モラトリアム法案が、廃案になりその後対策をどうしていいか?わからないと困っている方が多いようです。うまく交渉すれば、継続的にリスケを勝ち取ることも出来るでしょう。 しかし、今までの金融機関との関係性が大きく左右することを知っておいてほしいです。
リスケの継続を断られたら、何かそこに至る原因がある訳です。 そこを克服しない限り、問題は解決しません。
相談を受けた方の中で、資産を売却して、借り入れも返済するから、事業を立て直すまでリスケをお願いしたのに、受け付けてもらえませんでした。色々聞いていると、金融機関との関係は非常に悪く、金融機関との約束も守ってこなかった経緯がありました。
その金融機関は、その担保物件の担保も外さないと言い出していました。普通から考えると貸付金が回収できる訳だから了解するところをしない。根の深い理解しあえない関係になっていました。私から言わせると金融機関からの嫌がらせですね。
いつも言うのですが、再生には金融機関の理解がないと難しい局面が多くなります。金融機関との関係性が大切さをわかってほしいと思っています。
リスケは、リスケの間に何をするかが大切ですが、金融機関への支払いが元金充当になってないか?をチェックしておく必要もあります。
私の知り合いでも、知らない間に元金充当になっており、急に法定期手段に出てこられ、倒産に追い込まれました。
3か月間金利支払いをしなければ、期限の利益を喪失し、金融機関は法的処置が堂々と取れます。
常に、リスクを読み取り、ヘッジしていくかが大切なのです。
ちょっとしたアドバイスで、人生が大きく違ってきます。 私の体験を通して得たこと【知らないと損をする情報】を伝授していきたい。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
日経2月22日廃業3万社
日経2月22日開業米英の半分以下
廃業が多くなってきているのは、高齢化と後継者がいないこと。
私の周りの2世3世は、ほとんど自分の息子に商売を継がせようとはしない。
その理由は、これほど世の中の流れが速く、価格競争が激しく、昔のように利益が上がらない。息子に借金を背負わせ、事業を継がせるメリットより、リスクのほうが大きいと思っているからである。
まだ、借入が残らず、廃業できるひとはいい。廃業しようにも、借金が残って、廃業できない高齢者の経営者も多い。その縮図として、商店街や市場を見ればわかる。戦後を支えてきた高齢の経営者が悲鳴を上げている。
IT化が進み、商売のやり方が変わってきたのは事実。しかし、今の日本を作ってきた人たちへの敬意をこめて、生かし方があるはずだと思っている。子供のころお世話になった商店街や市場のさびれた姿を見ると悲しくなります。
では、起業するにも日本は、まだまだ直接金融の借入をしない資金調達が出来ない現状がある。
補助金・保証協会付けとか資金を調達するのに、様々な規制があり、思うようにいかないのが現状です。日本が、もっと起業しやすく、そして、廃業しやすい社会になればと願っています。
それには、日本の融資制度を変え、保証人制度を見直さない限り無理のような気がしまう。何故なら、140億の負債を自力再生した体験から、廃業し、新たな挑戦をしようにも、個人保証という大きな壁に阻まれ、もがき苦しみ最後には、命果てるようになってしまう。
だから、真の際チャレンジ社会の構築が欠かせないのだ!
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三條 慶八
マクドナルドの売上がかなり悪いようです。 少し前までは、原田社長の下、快進撃を続けてきましたので、想像つきませんでした。 一方、モスバーガーは、好調のようです。
では、どこが違うのでしょうか?
マクドナルドのバーガー無料券を配っていた時に、マクドナルドを観察していた時があります。若い女の子がお昼間にやってきて、無料バーガーと無料の水で食事をしている姿にビックリしました。何も、ポテトなど他のものを一切注文もしてない。つまり、お昼代ゼロ円です。見ているとそのような食べ方をしている人が数人いました。別にマクドナルドが好きで来ているようには思えませんでした。ただ、安いから食べに来たとしか見えなかった。
私もマクドナルドのビックマックが好きで食べます。しかし、学生の頃のビックマックは高級品で、今より2回りほど大きくて、お腹いっぱいになりました。 いまのビックマックは、私の年齢でも軽く食べます。だから、いつもこれは本当のビックマックではないとボヤキながら食べている。
一方、モスバーガーに朝行くと、結構年齢の増した方が、モーニングを食べておられました。ゆっくりと楽しみながら、食事をされていました。決して、安くはありません。メニューも日本人好みの商品が置かれています。きちんとファンに愛され、固定客がついています。
吉野家も昔は本当に美味しかった、今は、肉の質も落ち、玉ねぎは申し訳程度しか入っておらず、昔の面影はない。残念ですが、いまだに苦戦しています。
つまり、価格競争に走り、ファンであったお客様の満足感を無視し、お客様への【喜びと信頼】を無くしていった結果ではないかと思っています。
事業再生でも一緒で、いくら事業を再生しても、次にお客様から喜ばれ、信頼を得ないと、結局はうまくいかないようになる。 お客様を裏切っては、事業の継続は難しいということではないでしょうか?
