リスクヘッジ経営に必要なことは?

『イラチ』と言う言葉を知っていますか?
私は神戸出身ですが、関西人しか通用しないかもしれない言葉です。
『せっかちな人』のもう一段上の性格の事を言います。

私が神戸青年会議所の理事長をして居る時に後輩から言われた事があります。
「理事長は、めちゃくちゃイラチな性格なのに、よく堪えてますね!」と。

性格を見破られたか?とドキッとしたことがあります。
会議中、私を見ていて、わかった様です。
イライラが頂点に達すると、目を閉じてじっと腕を組んでいたそうです。

私はあまり感情を外には出さないようにしていますが、本当はかなりイラチで
心配性です。

今日の仕事は、絶対に明日に持ち越せない。
いやいや本当は、明日の仕事も今日中にしておきたい性格です。

阪神淡路大震災で40億以上の損害を被りました。
その後の金融危機によるメイン行の破たんもあり、
5年後には会社が倒産するかもしれないと心配になりました。

まだ会社として体力もあったのですが、イラチと心配性の性格で
再生に踏み出しました。

結局、その早い対応で最終的に命拾いしました。
140億の負債を処理して行く訳ですから、
ちょっとしたミスが命取りになります。

先から先へと安全策を講じていった事が良かった。
そういう環境が、更にイラチに拍車がかかったのかもしれません。

今でもその余りにも強烈な臨戦態勢が抜けきれず、
自分を追い込みすぎて精神的に辛くなります。

140億から自力再生し、生還する事が余りにも壮絶だったので、
今ではその後遺症をスローダウン出来るように、リハビリ中です。

社長は、自分の会社の異変に気づいているはずです。
しかし、真剣に対処しなくてもまだ大丈夫だろうと先送りにしてしまう
事が多く見られます。

『そこが大きな間違いなのです』

崖っぷちで動き出しても、打つ手は限られます。
『イラチと心配性』も有効な要素かもしれません。

『最悪を想定し、最大の準備をすること』
これが、リスクヘッジ経営の基本的考え方です。

 

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