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1500社の社長を救った虎の巻
拙著『経営の極意』(フォレスト出版)第2章「仕事と商売の本質」より
一部を公開します
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【卸業と下請けをやめるべき】
私の父親が起業した時、電気製品の卸販売をしていました。
メーカーからの定価が決まっている商品を小売に卸していたわけです。
関西一円に商売を広げて、一時はかなりいい商売をしていました。
ところがメーカーが卸を通さずに商品を直接、小売に売るようになって
しまいました。
小売りに行くか、他の商売をするか考えた結果、他の道を選びました。
そんな経験があったために、自分で値段が決められない 商売は
絶対にするなと、何度も何度も、父から言われました。
それが頭にこびりついています。
卸業や下請けは絶対にするなと言われ続けました。
【価格競争に巻き込まれないために】
私は安く売って儲からない 商売はやめた方がいいと顧問先に
アドバイスしています。
商売は、自分で付加価値をつけて高く売れるようにするべきです。
価格競争に巻き込まれると、資本力のある大きな企業にかなうはずがありません。
いつかきっと痛い目に会います。
中小零細企業は、オンリーワンの商品力、サービス力を持たないと勝てません。
業績が悪い企業が下請け・卸業をして利益が出ていない場合には
なんとか脱皮できるように指導しています。
長年やってきた商売をやめるのは社長にとって辛いかもしれませんが、
儲からない勝負をする方がもっと辛くなります。
商売は利益が出てこそ商売です。
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