廃業が多くなってきているのは、高齢化と後継者がいないこと。
私の周りの2世3世は、ほとんど自分の息子に商売を継がせようとはしない。
その理由は、これほど世の中の流れが速く、価格競争が激しく、昔のように利益が上がらない。息子に借金を背負わせ、事業を継がせるメリットより、リスクのほうが大きいと思っているからである。
まだ、借入が残らず、廃業できるひとはいい。廃業しようにも、借金が残って、廃業できない高齢者の経営者も多い。その縮図として、商店街や市場を見ればわかる。戦後を支えてきた高齢の経営者が悲鳴を上げている。
IT化が進み、商売のやり方が変わってきたのは事実。しかし、今の日本を作ってきた人たちへの敬意をこめて、生かし方があるはずだと思っている。子供のころお世話になった商店街や市場のさびれた姿を見ると悲しくなります。
では、起業するにも日本は、まだまだ直接金融の借入をしない資金調達が出来ない現状がある。
補助金・保証協会付けとか資金を調達するのに、様々な規制があり、思うようにいかないのが現状です。日本が、もっと起業しやすく、そして、廃業しやすい社会になればと願っています。
それには、日本の融資制度を変え、保証人制度を見直さない限り無理のような気がしまう。何故なら、140億の負債を自力再生した体験から、廃業し、新たな挑戦をしようにも、個人保証という大きな壁に阻まれ、もがき苦しみ最後には、命果てるようになってしまう。
だから、真の際チャレンジ社会の構築が欠かせないのだ!
株式会社 Jライフサポート
三條 慶八