めげない明るさ

商売をしていると
嫌なことは9割で
良いことは1割もないと
いつもそう思っている。

どん底から這い上がった経営者は
やはり打たれ強いので
少々のことではへこたれない。

東京都墨田区には、
たくさんの工場があります。
最盛期には1万社以上ありましたが
今では5分の一以下に
2000社程度になっている。

その墨田区に浜野製作所があり、
世界から仕事が来るほどの
技術力があり頼りにされている
企業である。

父親から工場を継いで
2人で運営をしていたが、
工場が全焼して
納期が間に合わない状況の最中
不動産屋に走って工場を借りて
仕事を続けた経営者である。

人間、切羽詰まった時に
どう行動するかが
とても大切だと思っている。

火災の最中に
次の一手を考えて
行動できたのがとても素晴らしい。

だからこそ今では
町工場連動を組織して
自分ところで出来ない仕事を
協力して成し遂げる組織を
墨田区で120社全国に600社
存在している。

バブル崩壊して
海外に仕事を奪われたときに

多品種少量生産で
技術力のいるものに特化して
仕事をしていった。

そして、スタートアップ企業の
モノづくり駆け込み寺として
様々な企業を支えている。

次世代型電動椅子や
コロナ禍の移動式手洗い器なども
浜野製作所がないと完成しなかった。

スタートアップだけではなく
ブリヂストンの月面での
金属タイヤなども
依頼を受けている。

シンガポールのバイオニックエムからは
孫社長が義足を利用しているから
東京大学と共同で
太ももの動きを感知して
動く義足を開発しようとしている。

多くの企業の駆け込み寺に
成長している。

どんな会社でもいつまでも
順風満帆で行くことはない。
必ず窮地が訪れるものです。
その時に暗くなって希望を捨てて
ただ諦めて何もしないで
終わってしまうようでは駄目だ。

そんなときほど明るく前を向いて
絶対に諦めないのだという
強い気持ちを持ち続けないといけない。

阪神淡路大震災で負債140億を抱え
自力再生した私も諦めなかったから
今があるのだと思います。

結局は社長次第である。

株式会社 Jライフサポート 三條慶八

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