コロナ融資で倒産を免れていた企業が
返済が始まり耐えきれなくなり多くの企業が倒産に追い込まれている。
来年には更に倒産は増えていくだろう。
政府も返済見込みがない企業にこれ以上融資を出来ない。
リスケして凌いでいる企業も多い。
日本は先延ばし策が得意でとにかくリセットをさせない。
リスケ中は融資は得られないから新規の事業をチャレンジも出来ない。
とにかく経費削減・人員削減して耐え凌いて生きているだけである。
コロナ融資など保証協会付融資は銀行にとってリスクないので、
取引企業が倒れても真剣に対処しない傾向がある。
代位弁済したら債権者が銀行から保証協会に移るから関与しなくて済む。
保証協会とは中小企業のための協会だと言われているが
結局は銀行を守るための協会である。そこを間違えてはいけない。
商売で100%リスクないなんてあり得ない話ですから。
保証協会は一生債権を持ち続けて少額でも返済させようとします。
中小企業経営者は代位弁済されると破産しないと債務が無くならない。
そのような借り手に厳しい金融制度です。
高利の延滞金が発生するから少額返済しても雪だるま式に増えていくだけある。
銀行は取引企業経営者が将来の希望が持てない状況になると
もう破産したらどうですかと言ってくる。
破産されると銀行の内部処理が簡単だからである。
リスケして3年しても黒字化せず、資金が枯渇してお金が回らないなら
必ず破産を進めます。
中小企業活性化協議会入りして復活する企業なんてほんの僅かである。
黒字化しても債務が重たいから返済できるめどが立たないからです。
債権カットなんてなかなかできるものではない。
しかし、カットしたとしてもその後の運転資金などの融資が
銀行から得られない。
日本は経営責任ばかり言うので、債権カットした企業経営者にも
ほとんど融資しないのが現状である。だから、経営者変更をしないと難しい。
会社を売却しなさいというが、残った借金は払わないといけない。
借金が残らす、売却できればいいですがなかなかそうはいかないのが現実である。
破産すると10年ほど島流し状態で、お金も借りられないので、
事業も出来ない。再出発が出来ない日本である。
アメリカは貸し手借り手が同等でリセットしてまた事業再開できる。
だから、トランプも破産しても大統領になっている。
日本は金融後進国である。
中小企業経営者の失敗は許さない。上場企業は個人保証してないから
社長の個人資産は傷つかない。
役所も無駄なお金(税金)を使っても個人責任には至らない。
個人保証制度をなくすように政府も進めていますが
完全に法律で禁止しないといつまでも個人保証は続く。
足腰の弱い経営者は才能豊かでもチャレンジできなくなる。
再起できない日本だからこそ倒産・破産は最後の手段である。
そのためにどうリスクヘッジするかを考えて
商売をしておかないと中小企業経営者の人生は終わってしまう。
中小企業経営者の人生の再生を考えるのがとても大切で使命だと考えている。
頑張ってきたのに悲しい末路にならないように
是非相談してほしい
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
今年こそは高騰するコストを
価格に転嫁する年になります。
とはいえ、値上げはなかなか難しい交渉で、
中小企業なら社長が自ら行わなければならないこと。
しかもコスト高なので値段を上げてください
だけではなかなか通らないのはご存じの通り。
また、物価の高騰分だけではなく、
社員の給料の分まで価格を
上げなければならないと考えると
なかなかハードルの高いチャレンジになります。
商品を納入する立場の場合、どう考え、
どう準備して交渉に臨めば良いのか。
詳しく解説します。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
(参考資料:労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針 公正取引委員会 https://www.jftc.go.jp/dk/guideline/unyoukijun/romuhitenka.html)
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「会社と家族を守るための銀行交渉術」より
一部を公開します
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【取引銀行が一つだと、その銀行の思うツボ】
地方に行くと、1つの銀行だけとしか取引がない会社がけっこうあります。
話を聞いてみると、高い金利を設定されていたり、
自宅まで担保に取られたりと、概して、その企業にとっていい条件で
取り引きしていません。
銀行にとっては、他に競争相手がいないのをいいことに、
割のいい商売をしているわけです。
「なぜ他の銀行とは付き合わないんですか?」 と聞くと、
「お世話になっているから」「よくしてくれるから」
「悪いと思って」などという、きわめて日本人的な答えが返ってきます。
しかし、社長が低く出れば出るほど、銀行は勘違いして横暴になっていくのが現実です。
腹の中で「誰のおかげで商売ができるんだ」と思われているかもしれません。
【できれば3行から借入して競争させる】
銀行との取引もビジネスのうちです。
完全に主導権を握られてはいけません。対等であるべきです。
複数の銀行、できれば3行と借入して、競争させていい条件を勝ち取りたいものです。
新規の借り入れができるとなれば、安い金利、担保なしの融資など、特別の条件を出してくれるかもしれません。
銀行は貸出先の企業が激減しています。
なぜなら、後継者がいなくて、やめていく企業が増えているからです。
銀行が提携や合併するのは、取引先がドンドン減っているからです。
金利をもらわないと、銀行として商売が成り立ちません。
新規の取引先が増えるのは、ありがたいことなのです。
あくまでも、銀行とは持ちつ持たれつ、対等の関係が理想です。
【付き合うべき銀行の見分け方】
では、どんな銀行と付き合えばいいでしょうか。
まずは日本政策金融公庫に窓口を開いておくことをおすすめします。
日本政策金融公庫は財務省管轄の特殊会社で、
5つある政策金融機関の1つです。
コロナ禍で増えたとはいえ、まだ付き合いがないという中小企業が時々あります。
