金融機関からの信用と経営改善計画について

 

消費者金融の貸付制度が緩和されると言う ニュースが流れていました。

引締めしすぎて、地下に潜った不法な業者が増えてしまった。

日本の役人は、いつも行き過ぎて、元に戻すケースが多い。

 

この裏には、モラトリアム法案の廃案が関係しています。

金融緩和でお金が余っているが、融資できない会社も多い。

支援策の一環として考えているところがあります。

 

アベノミクスにより、政策がデフレからインフレに転換されました。

消費税も10%をめざし、消費を喚起しなくてはいけない。

それまでは数字上、倒産件数が増えては困ります。

だから、なりふり構わず何でもする気でしょう。

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◆  金融機関からの信用を得るには

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金融機関とどのように付き合い、

どのように対処していけばいいのか?と よく聞かれます。

 

取引会社とはうまく話が出来るが、

どうしても金融機関の人間になると 何を話していいか?わからない人が多いようです。

 

私が金融機関の人間と話をするようになったのは、 大学生の時です。

大学入学するとすぐに親父の会社に入社し、 給与を仕送り代わりにもらっていた。

だから、休みになると朝から晩まで働いていました。

 

、、

神戸から東京の大学まで新幹線通学をすることになりました。

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会社が大変な状況でしたので、

資金繰りの大切さや銀行との付き合い方を 学ぶ事が出来ました。

 

従業員の給与を払うのがやっとで、 役員の給与を遅延した経験もあります。

夜中1時過ぎになるとすべての店の売上集計をし、

現金売上がいくらかをチャックする毎日でした。

 

そのような経験から一喜一憂の資金繰りが嫌で、

どうやって金融機関から信用を得て、

支援してもらえるか?を考えるようになりました。

 

まだ大学生だったために、 金融機関の担当者が、色々教えてくれました。

自分で、経営改善計画を作成し提出しました。

あの頃はパソコンもなく、手書きで一生懸命作成していました。

 

売上のかさ上げや粉飾決算などは一切しませんでした。

そのようなことをすると辻褄が合わなくなり、

金融機関からの信頼が無くなると思ったからです。

 

赤字にならないような処理を 最大限したことはありますが、

明らかな粉飾はしていません。

 

毎月PL/BSを翌月5日までに作成し、

金融機関への報告に行ったりして、 真面目に事業に取り組んでいる姿勢を示しました。

そこで誠意を見せることの大切さを学びました。

 

PL/BSをきちんと作成出来てない会社や 粉飾決算をしている会社などありますが、

金融機関はそれを必ず見抜いています。

 

売上のかさ上げ

在庫が膨れている

仮払いが多い

貸付が多い

売掛金が増えている

など

そのことが原因で会社の信頼性が薄れ、

金融機関からの支援も受けられなかったり、

危機を乗り切るための提案も受けれないことがあります。

 

正直な経営をして、赤字になる方がまだマシです。

しかし、債務超過にならない経営は大切だと思います。

杓子定規の会計処理で債務超過になっている会社も多く見かけます。

しかし、金融機関の立場に添った会計処理も必要です。

 

再生を行う時も、それまでの経営姿勢が 大きく左右することもあります。

会社と家族を守る術を身に付け、 その対策を講じることも大切ですが、

それ以上に信用を得ていることの方が もっと重要です。

 

何故なら、その信用があれば、

再生での戦略を立てる時やその準備期間に 大いに助かることがあるからです。

 

信用があれば、金融機関もわかっていながら、 目を閉じていることもあります。

これから起業される方も、 事業をされている方も、

どのようにして金融機関からの信用を 勝ち得るかも考えることも大切です。

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◆  経営改善計画について

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昨年8月に施行された「中小企業経営力強化支援法」の 悪影響で、

経営改善計画策定を出さないと融資しませんと言う ような風潮になってしまっています。

 

その策定を認定業者に依頼すると最大200万まで助成されます。

また、約40万社がモラトリアム法案を利用したと言われています。

その40万社の約3割以上が厳しい状況が続いています。

 

