Column

経営コラム

経営のヒントや考え方、時事トピック等をお届けします
事業再生時で絶対持っておきたい マインドとは?
----------------------------------------------------------------------------- 拙著『経営の極意』(フォレスト出版) 第1章「成功する経営者が持っている心得」より一部を公開します。 ---------------------------------------------------------------------------- 【あきらめないで最後まで頑張る】 事業を再生する時に一番大切なことは、やり抜くという強い気持ちを 持ち続けることです。 再生プランを立てますが、最初のプラン通りにはいきません。 債権者のスケジュールに合わせていかなければならないからです。 相手に合わせて何度もプランを変更する。 そのために「これでうまくいくのか」と不安がよぎります。 取り立ての催促が強くなり、心が折れそうになります。 そして、あきらめてしまう人も多いのです。誰にも守るものが あるはずです。家族、子供、家などです。 大切な人たちを路頭に迷わせないためにも、あきらめないで、最後まで 頑張るという強い気持ちを持ってください。 【再生プランの重要ポイント】 再生プランのポイントは、正しい方法で正しい順番で行うことです。 やってはいけないことをしなければ、必ずうまくいくと信じてください。 知恵の輪を外すように繊細なことが多いので、勝手な判断で進めないことです。 初めての経験でやってはいけないことがわからないので厄介なことではあります。 ところが経験がない人はついうっかりとミスをしてしまいます。 一度のミスが致命傷になることがあります。 そうすると一貫の終わりです。再生プランは勉強しても 身につくものではありません。経験と現場での修正能力、対応能力が求められます。 初めて困難に立ち向かう人が自分1人の力で切り抜けるのは ほぼ無理でしょう。そのために、私がお手伝いしています。 弁護士を立てて法的に進めるなら別ですが、自力再生を図るには勉強だけでは うまくいきません。 マニュアル的に進めることはできません。 完全フルオーダーでやらないと成功しません。 あるとき、物流関係の仕事をしていた夫婦が相談に来ました。 話を聞いているうちに再生プランが浮かんだので、 「大丈夫だよ。 3年、頑張れば立ち直る」と言いました。 2人は驚いていましたが、諦めずに3年間頑張った末、しっかりとビジネスを立て直しました。 信じて進む気持ちが大切なのです。 【結局、最後は、社長次第】 私が負債140億円からの自力再生したときも最初から自分が思い描くようには いきませんでした。 その中でどう考え、突破口を見つけていくかがポイントでした。 普通ならもう気がおかしくなって、あきらめてしまうだろう、ということもありました。 でも、守るものがあったから、そうはしないで頑張りました。 再生が終わってから人間ドックに行った時に、医者から脳年齢が50歳前なのに 75歳と言われました。 「人生で何かありましたか?」と聞かれました。 小さな脳梗塞が 20箇所ほどあり尋常ではないと言われました。 医者に、もうすぐ死ぬのですかと聞きました。死にはしないが、 気をつけないと大きなを脳梗塞を起こしたら終わりだと宣告されました。 長い苦しい再生生活で、身も心もボロボロになりました。 その経験のおかげで、今に生きています。 再生には、どんなことがあっても諦めない強い意志が必要です。 頑張れるのにあきらめてしまう社長もいるし、これはしんどいなと思う人が とことん頑張って再生を果たすこともあります。 本当に社長次第だと感じます。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg 【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開! - YouTube
決断疲れを生む選択肢
AIが出現したことによりテクノロジーが生み出す選択肢が乱立することで 何を使ったらいいのか迷ってしまう結果になっている。 マーケティングオートメーションは、企業の業務効率化を図り マーケティング・営業・顧客サービスなど個別のツールで最適化して 生産性を上げたいと目論んでいる。 しかしながら、あまりにも乱立して何が弊社にとって最適かがわからない。 そんな中小企業がかなりある。 結局は無駄な経費をかけて、結果が出ないで終わっている 企業も少なくはない。アプリが存在してもいつの間にか残っていくのは 数個のエージェントしかない。 昭和時代は駅前のなじみの電気店がお客様のライフスタイルに合った 商品を提供して安心感があった。 その役割を今はAIが担い、最適な選択肢を求めてくる。 何が一番大事かいうと意味のあるデータがいかに蓄積されているかにかかる。 深堀した個人情報が求められる。そのためにはいかに顧客の囲い込みをして 情報を集めてデータ化するかに掛かってきている。 それが出来ない中小企業は退出させられる。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg 【徹底解説】借金を処理して会社を再生させる方法 大公開! - YouTube  
ストップ、その破産!三條流で考えればそこまでする必要はない!!
