金融機関からの管理が、真の事業再生を阻む!

 

ある企業を見て思いましたが、経営不振になると、

金融機関からの圧力で、会社の管理ばかり目をやっている。

確かに、経費や在庫や発注ミスによる無駄はあります。

あまりにも経費節減や人件費削減などを行ってばかりいると

会社全体の士気が下がります。

 

私も経験上、会社が苦しくなると金融機関から

経費削減やリストラを強要されました。

自分自身で危機感を持って経営していた訳で、

それまでに十二分な策を講じていました。

 

自分なりのバランス感覚を持って商売をしていました。

金融機関から色々言われましたが、

私の意見に理解を求め、押し通しました。

結局、倒産するのも、自らの責任ですから。

どうせ責任を取るなら、後悔の無い、

決断を下したかった。

 

しかし、金融機関にしたら、経営全般を見ているのでなく、

数字だけ見て、金融機関本店に対して、

何とか体裁を整えようとします。

 

つまり、会社を救おうと言うより、

自分たちの保身策として行っている場合が多い。

それに負けない、自信を持って、

ぶれない信念を持って臨んでほしい。

 

過剰債務も問題ですが、売り上げや収益が

予定通りいかなかったから現在がある訳です。

経験上、債務圧縮と営業力強化の両者を見据えて、

再生を図るのが正しいやり方だと考えています。

 

現状の営業力、つまり今の収益構造では、

債務が重くのしかかっているから、

将来に『不安』を感じるのです。

だから、会社と家族へのリスクヘッジを図り

真の再生を考えていかなければならない。

 

3年そして5年先に、会社の収益構造が改善しない限り

会社の将来はない訳です。

 

根本的な問題を解決しない限り、

一時しのぎの延命策でしかない。

 

金融機関は、極大回収が基本ですから、

資産でも収益のいいものから売却して、債権の回収を急ぎます。

大企業の再生を見ているとまさしくその手法をとっています。

 

成功している場合もありますが、

結局は資本関係が変わってしまっている場合が多い。

何故なら、優良資産を売却して、体力を弱体化して

粘って、攻める経営が出来るわけがない。

 

大企業は、資金力により、V字回復出来ますが、

中小企業は、緩やかなL字回復しかできない。

何故なら、急激な事業転換やリストラなどは、

どうしても資金が必要だからです。

 

中小企業で、管理強化して、復活した企業はありません。

原因が営業不振なわけですから。

その根本を正さない限り、本当の再生は出来ない。

 

再生を考えるときに、2つのことを常に考えます。

会社の過剰債務を削減することも必要だが、

それと同時に、会社の営業力を向上する策を

考えなければならない。

 

何故なら、お手伝いさせていただいた企業が

発展してもらわないと使命を果たしてないからです。

一時しのぎの再生では意味がないからです。

 

 

 

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● 成功のポイント●

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◆『まだ大丈夫、必死になる必要はない、

という時期から準備しておくことが大切なのです。』

 

多くの人を見ていると、お尻に火がつかないと動かない。

それが間違いだ!という事に早く気が付いてほしい。

◆『チャンスは自分から拾いに行くものだ!』

 

成功する人は、必ず能動的に動き、自分でチャンスを広げている。

目の前のチャンスをつかみ切れないで、逃げていてはダメだ!

やってみないとわからない。

 

◆『決断力のなさが、後の大きな損失を招く』

 

決断し、前に進めばいい。失敗すれば修正すればいいだけ。

決断できず問題を放置する罪の大きさを知らないといけない。

 

再生には、確かな戦略と準備期間が必要なのです。

だから、勇気ある一歩を早く踏み出すことが大切なのです。

ちょっとしたアドバイスで、人生が大きく違ってきます。

私の体験を通して得たこと【知らないと損をする情報】を伝授していきたい。

 

株式会社 Jライフサポート 三條慶八

 

 

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