資金繰りが苦しいので、リスケをした方がいいかと相談にお見えになった。
税理士に相談したらリスケした方が定期的にお金を借りなくてもいいから
楽じゃないのかと言われた。
経営者としてどう判断すればいいか迷われて相談に来られた。
簡単にリスケが出来る時代になった。
とても便利であるが、簡単に苦しみから逃れようとする経営者も多くなった。
リスケをする事に対するメリットとデメリットを良くわかっておかないといけない。
メリットは元金返済が少なくなるから資金繰りが楽になる。
デメリットはニューマネーが出なくなり、新規投資が出来なくなる。
デメリットはそれだけでなく、リスケをする事で銀行からの見方が大きく変わる。
リスケから抜け出し、正常債権に戻る企業と言うのは、リスケをしている
企業約50万社のうち数パーセントしかない。
つまり、銀行から見たら将来の不良債権(破綻)企業である。
多くの中小企業は返済原資より元金返済の方が多い。
借りては返済しているようにしか思えない。実際そうだが、しょうがない。
借り入れ残高を何年で返済出来る収益があるかがとても重要になってくる。
7年から10年ならまあまあ。15年ならギリギリと言えるでしょう。
そう考えて銀行交渉にあたるのです。
リスケすると6か月・1年更新時に銀行は色々な条件が付加される。
自宅を担保に出してくれ。保証協会付け融資なら保証料が段々と上がってくる。
少しづつ銀行に攻められ追い詰められることが予想できる。
借り入れる間は借りてお金を回す。リスケを安易にするものではない。
リスケをするならリスケ後の事を考えて戦略的なリスケをしないと意味が無い。
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