商売とは、いい時もあれば、悪い時もあります。 悪い時にどう乗り切って会社を立て直すかが、社長の力量です。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8 =======================