なぜ年に1度、清算価値を計算した方がいいのか?

————————————————————————————————–
拙著『経営の極意』(フォレスト出版)
第3章「社長として最低限知っておきたいお金の話」より一部を公開します
————————————————————————————————-

【清算価値を計算する方法】

会社はいつかやめる時が来ます。その時に借金が残っていると、
その借金を返済しなければいけません。

こうなると厳しい状況が待っています。
これまで何のために苦労して会社を経営してきたのかわからなくなります。

そうならないために、私がしてきたのは、会社の清算価値を計算することです。

まず、今、持っている資産を計算します。
不動産(時価)・預金・車・株式・売掛金・未収入金・差し入れ保証金などです。

次に負債を計算します。
未払い金・買掛金・預かり保証金・未払い給与、退職金などです。

そして、資産など現金化できるものから、
借入金など支払わないといけないものを引けば、現時点での会社の清算価値が出ます。

【清算価値は、会社の健康診断結果】

清算価値がプラスであればお金が残りますが、マイナスだと借金があることになります。
これが会社の現状を診断する数字なのです。

私は必ず決算時に行っていました。仮に5000万円のプラスであれば、
もっと頑張ろうというモチベーションになります。

逆にマイナスであれば、気を引き締めて、何としても来年にはプラスになる
経営をするきっかけになります。

「 今、会社をやめたらいくら残るんだろう?」このシンプルな問いこそが、
経営の現状を把握する問いでもあります。

商売をしても結果的に何も残らないのでは意味がありません。

父親から「商売をやめた時にお金が残らないやつは無能な 経営者だからな!
そんな商売人になるなよ」とよく言われました。

うるさい、超パワハラ親父でしたが、商売の基本を教えてくれました。
今ではとても感謝しています。

 

●無料個別相談のお申込みは↓↓

個別相談 | 経営コンサルタント三條慶八

株式会社 Jライフサポート 三條慶八

=======================
◆中小企業経営者のためのYouTubeチャンネル開設◆
https://www.youtube.com/channel/UCfTHfz-y4hLXpOlXYux98fg

▲「事業承継問題」解決のために重要なたった1つのこと
https://www.youtube.com/watch?v=hI0eATMhvX8

一覧へ戻る