これまでのファッションマーケティング戦略は、
ハイブランドを頂点とするピラミッド構造で行われてきた。
つまりハイブランドのデザイナーが年2回のコレクションで
新スタイルを提案するとファッション誌が取り上げてその服でタレントがテレビに露出する。
VIP顧客向けに受注会が開催されて数か月後に服が店頭に並ぶ。
つまりブランド×タレント×マスメディアによる三位一体の仕組みがトレンドを創り出していた。
ところがコロナ後に大きく変わってきている。
インフルエンサー×押し×SNSというサイクルに変わりつつある。
その象徴的なのが
『ADRER』というブランドである。
犬飼氏がコーディネーター動画でインフルエンサーの地位を確立して27歳で30億の年商を超えている。
自社サイトやECも持たずZOZOやSNSだけで商品を売っている。
犬飼氏が社長でありデザイナーであり、モデルであり、マーケッターであり、販売スタッフである。
その結果
価格破壊がおきた。
販売サイクル破壊がおきた。
マーケティング破壊がおきた。
広告は一切出さない。
熱狂的なファンが推しの画像やSNSをアップしてくれるからだ。
以上のように
コロナ後は商売の発想ややり方が一変したことを理解せずに
昔のままやっていると廃れていってしまう。
コロナで会社内の組織も変わり商売のやり方も一変した。
昔ながらのやり方をしている会社は限界が近づいてくるに違いない。
経営者に変われる勇気がないと終わってしまう。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八