金融機関というのは、公的なサービス機関でもあります。
本来はお客様に向かって、商売をしていくべきものです。
本当にお客様を見て、サービスをしているのでしょうか?
どこを向いて商売をしているのでしょうか?
金融庁を向いて商売をしています。何故なら、金融庁が怖いからです。
金融機関は、必ず金融庁検査が入ります。
東大出の30代の課長クラス官僚達が、事前告知なく、金融機関への調査に入ります。
あそこの銀行に入ったから、今度は当行に来るのでは?
と慌てて、支店などに大号令をかけて、資料などのチェックをさせる。
支店長などは、金融庁との支店長面談もある場合も想定し、生きた心地がしないそうです。
金融庁の人間の方が格段上なので、いくら東大出の先輩銀行役員でも、
コテンパンにやられてしまう。まあ、恐ろしい世界です。
何かミスをして、行政指導などされたら、頭取などの首が飛びます。
必死の対応をして、その間は全く取引先の事など考えている暇もありません。
そのような事情で、金融機関は、日ごろから金融庁ばかり見ているのです。
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