コラム

負債140億の会社を自力再生した経営者が語る!『事業再生におけるリスケの盲点とは?』

モラトリアム法案が、廃案になりその後対策をどうしていいか?わからないと困っている方が多いようです。うまく交渉すれば、継続的にリスケを勝ち取ることも出来るでしょう。 しかし、今までの金融機関との関係性が大きく左右することを知っておいてほしいです。

リスケの継続を断られたら、何かそこに至る原因がある訳です。 そこを克服しない限り、問題は解決しません。

相談を受けた方の中で、資産を売却して、借り入れも返済するから、事業を立て直すまでリスケをお願いしたのに、受け付けてもらえませんでした。色々聞いていると、金融機関との関係は非常に悪く、金融機関との約束も守ってこなかった経緯がありました。

その金融機関は、その担保物件の担保も外さないと言い出していました。普通から考えると貸付金が回収できる訳だから了解するところをしない。根の深い理解しあえない関係になっていました。私から言わせると金融機関からの嫌がらせですね。

いつも言うのですが、再生には金融機関の理解がないと難しい局面が多くなります。金融機関との関係性が大切さをわかってほしいと思っています。

リスケは、リスケの間に何をするかが大切ですが、金融機関への支払いが元金充当になってないか?をチェックしておく必要もあります。

私の知り合いでも、知らない間に元金充当になっており、急に法定期手段に出てこられ、倒産に追い込まれました。

3か月間金利支払いをしなければ、期限の利益を喪失し、金融機関は法的処置が堂々と取れます。

常に、リスクを読み取り、ヘッジしていくかが大切なのです。

ちょっとしたアドバイスで、人生が大きく違ってきます。 私の体験を通して得たこと【知らないと損をする情報】を伝授していきたい。

 

株式会社 Jライフサポート 三條慶八

 

 

三條慶八の本