コラム

負債140億の会社を自力再生した経営者だから言える!『事業再生の近道は、信用にあり!』

再生に必要なものに『3つの信用』があります。 その3つの信用とは、    ①個人の信用    ②会社の信用    ③地域での信用           以上です。

①個人の信用がないと、恐らく今後協力者も現れず、事業を再生したとしても、その後事業を維持・発展させることが出来なくなる。

②会社の信用とは、取引先に対して今までどうだったか?が問われるところです。いくら、会社を再生しても、取引先がついてきてくれないと、次に進むことはできません。

③地域での信用とは、その地域において絶大なる信用があれば、金融機関もむやみに倒産に追い込みません。金融機関というのは、責任を問われるのが一番嫌ですから、自分の銀行がこの会社を倒産に追い込んだといわれるのを恐れます。

以上のようなことを鑑みると、信用はお金で買えない大切なものであることがわかっていただいたかと思います。

そして、一番再生に必要なことは、金融機関の協力です。 協力なしには、うまくいかないし、時間もかかってしまう。

再生会社が、よく第二会社方式にして、会社分割や事業譲渡すれば、すべての会社は救われるような事を書いています。 経験者から言わしてもらうと、そんなことはないと断言しておきます。

そこまで行くのが一番大変な作業なのです。 金融機関を無視したそのような再生を試み、後に詐害行為だとして、金融機関から訴えられていることが非常に多いので、気を付けてほしい。

だから、再生には、確かな戦略と準備期間が必要なのです。

 

                             株式会社 Jライフサポート  三條慶八

 

三條慶八の本