◆ 目標達成するための手順◆
多くの中小企業で目標を掲げている。そして、社内においても様々な目標を掲げている。
目標達成することが殆どないのが現実である。
何故、そうなるのでしょうか。目標設定しているが経営理念に沿った行動指針が入っていないからだ。
行動指針が描かれた目標設定が必要なのです。
行動目標と共に業務目標が設定され達成出来ないと目標は実現できない。
チームの業務目標だけでなくそのチームに属する各人の業務目標が必要である。
日々の業務目標が達成されないと前に進まないので、各人の業務目標が重要になってくる。
業務目標が無理のあるものではいけない。
自分の出来る範囲においてしっかりした業務目標を掲げさせて実現させることが大切になってくる。
日々の業務目標はリーダーが日々チェックしてその人の評価を採点する。
反対に行動目標は大きく掲げてそれをどこまで達成するかを検証し評価するのである。
業務目標と行動目標がないと会社のレベルは上がらない。
その2つの数値が常に見える化していくことがとても大切である。
ただ目標を掲げただけではいつまで経っても目標を達成できずに終わってしまう。
そうすると会社は徐々に衰退していくことになる。
◆経営改善計画のムダ◆
経済産業省は、中小企業支援事業に対して直接指導を行ってはいない。
中小企業基盤整備機構と言う外郭団体が受託し行っている。
中小企業がリスケを行うときに経営改善計画書を策定しろと金融機関から依頼を受ける。
その時に認定業者と言って元銀行員や中小企業診断士などが計画書を作成する。
そこには当然費用が生じる。その費用などの管理費が膨大で基金を食い潰している。
費用対効果がとてもうまくいっていない。
7~8年前に経済産業省の中小企業庁に行って何故こんな無駄なシステムを作るのかと提言したことがある。
リストラにより銀行員が少なくなり1人当たりの業務が大変でそのサポートとして制度化したと言われた。
本来銀行員が取引先の企業と一緒になって再生プランを考え何とかしようとするのが本筋だと私は思っている。
それを外部の認定業者にお金を払い数か月で経営改善計画が出来てその企業が再生できるようならば
よっぽど経営者が怠けていたことになる。経営はそんな単純なものではないと考えている。
経営改善計画を策定して本当に再生出来た企業はほぼ無いに等しいと見ている。
実際中小企業庁に行ってその話をしたら上手くいってないような話ぶりだった。
結局は計画通りいかず先送りして延命策を講じて誤魔化しながら経営をしている。
根本的な再生をしないからいつまでも浮かび上がらない。
余った資金は返済に回されギリギリの経営で前向きなことはさせてもらえず上手く行くはずがない。
中小企業の再生を考えるなら変えていくべき制度がたくさんある。
霞が関では見えていないのかもしれない。
声を聞くのは現実を知らない有識者や金融機関側の人間だからだ。
現実的な制度改革をやらない限り本当の中小企業の活性化は図ることは出来ない。
中小企業経営者が再チャレンジ出来る制度を構築していくことが私のミッションである。実現できるまで戦い続ける。
◆ 動向を見る◆
どうしても競合他社の動向が社長としては気になるものだ。
競合他社に勝ち抜くためにどうすればいいか考えるのがトップの仕事だから。
競合他社が優れたサービスを出したら想定外の出来事に経営者や会社全体が狼狽えてしまうものです。
そこで失敗してしまうのは競合他社の動向ばかり見て自社をどうしたらいいかを考えしまうことです。
そこで冷静になって競合他社を圧倒した経営者は、必ずお客様の動向を見ている。
競合他社が行ったサービスがすべてのお客様に100%満足を与えている訳ではない。
その不満を探し出し自社独自のサービスを構築して対抗手段を考える。
これが勝ち抜くためには大切なのである。
動向を見ると言うが一番大切なことはお客さんの動向だと言うことを知っておくべきである。
◆良い会議とは◆
テレワークが増えたので、会議が増えたという会社も多い。
コロナ禍で仕事のやり方が変わり、どこまで効果が出ているのか不明瞭なことが多くなっている。
コロナ禍で経験値が少ない分、ZOOMなどでの会議がこのやり方が正しいと言えない状態が続いている。
無駄な会議を減らすのが一番効率化を図れる。無駄にしない会議とはどういうものでしょうか。
それは目的がはっきりしてそれを達成するための会議になれば良いのです。
事前に何を決める会議か分かっていればメンバーも積極的な意見が言える。情報共有がとても大切である。
会議が終わるときには次回までの誰が何をするのか明確になっていないと会議をした意味がなくなる。
つまりネクストステップを記載出来ない議事録は議事録の意味をなさない。
多くの無駄な会議を失くすためにどうすべきかを考えることが生産性を向上させるためにも必要である。
◆コロナで進化◆
コロナ禍で住宅の間取りまで変わってきた。コロナは生活に大きな影響を及ぼしている。
ワクチン接種が加速しているが、3回接種しないとデルタ株には効かないとか国民は不安になっている。
接種から半年すると効果が薄れるとか言われ行動範囲が狭くなり経済に大きな影響を及ぼす。
コロナの影響で不動産会社が土地の取得が出来ず新規の住宅用地がなく困っていた時期があった。
今はアメリカや中国などが景気回復し住宅建設ラッシュで木材が不足して新規住宅に影響を及ぼしている。
中古住宅を改装して販売したいが、玄関に入るとすぐに洗面所がある住宅が好まれる傾向がある。
各部屋の換気が出来る窓が完備してないと売れないとか色々コロナ前と好みが変わった。
新規マンションなどはテレワークで仕事場を自宅で何とか確保したいと言う発想から室内廊下を失くして住宅内を広くするのが人気になってきている。
どこまでが部屋でどこまでが廊下かが分からない間取りになっている。
このようにコロナで全く違った発想で物事を捉えないといけない。
従来の考え方で商売をすると間違ったビジネスモデルになってしまう。
自社の商品やサービスを進化させてお客様の好みにマッチさせるかが勝負だ。そこが足りないと時代に乗り遅れてしまう。
お客様にいかに寄り添いお客様の意見を吸い取ることを愚直に行うことが第一である。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八