その補助金約400億円の獲得が第一で、

困っている中小企業が取り残されている様に見えます。

 

金融機関から指定の認定業者で経営改善計画を作成する様に 指示を受けた場合には、

気を付けておくことがあります。

それは会社の内容がすべて金融機関に筒抜けとなります。

すると、会社を守り、家族を守るときに、 何の手立ても出来なくなる可能性があります。

 

金融機関側に立った計画になると

いかに多くの借入金を回収できるかしか考えない再建計画になります。

金融機関は、極大回収が基本的な考え方だからです。

 

殆ど金融機関の再建計画は、うまく行っていません。

それは金融機関は、管理強化しかできないからです。

現場で経営をしたことが無いからです。

 

真の再生とは、経営者の立場に立ったものでなくてはならない。

私はいつも言うのですが、 綺麗な事業計画なんて必要ない。

社長が考え抜いて、これしかないと思う計画を 落とし込むべきです。

 

その計画書に社長の命を吹き込むことが大切です。

人任せの経営改善計画書なんて、絵に描いた餅でしかない。

社長が悩み抜いて決断した計画だから、 自分が責任もって、

その計画を実行できるのだと確信してます。

 

私の方針は、私がその社長の立場になって、

いかに会社を運営していけばいいかを考えることです。

その社長と同じ次元で、同じ思いで、苦難に立ち向かっていくことです。

 

そのためにも私が掲げる3つの柱が経営者には必要です。

『己を知る・己を研く・己を守る』

 

危機管理の力を高め、実践力を向上させるための 『絶対に潰れないNO1企業になるための実践経営塾セミナー』 を開催します。

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是非、実践形式で、私が培ってきた中小企業経営はこうでないとダメと言う真髄を 学んで頂きます。

事業経営そして事業再生において、事業を発展させ継続していかねばならない。

そのためには、3つの柱が必要です。

1、己を知るーー己を知る方法を学び、真の姿を知り強み弱みを明確化する。

2、己を研くーースキルアップし、競合他社や時代に押しつぶされないようにする。

3、己を守るーー会社と家族を守る術を身に付ける。

この3つを切り口に実践的なセミナーを開催します。

初回は、出来るだけ少ない人数で5月31日(土)から 開催したいと考えています。

ご興味のある方は、ご連絡ください。

■今回は、出版前の特別価格で半額です。27万が今回のみ13,5万です。    5/31,6/14,6/28,7/12,7/26                          電話  03-6261-3080                                                                                   メール info@jlifesupport.com

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◆◆編集後記◆◆

地域NO1の企業に成長させた実績、140億も借りた経験 そして、

そこから自力再生した経験を活かし、 少しでも役に立てればと思っています。

 

何を知っておくべきか?

どんなスキルが必要か?

どう考える力を身に付けるか?

など会社を守り、発展させる経営力を養ってほしい。

 

そのためにも『絶対に潰れないNO1企業になるための実践経営塾』を 開催しようと思いました。

是非、多くの将来のある事業経営者に参加して欲しい!

普通の経営塾ではなく、自立型経営者になってもらうために とにかく考えてもらう。

そして、決断出来る経営者になってもらいます。

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● 成功のポイント●

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◆『まだ大丈夫、必死になる必要はない、

という時期から準備しておくことが大切なのです。』

多くの人を見ていると、お尻に火がつかないと動かない。

それが間違いだ!という事に早く気が付いてほしい。

 

◆『チャンスは自分から拾いに行くものだ!』

成功する人は、必ず能動的に動き、自分でチャンスを広げている。

目の前のチャンスをつかみ切れないで、逃げていてはダメだ!

やってみないとわからない。

 

◆『決断力のなさが、後の大きな損失を招く』

決断し、前に進めばいい。失敗すれば修正すればいいだけ。

決断できず問題を放置する罪の大きさを知らないといけない。

 

◆◆◆最悪の状態を予測し、最高の準備をしておくこと◆◆◆

*再生には、確かな戦略と準備期間が必要です。

だから、勇気ある一歩を早く踏み出すことが大切なのです。                                                                                        株式会社 Jライフサポート 三條慶八

 

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