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拙著『経営の極意』(フォレスト出版)
第1章「成功する経営者が持っている心得」より一部を公開します。
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【あきらめないで最後まで頑張る】
事業を再生する時に一番大切なことは、やり抜くという強い気持ちを
持ち続けることです。
再生プランを立てますが、最初のプラン通りにはいきません。
債権者のスケジュールに合わせていかなければならないからです。
相手に合わせて何度もプランを変更する。
そのために「これでうまくいくのか」と不安がよぎります。
取り立ての催促が強くなり、心が折れそうになります。
そして、あきらめてしまう人も多いのです。誰にも守るものが
あるはずです。家族、子供、家などです。
大切な人たちを路頭に迷わせないためにも、あきらめないで、最後まで
頑張るという強い気持ちを持ってください。
【再生プランの重要ポイント】
再生プランのポイントは、正しい方法で正しい順番で行うことです。
やってはいけないことをしなければ、必ずうまくいくと信じてください。
知恵の輪を外すように繊細なことが多いので、勝手な判断で進めないことです。
初めての経験でやってはいけないことがわからないので厄介なことではあります。
ところが経験がない人はついうっかりとミスをしてしまいます。
一度のミスが致命傷になることがあります。
そうすると一貫の終わりです。再生プランは勉強しても
身につくものではありません。経験と現場での修正能力、対応能力が求められます。
初めて困難に立ち向かう人が自分1人の力で切り抜けるのは
ほぼ無理でしょう。そのために、私がお手伝いしています。
弁護士を立てて法的に進めるなら別ですが、自力再生を図るには勉強だけでは
うまくいきません。
マニュアル的に進めることはできません。
完全フルオーダーでやらないと成功しません。
あるとき、物流関係の仕事をしていた夫婦が相談に来ました。
話を聞いているうちに再生プランが浮かんだので、
「大丈夫だよ。 3年、頑張れば立ち直る」と言いました。
2人は驚いていましたが、諦めずに3年間頑張った末、しっかりとビジネスを立て直しました。
信じて進む気持ちが大切なのです。
【結局、最後は、社長次第】
私が負債140億円からの自力再生したときも最初から自分が思い描くようには
いきませんでした。
その中でどう考え、突破口を見つけていくかがポイントでした。
普通ならもう気がおかしくなって、あきらめてしまうだろう、ということもありました。
でも、守るものがあったから、そうはしないで頑張りました。
再生が終わってから人間ドックに行った時に、医者から脳年齢が50歳前なのに
75歳と言われました。
「人生で何かありましたか?」と聞かれました。 小さな脳梗塞が
20箇所ほどあり尋常ではないと言われました。
医者に、もうすぐ死ぬのですかと聞きました。死にはしないが、
気をつけないと大きなを脳梗塞を起こしたら終わりだと宣告されました。
長い苦しい再生生活で、身も心もボロボロになりました。
その経験のおかげで、今に生きています。
再生には、どんなことがあっても諦めない強い意志が必要です。
頑張れるのにあきらめてしまう社長もいるし、これはしんどいなと思う人が
とことん頑張って再生を果たすこともあります。
本当に社長次第だと感じます。
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