経営状態が悪くなり、そのままでは再建のめどが立たないとなると、 税理士や会計士、銀行などは比較的簡単に破産を勧めてきたりします。 ただ、経営者が破産するというのは10年にわたって 再起ができないということと同義で、しかも非常につらい思いをする道です。 考え方を変えれば破産する必要はないし、破産するべきではないというお話をします。 ↓【ストップ、その破産!三條流で考えればそこまでする必要はない!!】 ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
収益改善の生命線は原価管理
収益改善に最も大切なのは粗利の確保であり、そのためには厳しい原価計算による 収益構造の把握が欠かせません。 原価を厳しく抑えてしっかりと粗利を確保している社長は 非常に細かい数字まで把握していて、様々な変化にも柔軟に対応して 粗利を確保するから強いのです。 ↓【収益改善の生命線は原価管理】   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8
返事が遅い社長は失敗する
レスポンスが遅い経営者で大成功をしたのを見たことがない。 出来る経営者ほど返信や返事が早い。 処理する量が半端ではない。ゆっくり仕事をしていては、 すべて処理ができない。高速で仕事を処理する社長は必ずレスポンスも早い。 成功する社長の多くは、非常にせっかちである。 すぐに処理することを望むのは社長なら当たり前のことである。 毎日、前日には明日の予定の確認し頭の整理がいつも出来ている。 行き当たりばったりの社長を見かける。 その会社は間違いなく存続不可能になる。 私自身もすごくせっかちですがそれ以上の顧問先の経営者もいる。 確かに会社の業績は毎年20~50%UPしている。 やると決めたら迅速に取りかかり徹底的に納得するまでやり通す。 会社全体がそういう風土に出来上がっているから強い。 返事が遅い社長は失敗する。即、やる!これに勝るものはない。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八
なぜ年に1度、清算価値を計算した方がいいのか?
-------------------------------------------------------------------------------------------------- 拙著『経営の極意』(フォレスト出版) 第3章「社長として最低限知っておきたいお金の話」より一部を公開します ------------------------------------------------------------------------------------------------- 【清算価値を計算する方法】 会社はいつかやめる時が来ます。その時に借金が残っていると、 その借金を返済しなければいけません。 こうなると厳しい状況が待っています。 これまで何のために苦労して会社を経営してきたのかわからなくなります。 そうならないために、私がしてきたのは、会社の清算価値を計算することです。 まず、今、持っている資産を計算します。 不動産(時価)・預金・車・株式・売掛金・未収入金・差し入れ保証金などです。 次に負債を計算します。 未払い金・買掛金・預かり保証金・未払い給与、退職金などです。 そして、資産など現金化できるものから、 借入金など支払わないといけないものを引けば、現時点での会社の清算価値が出ます。 【清算価値は、会社の健康診断結果】 清算価値がプラスであればお金が残りますが、マイナスだと借金があることになります。 これが会社の現状を診断する数字なのです。 私は必ず決算時に行っていました。仮に5000万円のプラスであれば、 もっと頑張ろうというモチベーションになります。 逆にマイナスであれば、気を引き締めて、何としても来年にはプラスになる 経営をするきっかけになります。 「 今、会社をやめたらいくら残るんだろう?」このシンプルな問いこそが、 経営の現状を把握する問いでもあります。 商売をしても結果的に何も残らないのでは意味がありません。 父親から「商売をやめた時にお金が残らないやつは無能な 経営者だからな! そんな商売人になるなよ」とよく言われました。 うるさい、超パワハラ親父でしたが、商売の基本を教えてくれました。 今ではとても感謝しています。   ●無料個別相談のお申込みは↓↓ 【個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八】 株式会社 Jライフサポート 三條慶八 ======================= ◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆ https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg ▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8