執事なんて海外でしかお目見えしないものだと思っていましたが日本にも存在します。
すごくニッチですが需要は伸びている。
主人である家族からの依頼を受けて絶対に『NO』と言わずに出来る最善を尽くす。
子供の送り迎えなどは当たり前であって夜中でも24時間ご主人様である家族の要望に応えるようにしている。
日常の家事やビジネスのお手伝いまですべてを担う。
主人の食事や服の用意はもちろん仕事のスケジュール管理や出張の手配
子供のお世話や送迎、就寝時の読書の読み聞かせなどあらゆる要望に応える。
3人交代で24時間体制を敷き1か月最低660万かかる。
そんな高いのかと思われるでしょうが、中小企業ならではの素晴らしい経営方法だと思う。
いかにニッチな市場で他が追随できないものを提供できるなら圧倒的な地位を築ける。
私の知っているアルファードなど大型車だけを保有し、特に海外のリッチな家族の
日本滞在中の送迎や案内を一手に引き受ける会社がある。
それなりの費用が掛かりますが海外からの引き合いはひっきりなしである。
経済大国2位から転落しドイツにも抜かれて4位になっても日本は豊かなになったわけでそれなりの需要はあります。
その隙間需要をいかに見つけ出し粗利の良い商売をしていかなければやっていけなくなるだろう。
少子高齢化が迫ってくる。
ターゲットを絞って自分の進むべき道ハッキリとさせるべきです。
すべての人に喜ばれるものを提供していては価格競争に巻き込まれる。
多様化の時代には
『均一化』はもう通用しない。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
過去の成功体験は、人にとっては忘れられないものである。
今の時代はデータ分析をしてそれに基づいてマーケティングを行うのが常とう手段であり、
成功に近づける方法だと考えられている。
それは過去のデータを分析して傾向と対策を考える。
過去の成功に基づく結果論がすべて正しいとは言い切れない。
現場の人間は上層部の意見を未来志向過ぎると揶揄し上層部は現場が動かないとボヤいている。
まずは調査をして課題を把握して分析するのが一般的だ。
しかし、新しいものを否定する。
例えば、メールが登場したときには、FAXがあるから必要ないと多くの人が言っていた。
携帯が出てiPhoneが登場しあまりの高さから売れないと経済評論家は予測されたが結果的にバカ売れした。
過去からの分析から見ての予測が外れることは多々あるのだ。
イオンは全国共通の施設開発を続けてきた。しかし、大きく舵を切って地域の根ざした施設でないともう生きていけないことが分かった。
過去の成功体験から来るビジネスモデルが通用しなくなってきたのが分かりだしてきた。
成功体験が邪魔をする時代になった。
昔はそれぞれの地域に根差したお店がありその街の香りが漂っていた。
今は全国どこでも全国チェーンが犇めき何も感動もワクワク感も無くなってきた。
私の地元である神戸でも神戸らしい店が減って大手チェーン店が出店している。
神戸の香りが消えていっている。
コロナによって加速してしまった。
魅力が薄れていっている。
全国チェーンは恐らく今のままだと衰退していくのだろう。
商売の基本は、ワクワク感ドキドキ感が大切です。
面白くない街は消えていくしかない。
都市競争が益々激しくなるだろう。
そして、負けた町が消えていく。
どのような特徴を出すかが勝負である。
街の景色も香りも大切である。
分析だけでは語れないものがある。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
これまでのファッションマーケティング戦略は、
ハイブランドを頂点とするピラミッド構造で行われてきた。
つまりハイブランドのデザイナーが年2回のコレクションで
新スタイルを提案するとファッション誌が取り上げてその服でタレントがテレビに露出する。
VIP顧客向けに受注会が開催されて数か月後に服が店頭に並ぶ。
つまりブランド×タレント×マスメディアによる三位一体の仕組みがトレンドを創り出していた。
ところがコロナ後に大きく変わってきている。
インフルエンサー×押し×SNSというサイクルに変わりつつある。
その象徴的なのが
『ADRER』というブランドである。
犬飼氏がコーディネーター動画でインフルエンサーの地位を確立して27歳で30億の年商を超えている。
自社サイトやECも持たずZOZOやSNSだけで商品を売っている。
犬飼氏が社長でありデザイナーであり、モデルであり、マーケッターであり、販売スタッフである。
その結果
価格破壊がおきた。
販売サイクル破壊がおきた。
マーケティング破壊がおきた。
広告は一切出さない。
熱狂的なファンが推しの画像やSNSをアップしてくれるからだ。
以上のように
コロナ後は商売の発想ややり方が一変したことを理解せずに
昔のままやっていると廃れていってしまう。
コロナで会社内の組織も変わり商売のやり方も一変した。
