介護の食事サービス事業を展開している経営者が相談に来られた。
事業を起こして10年ほどです。
今まで時代に乗って右肩上がりで調子も良かった。
ところが、2年ほど前から売上が急降下してきた。
地方だったので、それ程、競合相手もなく上手くやって来れた。
ここ3~5年で競合他社が増え顧客を奪われていた。
営業などしたこと無いらしい。
社長に質問すると下記のような回答だった。
何故、この事業をしたのか?
介護事業に勤めていたが、
社長と呼ばれたくて始めた。
何のために事業しているか?
それがわからない。
ガツガツしておらず、スマートな社長です。
事業に対する思い入れもなく、大丈夫なのかと心配になります。
決算書を見ると債務超過になっている。
何故、この年に大赤字を出して債務超過になっているかと聞きました。
するとこの年は売上が上がるのがわかっていたので、役員給与を上げました。
すると、予想外に大赤字になったと返答があった。
つまり、税金払いたくないから、赤字にした訳です。
しかし、予測が甘く大赤字になった。
会社経営を舐めていると注意をしました。
会社として債務超過が一番ダメ。3期連続赤字になるのもダメ。
今期も赤字になるのは確実で3期連続赤字になる。
どうするのか?と聞くと
借入をしたら何とかなると言い、借入が出来ないですかと聞いてきた。
借入する前に経営を学んだらどうですか?
と言いましたが、聞く耳を持っていません。
更に今まで資金繰りを作成したこともありませんでした。
月中の資金繰りもしていなかった。
本当に行き当たらばったりの経営をして綱渡りをしてきた。
時代の流れで成り立ち、銀行もお金を貸していた。
事業に対しての思いがあり、真摯に向かい合って
必死になっている経営者以外お受けしない方針なので、
私では助けられないとお断りした。
お客様も選ぶ権利がありますが、私も助けたいと思える経営者しか
契約しない方針を貫いている。
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