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メルマガ10月26日号
株式会社Jライフサポート
経営アドバイザー 三條 慶八
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Jライフサポートの三條です。
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◆ 経営資源を活かす変革
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コロナ禍で旅行業は、
壊滅状態に陥っている。
海外旅行など誰も行かない。
旅行大手のHISも
創業以来初めての赤字となった。
海外旅行は99%ダウンである。
年商8000億の企業なら
もがき苦しんで
倒産間際に行くのが普通である。
澤田社長の天性の明るさと
最悪の危機を最大のチャンスに
変えることが出来ると
前向きに捉えて
経営資源の大変革を図っている。
海外にも200店舗以上あるが、
タイではアイリスオーヤマの
電化製品を販売し
学研の学習塾を始めている。
何故なら自分たちの顧客層と
マッチしたものだからである。
その国に合った
自分たちの経営資源を活かし
事業展開をしている。
これこそが新規事業を
展開する時の原則である。
多くの企業は自分たちが
培ってきた経営資源を無視して
新規事業をしようとするから
失敗をしてしまう。
その他ハイテク農業や
旅館の再生、そして
海外への蕎麦屋の展開など
多岐にわたっている。
変なホテルをオープンした。
ロボットを事業の一環として
TEMIというロボットを
使った画期的なホテルである。
このロボットが
コロナ禍のリモートで
社会で役立って
注文が殺到している。
更に海外旅行が出来なくなった人のために
リモートでの海外旅行体験事業を行い
話題を呼んでいる。
今後の旅行業に欠かせない
事業に大きく成長しそうである。
このようにコロナ禍で
息詰まっている会社が多い。
いかに今ある会社の経営資源を
掘り起こして新ビジネスを起こすか
がとても大切なことである。
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◆ 社内の人間関係
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社内の人間関係で
悩んでいる経営者も多い。
色々なところで
軋轢があり
問題が山積みだと
悩まれている。
会社というのは
仲良し小好しでは
絶対にやっていけない。
必ず、意見の相違が
あって当然である。
そこに軋轢が起こるのは
当たり前の話である。
それは前に進んでいる
証拠でもある。
何も進まない企業は
何の問題も起きない。
意見の食い違いを
どう話し合って
良いものに作り上げるか
そこがポイントである。
そのややこしい作業を
避けてしまっている。
だから、対立ばかりが
起こってしまう。
お互いに会社を良くしたい
良いものを作りたい
という共通の思いがあるなら
解決できるはずだ。
そこに私的な欲望だけが
渦巻いているから
混乱が起きるのである。
それは排除すべきである。
つまり社内で良好な人間関係が
維持されているのは
会社に革新が
行われていないに等しい。
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◆ 責任の範囲
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会社において
自分に与えられた
職務は何か
それぞれが自覚している筈です。
工場の人間は工場だけ。
営業の仕事は営業だけ。
経理の仕事は経理だけ。
総務の仕事は総務だけ。
この部署はこの部署だけ。
それぞれが聖域を決めて
その範囲内で仕事をして
それ以外の仕事は
自分が関与すべきではないし、
関与したらダメなのだと
変な誤解をしている職場が多い。
会社でそれぞれの部署の
職務分掌を作成して
細かく仕事内容を決めている
会社も存在する。
会社で大切なことの1つに
『共助の精神』だと常々思う。
顧問先にも機会があれば
大切だと言っている。
会社全体のことを考えて
それぞれが部署部門が
聖域なしに協力し合うことである。
この文化が宿っている会社は
必ず発展している。
変に責任の所在を決める職場は
責任のなすり合いになっている。
それをなくすことが大切である。
会社は1つのベクトルで
ワンチームになって進むことが
最も力を発揮する。
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◆ 多角化の鉄則
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コロナによって
多くの社長は
多角化によって
リスクヘッジをしようと
考えている。
しかし、多角化で
成功するのは、
至難の業である。
中小企業の多角化の
成功鉄則がある。
第一は、
大企業と競合することはしない。
大企業と同じ土俵で
闘っても勝てるはずがない。
資金力が違うからやめた方がいい。
第二は、
自前ですべてをしようとしない。
昔気質の社長は
すべて自前ですれば
大きな利益を生む
勘違いをしている。
会社には得意と不得意がある。
不得意なことは
得意の会社と組むことで
成功の確率が上がる。
そして、早く完成することが出来る。
無駄な投資をして
回り道をしなくて済む。
例え利益が減っても
成功することで次につながる。
第三は、
予算と期限を設けて
例え赤字になっても
会社の収益の範囲内で
収まるものにする。
大きな投資をして
会社の存続が
危うくなるような
ことをすべきではない。
節度をもってやることが
とても大切であって、
博打的なことはしない。
第四は、
社員や会社全体が
やりたいと思えることを
必ず行うべきである。
中小企業によくある
社長の思い付きや
しがらみで行うことではない。
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◆ 組織風土とイノベーション
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コロナ禍で
何とか新たな取り組みや
新しいアイデアを出し合って
イノベーションを図りたいと
多くの社長が思っている。
ところがほとんどの会社は
それは出来ない
今の仕事で余裕がない
そんなこと無理だ
やる人材がいない
それは他の部署が考えることだ
など否定的な見解ばかりで
前に進まない会社が多い。
それは長い年月にわたり
培ってきた組織風土に
問題がある。
コロナ禍でリモートで
仕事をしているが、
難しいところがある。
立場が違う
経験も違う
専門性も違う
異なる集団の中での
意見交換によって
イノベーションが起こり
新しい発想が浮かび
新しい市場を生む。
コロナ危機を迎えた時こそ
社内全体で危機感を持ち
自主的に共通の目標に
向かっていく集団であるべきです。
だからこそコミニケションが
円滑に取れ
各人の意見や発想・試行錯誤が
上手く融合されて
イノベーションによって
新しいアイデアが生まれる。
その根底にあるのは
『凡事徹底の精神』が
宿っていることが条件です。
当たり前のことを
どこまで突き詰めて
実行しているかが
大切なことである。
適当にごまかした
上辺だけのやり方では
本質が見えてこないものだ。
株式会社 Jライフサポート 三條慶八
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