昔ながらのやり方をしている会社は限界が近づいてくるに違いない。
経営者に変われる勇気がないと終わってしまう。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
技術力とセンス
靴産業は疲弊して中国での生産が主になっている。
私の地元である神戸は、昔から靴産業が盛んでしたが中国に製造が移り多くの工場も閉鎖されてきた。
靴底用ゴム資材メーカーの富士高圧(神戸)が独自ブランド展開して成果を上げている。
「bUntA」(ブンタ)というブランドでロゴは、アートディレクターの北川一成が手掛けた。
ゴムの中に独立した気泡を閉じ込めた「独立気泡ゴムスポンジ」を
もとに開発して衝撃を吸収する低反発と押し戻す高反発を
1つの素材で両方を兼ね備えているのが特徴です。
代表的なインソール「マシュマロ」は婦人靴だけでなく医療用にも採用されている。
なぜ立ち上げたかというとゴムスポンジが安価な素材だというイメージを拭い去りたかったと言う。
靴底は非常に大切でその靴が売れるかどうかのかなりのポイントになると
快進撃を続けている顧問先である靴の製造会社の社長も言っていた。
長い日本のデフレによって製造業も安く作ることしか頭になかった。
そこを覆したのがこの会社の素晴らしいところである。
粗利益率をとにかく上げないといい商品づくりも開発できない。
もうどこでも作れるような薄利多売では少子高齢化で国内では限界を感じる。
ところが世界を見ると良いものを作りセンスもあれば高価な商品として売れるのだということを
再認識すべきである。
素晴らしいメイドインジャパンが世界で羽ばたかないと日本だけの市場では難しくなってきた。
日本国内と海外戦略も考えて戦略・戦術を考えないと成長が望めない。
商売のやり方を変えていかないとこれからの中小企業はやっていけない。
安く売る発想は、もうやめるべきです。
いかに自社製品やサービスを差別化して高く売る努力するかが生きていく上で大切になってくる。
安く売る方が簡単で
高く売る方が難しい。
だからこそ、価値があるのです。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
「経営の極意」がおかげさまで大反響を頂き、3刷重版となりました。
全国の書店でもベストセラーとなり、
全国各地の書店の皆様、そしてこの書籍を手に取っていただいた皆様に、
心より御礼申し上げます。
本書を通じて、皆様が自身のビジネスにおいて実践的な知識を身につける手助けができれば幸いです。
どんな状況においても、諦めずに挑戦を続けることが成功への道だと信じています。
今後とも皆様のビジネスの成功を心よりお祈り申し上げます。
ベストセラーの実績を一部ご紹介させて頂きます。
ジュンク堂書店 名古屋店(6/9〜6/15) ⭐︎第1位
紀伊國屋書店 広島店(7/1〜7/7) ⭐︎第1位
紀伊國屋書店 札幌店(7/8〜7/14) ⭐︎第1位
有隣堂 アトレ目黒店(6/16〜6/22) ⭐︎第1位
ジュンク堂書店 大阪本店(6/2〜6/8)⭐︎第1位
ブックスタジオ アルデ新大阪店(7/8〜7/14) ⭐︎第1位
ジュンク堂書店 難波店(7/8〜7/14) ⭐︎第1位
丸善 博多店(6/9〜6/15) ⭐︎第1位
2024年5月11日に発売された新刊1500社の社長を救った虎の巻「経営の極意」が下記の書店で1位になりました!
多くの方にご購入いただき、誠にありがとうございます。
有隣堂アトレ恵比寿店
総合1位、ビジネス書1位
有隣堂横浜駅西口店
総合1位、ビジネス書1位
三省堂書店名古屋本店
ビジネス書1位
ジュンク堂書店福岡店
ビジネス書1位
1500社の社長を救った虎の巻経営の極意は、三條慶八氏が中小企業の真のアドバイザーとして1500社以上の企業の復活を支援してきた実績をもとにまとめられた、中小零細企業経営者の「経営のバイブル」的な一冊です。
◎再生が成功する社長と成功しない社長の違いは?
◎商売は基本的に利益追求が第一?
◎新規事業をやるうえでの注意点
◎新規事業をやるうえでの注意点
◎資金繰り表は、税理士に書いてもらうほうがいい?
◎社会保険や税金を滞納したらどうなる?
◎銀行のリスケ交渉での注意点
◎借入交渉は、どの銀行から行なったほうがいい?
◎サービサー処理の実態の対処法
◎銀行が一番知りたい数字とは?
◎継がせる前に、後継者には何をやらせたらいい?
などなど、社長が抱える、101にわたる不安・疑問に対して、【Q&A形式】でズバッと答えます。
中小零細企業を取り巻く環境と大きなリスクの中で、中小零細企業の経営者が生き抜いていくには、どうすればいいのか?生き残るために必要不可欠な「経営の極意」を1冊にギュッと凝縮してまとめました。
まだお読みでない方にもお勧めの一冊です。
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