大変な時代ですが、誠実にやれば、生きていける時代ではないでしょうか?
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株式会社 Jライフサポート
三條慶八
個人と会社の資産(財産)と負債(借金)が、現時点でどうなっているか?知っていますか?
・資産の方が多いですか?
・負債の方が多いですか?
いくらプラスなのか?いくらマイナスなのか?答えられない人が多いと思います。
それではどういう再生プランを立てればいいか?わかりません。
では、本日をもって会社を閉鎖するとして、どうなのか?一度試算してみてください。
これを私は清算価値経営と言っています。
社員には、退職金や給与も払い、取引先にも残金を支払い、金融機関にも残債を支払い、
すべての資産は時価で売却し、残りはどうなりましたか?
プラスなら、これ以上プラスが減らないようにしなくてはいけないでしょう。
また、マイナスなら、新たなスタートを切る時に必要な資金を捻出しておかなければなりません。
一文無しでは、再生も出来ないし、新たなスタートも切ることも出来ません。
そこがわかってない人が多いようです。
再生には、確かな戦略と準備期間が必要なのです。
だから、勇気ある一歩を早く踏み出すことが大切なのです。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
今回の量的緩和・質的緩和政策の下で、その規模の大きさに加え、
金融機関は、含み資産が増したことにより、財務内容が良くなり、貸し出しが伸びた。
貸し出し全体で、約3%の伸びを記録した。
しかし、全国銀行の中小企業向け貸し出しの13年12月まで1年間の伸び率は、2,5%、
信用金庫による貸し出しによる伸びは、1,3%と全体の数字より低い。
その原因は、中小企業の業況の回復が遅れていることにある。
全国銀行の不良債権比率は低い。
しかし、信用金庫の不良債権比率は、10年3月期以降上昇しており、13年3月期には6,3%に達している。
信用金庫の貸し出しの低迷は、このような信用金庫の悪化している財務状況によるものである。
モラトリアム法案が廃案になり、中小企業の取り巻く環境が変わってきている。
13年10月に決定された「成長戦略の当面の実行指針」には、地域ごとに成長戦略を推進し、
中小企業・小規模事業者の革新を進めることがうたわれている。
本当にうまくいくのでしょうか?
答えは、NO です。
中小企業対策として、緊急融資制度など貸し付けることばかりしてきました。
根本的な解決にはなりません。
何故なら、過剰債務で苦しんでいるのに、更に貸し付けて、余計に金利支払いも多くなり、
利益を圧迫し、尚且つ過剰債務が拡大するだけです。
これではどう考えても、中小企業・小規模事業者の革新なんてあり得ない。
ならば、どうすべきか?
誰も守ってくれない中小企業経営者は、自らの手でリスクヘッジを図り、再生を進めなければならない。
そのためには、早く動き出すことが大事です。
私が140億の負債の会社を自力再生出来たのも、早く再生に動き出したからです。
是非、勇気ある一歩を踏み出してほしいものです。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
再生に必要なものに『3つの信用』があります。 その3つの信用とは、 ①個人の信用 ②会社の信用 ③地域での信用 以上です。
①個人の信用がないと、恐らく今後協力者も現れず、事業を再生したとしても、その後事業を維持・発展させることが出来なくなる。
②会社の信用とは、取引先に対して今までどうだったか?が問われるところです。いくら、会社を再生しても、取引先がついてきてくれないと、次に進むことはできません。
③地域での信用とは、その地域において絶大なる信用があれば、金融機関もむやみに倒産に追い込みません。金融機関というのは、責任を問われるのが一番嫌ですから、自分の銀行がこの会社を倒産に追い込んだといわれるのを恐れます。
以上のようなことを鑑みると、信用はお金で買えない大切なものであることがわかっていただいたかと思います。
そして、一番再生に必要なことは、金融機関の協力です。 協力なしには、うまくいかないし、時間もかかってしまう。
再生会社が、よく第二会社方式にして、会社分割や事業譲渡すれば、すべての会社は救われるような事を書いています。 経験者から言わしてもらうと、そんなことはないと断言しておきます。
そこまで行くのが一番大変な作業なのです。 金融機関を無視したそのような再生を試み、後に詐害行為だとして、金融機関から訴えられていることが非常に多いので、気を付けてほしい。
だから、再生には、確かな戦略と準備期間が必要なのです。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八