コラム

負債140億の会社を自力再生した経営者だから言える!事業(再生)における銀行融資について!

先日、本田健さんの話を聞く機会がありました。

人生ワクワクすることをしなさいと。

 

なるほど人生そうだよなあ!と納得しました。

自分の人生を振り返ると、

ワクワクではなく、ハラハラドキドキの 人生だった。

 

職業の選択も与えられず、

嫌でしょうがなかった親の仕事も 支える家族のために、

自分を殺して 必死に働いた人生。

 

阪神淡路大震災後、

140億の債務を抱える倒産寸前の会社を 親兄弟家族のためにも

何とかしなきゃと もがき苦しみながら自力再生した。

 

でも、長い長いまわり道のお蔭で

今があるのかもしれません。

 

職業の選択も与えられず、

嫌でしょうがなかった親の仕事も 支える家族のために、

自分を殺して 必死に働いた人生。

 

そして、阪神淡路大震災後、 140億の債務を抱える会社を自力再生して、

親兄弟家族のためにも何とかしなきゃと もがき苦しんで生きてきた。

 

歪んだ人生を歩んできたせいか? 10代後半から自分が幸せになるのが怖かった。

また、幸せになれない身分だと思い込んでいた。

 

今は解放されて、自分の人生を歩んでいます。

相談に来られる人たちが少しでも 良くなり、明るく、笑顔を取り戻してくれたら、

すごくうれしいくなります。

 

私がワクワクするのは、

人のために役立ち、 喜んでもらえることなのかもしれません。

 

そういう意味では、 やっと天職に付けたのかも!

 

借金の苦しみ、お金の苦しみほど身体に悪いものは無いと 思います。

私は、140億の呪縛から解放され完全復活しましたが、

身体が蝕まれていて、身体がボロボロになり倒れました。

 

療養中にベットの中で、悩んだ末、

最後の仕事と思い、この仕事1つに絞りました。

 

中小企業経営者を助け、 再チャレンジできる社会に変えたい!

 

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◆  銀行借り入れについて

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先日、よく140億も借入出来たね!

それだけでもすごいことだよ! と言われました。

昔の事を思い出してみました。

 

大学時代から親父の会社に入社し、

銀行交渉もしていた(実際はさせられてた) ので、

生きていくための術として 自然と身に着いたのかもしれません。

 

何も教えてくれない、

いつも怒りまくっていた親父でしたから、

本当に苦労はしました。

 

この事業で、この土地購入代金とビル建築費で

いくら必要だから銀行で借りれ来い! それだけでした。

 

そんな横暴な親父に対して、 いつかはこの会社を辞めてやる。

そんなことばかり考えていた。

 

しかし、育ててもらった恩は キチンと返してからではないといけないと

そのことだけはいつも思っていた。 (変な親子関係ですが)

 

そんな父だからこそ、 絶対に俺の実力を認めてさせてやる!

との強い反骨心で臨んでいました。

だから父親に「この仕事が、出来なかった!」 と言いたくなかった。

 

そのお蔭で成長も出来たのかもしれません。

 

初めは銀行からお金を借りるのは、 本当に苦労しました。

現役の大学生に何の知識もない訳ですから。

経理の人にも教わりました。

若かったので、逆にポイントは 銀行員が教えてくれました。

 

当初はいくら借入するための書類を書いても 全く理解もしてくれず、差し戻されてばかりでした。

借入申請をしても、借入しやすい時期があることがわかりました。

一年中いつでも稟議が通る訳でもない。

貸出の予算もある訳ですから、3月や9月に急に言っても無理なのだ。

3~4か月前から布石をうって、予算に入れてもらう様に 下交渉しました。

 

一番困ったのは、銀行員がすべての業種や業界に精通している訳でない事。

つまり、いくら書面を提出しても、理解してもらえなければダメだという事。

 

また、担当者が理解しても、

支店長そして本部の人間に 理解してもらわないと稟議は通らないと言う事でした。

 

不動産賃貸事業で大きく発展し、他を圧倒し、

地域一番になれたのも 他社が考えなかったやり方をしたからです。

しかし、当初は理解してもらえず、大変でした。

 

1つ成功すると、他行が必死になって、借りてくださいと会社に来る。

冒険をしない、前例主義の、責任取りたくない保守的な銀行体質を 嫌と言うほど肌で感じました。

 

大企業には目をつぶって無担保で貸し出すのに、 中小企業には厳しいです。

 

金融機関が一番気にしているのは、 貸したお金がちゃんと返済されるかどうか?です。

だから、そこをキチンと納得させる事が一番力を注ぎました。

 

借入する時のポイントは

 

1、借入の時期を考え、下交渉をしておくこと

2、事業内容をわかり易くしておくこと

3、貸したお金がどの期間できちんと返せる計画書を作成すること

 

貸す立場になって、自分の書類を読み直してください。 そうするともっといいものになるはずです。

 

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■■リスケの交渉について■■

 

モラトリアム法案が廃案になり、再まき直し交渉をされている方がいらっしゃると思います。

経験上、一番先にリスケの交渉をするのは、借入が多い所から必ずしてください。

 

すべてに同意してもらうのが前提ですから、順番を間違えて交渉をしないでください。

金融機関はプライドが高いので、順番を間違えると、

「何故、当行を差し置いて~~」 となります。気を付けてください。

 

いつも言うのですが、リスケするのはいいですが、

リスケ後の事を考え、リスケ中に何をするか?が

その後の会社にとって重要になります。

 

■■■編集後記■■■

 

その1

 

本田健著「ワクワクすることが、人生にお金をつれてくる!」 (フォレスト出版)

と言う本を、話を聞いた後に読みました。

とても元気になります。

 

140億で苦しんでいる時も、元気にさせてくれる本を読んで、

少しでも自分に元気を与えようと必死になっていたことを 思い出しながら読みました。

 

その2

 

神戸の友人でインド人(マハラジャなんです!)がいます。

その友人が昔、私に言ったことが、今でも忘れられません。

 

「日本の銀行は外人に甘いなあ!他国なら暴動が起こる!」と。

どういう意味かと聞くと、自国民には担保担保とうるさく、 なかなか貸さない。

 

しかし、俺たち外人には外国の銀行と競争だから 無担保でど~んと低金利でお金を貸すと言っていた。

自分たちの国民が一生懸命貯めたお金を何故?外人に優遇して 貸すのか?俺には分からないと、

不思議がっていました。

 

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● 成功のポイント●

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◆『まだ大丈夫、必死になる必要はない、

という時期から準備しておくことが大切なのです。』

多くの人を見ていると、お尻に火がつかないと動かない。

それが間違いだ!という事に早く気が付いてほしい。

 

◆『チャンスは自分から拾いに行くものだ!』

成功する人は、必ず能動的に動き、自分でチャンスを広げている。

目の前のチャンスをつかみ切れないで、逃げていてはダメだ!

やってみないとわからない。

 

◆『決断力のなさが、後の大きな損失を招く』

決断し、前に進めばいい。失敗すれば修正すればいいだけ。

決断できず問題を放置する罪の大きさを知らないといけない。

 

◆◆◆最悪の状態を予測し、最高の準備をしておくこと◆◆◆

*再生には、確かな戦略と準備期間が必要です。

だから、勇気ある一歩を早く踏み出すことが大切なのです。

 

株式会社 Jライフサポート

三條慶八

 

 

 

 

三條慶八の本