コラム

事業再生と事業の賞味期限問題について

4月になりました。

今日から消費税8%です。

消費税値上げになると、必ず中小企業にしわ寄せがくる。

間違いのない事実です。

 

私の知り合いの会社も無言のプレッシャーを掛けられ、

困惑している企業もあります。

結局、今後の商売を考えると泣き寝入り。

 

だから、立場の弱い中小企業は、

自分で自分を守る術を身に付けないと

いけないと実感します。

 

 

 

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◆  事業の賞味期限と事業再生のあり方

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昔と違い、時代の流れがすごく早くなりました。

まだ20年前なら、3年、5年前に絶好調の会社が

急激に大赤字になるとか、倒産の危機を迎えるなんて

恐らくなかったはずです。

しかし、今の時代では、当たり前の様に起こっている。

 

IT化が進み、すべてにおいて情報の共有化が進み、

一気に流れが変わってしまうことがあります。

 

ゲーム業界も凄いですね。

あの任天堂なんて大赤字。

私の世代なら、絶対的地位を築いた会社で

任天堂が衰退するなんて想像もしてなかったことです。

 

そして、横浜ベイスターズのオーナーであるDNAは、

球団買収のころは、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。

スマホのゲーム業界でトップに君臨していたはずが、

今ではガンボーが抜きん出てる。

 

朝、電車に乗っていると、若い男女、そして、60以上の方まで

スマホでゲームをしながら、通勤している姿を見ます。

スマホの様にいつでもどこでも出来るなら、

テレビの前でゲームもしなくなりますね。

 

このような時代を見ていると、1つの事業の賞味期限が

3年以下になったような気がします。

企業も常に変革を繰り返さないとすぐに賞味期限になる。

 

事業再生においても、いくら債務圧縮しても

事業そのもが価値がないと意味がなくなってしまう。

 

ですから、事業の優位性(価値)を持たせることを考え、

事業の将来性を見出し、創意工夫をしていく努力

をしています。

 

経営者と共に、事業発展の目標図を描き、

事業再生を図る必要性をすごく感じています。

 

杓子定規にマニュアル的に事業再生をしても

通用しない時代に来ました。

経営者目線で、事業再生をしないと困難な時代に

入ったと思っています。

 

今までの常識にとらわれていたら、全く通用しない。

 

どうしてその事業をしているのか?

何を得るためにその事業をしているのか?

誰のためにその事業をしているのか?

 

事業の目標と目的が大切です。

 

 

▼事業計画書作成のポイント

 

事業計画書をパワーポイントで綺麗に作成して

いる方も多いです。しかし、綺麗だから融資が

OKとは限りません。

 

その計画書がどこまで真剣に

突き詰められたもので、

心こもった計画書であるかどうか

が一番大切です。

 

金融機関は、貸し手側だと言うことを

認識して、作成する必要があります。

 

 

 

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● 成功のポイント●

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◆『まだ大丈夫、必死になる必要はない、

という時期から準備しておくことが大切なのです。』

 

多くの人を見ていると、お尻に火がつかないと動かない。

それが間違いだ!という事に早く気が付いてほしい。

◆『チャンスは自分から拾いに行くものだ!』

 

成功する人は、必ず能動的に動き、自分でチャンスを広げている。

目の前のチャンスをつかみ切れないで、逃げていてはダメだ!

やってみないとわからない。

 

◆『決断力のなさが、後の大きな損失を招く』

 

決断し、前に進めばいい。失敗すれば修正すればいいだけ。

決断できず問題を放置する罪の大きさを知らないといけない。

 

 

◆◆◆最悪の状態を予測し、最高の準備をしておくこと◆◆◆

 

 

*再生には、確かな戦略と準備期間が必要です。

だから、勇気ある一歩を早く踏み出すことが大切なのです。

 

株式会社 Jライフサポート

三條慶八

 

 

 

 

 

三條慶八の本