次に、地元の信用金庫、地方銀行です。
近年、都市銀行は行員や支店を減らしているので、信用金庫や地銀がいいでしょう。
複数の銀行に借入れ窓口を広げておくと、経営に幅が出ます。
銀行は貸し出しを積極的に行う支店長の次に、
消極的で固い支店長が赴任することが多いものです。
ですから、複数行と取り引きしていないと、
うまくかみ合わない時があります。 そのリスクヘッジのためにも、
複数行と取り引きをしておきたいところです。
ブルーオーシャン戦略は良く知られた企業戦略ですが、
中小企業が大企業と戦うための
三條式の経営戦略とよく似た部分が多くあります。
但し、ブルーオーシャン戦略は
本来大企業の戦略として想定されており、
中小企業には向かない部分も多くあります。
そんなブルーオーシャン戦略を念頭に
中小企業が取るべき戦略を解説します。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
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【対等に交渉するために、まずやるべきこと 】
多くの経営者は銀行に対して恐怖心を抱いています。
「銀行は怖い」
「逆らっちゃダメだ」
「お金を貸してももらえなくなったら大変だ」
「銀行は腹の底で何を考えているかわからない」
このように思ってる社長が多くいます。
しかし、こういう心理状態では
有利な交渉(駆け引き)はできません。
いつも負け試合になってしまいます。
自分でも金融の基本をよく勉強して、
銀行と対当な関係を築くことが一番です。
対等に交渉できれば、何も怖くありません。
顧問先の社長の中には経験を積んで
銀行との交渉を楽しんでいる方もいらっしゃいます。
【どんな状況でも答えを保留する】
ここで1つ、銀行との交渉に関するテクニックを紹介します。
銀行に呼び出される時は、相手は担当者と支店長 、
こちらは自分1人というケースが多いものです。
これはヤクザの事務所の状況と似ています。
難しいことをまくし立てられ、
返事をしろと迫られると、多くの社長は
怯え上がって「わかりました」と返事をしてしまいます。
しかし、それでは完全に負けです。
20代でデイスコを経営していた時、チンピラが入ってきて、
女の子にちょっかいを出しました。
従業員がやめてくださいと言っても
聞かないので、従業員がそのチンピラを
殴ってしまったことがありました。
翌日、呼び出されて、私1人で喫茶店に行くと、
貸切り状態で周りはやくざだらけでした。
ここで引き下がったら、一生やられると思ったからです。
その甲斐があり、組長から「あんた根性あるな」と
変に気に入られて、私の母が経営していた日本料理店で
よく宴会をしてくれました。人生色々ありますね。
何が言いたいかというと、
腹を据えて交渉することが大切だということです。
どんな状況でも答えを保留し、
「持ち帰って部長と相談してから返事をします」と
ひと呼吸おくのがテクニックです。
私が相手の言う内容をすべて理解した時でも、
その場で返事をするのを避けてきました。
【銀行と対等な関係に押し戻すコツ】
銀行は返事をさせようと圧力をかけてきます。
その圧力をかわすことで、お互いの関係を対当に
押し戻すことができるのです。
経験を積んで銀行が何を考え、
次に何をしてくるかが分かってくれば、何も怖くありません。
「融資してくれなかったらどうしよう」などと、
悪いことばり考えるから怖いのです。
恐怖を感じると、負のスパイラルにはまって
自分で自分を追い込んでしまいます。
銀行とは、どういうものかを知って、
心を読めるようになれば、
融資であろうと、再生時であろうと、
駆け引きができるようになります。
そこまで行くには、経験値がモノを言います。
勉強と思って、頑張ってください。
顧問先の皆さんには、
銀行に行ったら、どんな話だったか報告してくださいと
お伝えしています。
その上で、次の回答や交渉を考えて作戦を練っています。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
商売をしていると
嫌なことは9割で
良いことは1割もないと
いつもそう思っている。
どん底から這い上がった経営者は
やはり打たれ強いので
少々のことではへこたれない。
東京都墨田区には、
たくさんの工場があります。
最盛期には1万社以上ありましたが
今では5分の一以下に
2000社程度になっている。
その墨田区に浜野製作所があり、
世界から仕事が来るほどの
技術力があり頼りにされている
企業である。
父親から工場を継いで
2人で運営をしていたが、
工場が全焼して
納期が間に合わない状況の最中
不動産屋に走って工場を借りて
仕事を続けた経営者である。
人間、切羽詰まった時に
どう行動するかが
とても大切だと思っている。
火災の最中に
次の一手を考えて
行動できたのがとても素晴らしい。
だからこそ今では
町工場連動を組織して
自分ところで出来ない仕事を
協力して成し遂げる組織を
墨田区で120社全国に600社
存在している。
バブル崩壊して
海外に仕事を奪われたときに
多品種少量生産で
技術力のいるものに特化して
仕事をしていった。
そして、スタートアップ企業の
モノづくり駆け込み寺として
様々な企業を支えている。
次世代型電動椅子や
コロナ禍の移動式手洗い器なども
浜野製作所がないと完成しなかった。
スタートアップだけではなく
ブリヂストンの月面での
金属タイヤなども
依頼を受けている。
シンガポールのバイオニックエムからは
孫社長が義足を利用しているから
東京大学と共同で
太ももの動きを感知して
動く義足を開発しようとしている。
多くの企業の駆け込み寺に
成長している。
どんな会社でもいつまでも
順風満帆で行くことはない。
必ず窮地が訪れるものです。
その時に暗くなって希望を捨てて
ただ諦めて何もしないで
終わってしまうようでは駄目だ。
そんなときほど明るく前を向いて
絶対に諦めないのだという
強い気持ちを持ち続けないといけない。
阪神淡路大震災で負債140億を抱え
自力再生した私も諦めなかったから
今があるのだと思います。
結局は社長次第である。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八